●2010年5月分
中国杭州市で26〜29日に開催された第31回世界アマチュア囲碁選手権戦(国際囲碁連盟など主催)で、日本代表の札幌市、会社員佐藤洋平さん(29)が6勝2敗の成績で8位入賞を果たした。選手権には60カ国・地域の代表60選手が出場。優勝は8戦全勝の韓国代表・宋弘錫(ソン・ホンソク)さん(22)だった。韓国の優勝は5回目。
(朝日 2010.5.30)
2010年5月22日、数学者であり、懐疑論者であり、手品師であったマーチン・ガードナー氏が逝去。95歳。氏は、科学、擬似科学批判、数学、パズル、パラドックス、手品などで多くの著作を残した。
(朝日 2010.5.27)
タカラトミーは、不動産売買で富豪を目指すボードゲーム「モノポリー」のカード版「モノポリーディール」を7月15日に発売する。ボードやサイコロがいらず、簡単なルール設定で、4人だと15分程度遊べる。米国では昨夏の発売以来、約600万セットを販売した。希望小売価格は税込み714円。
(朝日 2010.5.27)
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(作:荒木飛呂彦)。同作は登場キャラクターによる名セリフの数々も魅力のひとつだが、その名セリフを百人一首にした「ジョジョの奇妙な百人一首 世界(ザ・ワールド)〜第1〜7部総集編〜」を、バンダイが限定受注生産で販売する。予約はネット通販サイト「プレミアムバンダイ」(http://p-bandai.jp/)で、6月1日12時から8月2日12時まで受付(商品到着は10月下旬予定)。価格は7,777円(税込み/送料・手数料別途必要)。今回は“総集編”“完全版”と銘打ち、第1部〜第7部のすべての作品から100種類の名セリフを厳選、読み句として収録している。
(ナリナリドットコム 2010.5.27)
アメリカのRescueTimeが48時間限定公開されたGoogleの"遊べるパックマンロゴ"の影響を発表。平均的なGoogleユーザーは1日に4分半近くをGoogleでの検索作業に費やし、約22ページを閲覧する。1ページあたりの時間投資は約11秒である。今回、無作為に選択したRescueTimeユーザー11000人を調査したところ、パックマンロゴが米国で登場した5月21日に平均的なユーザーがGoogle.comに費やした時間が36秒長かった。さらにGoogleがパックマンロゴを掲出した期間前後のトラフィックやユーザーの利用動向の変化を分析した結果、Google.comのパックマンロゴに人々が費やした時間を481万9352時間と推測した。平均的なGoogleユーザーの1時間あたりの人件費(平均賃金の1.3倍〜2倍)を25ドルとして、パックマンロゴに費やされた時間をUSドルで表すと1億2048万3800ドルになる。これはGoogle社員1万9835人を6週間雇用できる金額だという。なおRescueTime創設者のTony Wright氏は、パックマンロゴで遊んだGoogle.comユーザーは25%程度で、3/4のユーザーはプレイできることに気づかなかったと見ている。
(マイコミジャーナル 2010.5.27)
独立行政法人・国立青少年教育振興機構が、「子ども時代に自然に触れたり、子ども同士で遊んだりした体験が豊かなほど学歴が高く、大人になってからの収入も多い」という調査結果を発表した。調査に携わった千葉大学の明石要一教授(教育社会学)は「遊びは仲間うちのルールづくりなどを通じて人とつきあう力や意思決定力を育てる。自然に触れて驚けば、『なぜ』という疑問を呼んで探求心や好奇心を育てる。そうした体験が学力などに結びついているのではないか」と分析している。調査は昨年11月、20〜60代の計5千人にインターネットを通じて実施した。「海や川で泳ぐ」「かくれんぼや缶けりで遊ぶ」「弱い者いじめやケンカを注意したり、やめさせたりする」といった子ども時代の体験について、「何度もある」2点、「少しある」1点、「ほとんどない」0点という具合に点数化した。その結果、点数の上位層は大学・大学院卒が50.4%と過半数を占め、中位層では48.6%、下位層では45.4%と徐々に割合が下がった。現在の年収との関係をみると、「750万〜1千万円」「1千万円以上」を合わせた割合は、上位層の16.4%に対し、中位層12.7%、下位層11.0%だった。
(朝日 2010.5.25)
バンダイナムコゲームスは24日、学校図書(東京・品川)と共同でゲーム感覚を取り入れた小学校向け教科書を制作したと発表した。算数では生徒が問題をクリアする冒険を体験するほか、国語では漢字の意味を挿絵を交えて説明するなど、ゲームの要素を取り入れた。2011年度用の教科書として28冊を販売する。ゲームなどエンターテインメント企業が教科書制作にかかわるのは初めてという。国語12冊、算数12冊(別冊含む)、理科4冊の巻頭・巻末部分を学校図書と制作した。例えば、算数では島を冒険しながら問題を解いていく設定。正解すると鍵が手に入り、最終的には宝物を集める物語になっている。別の項目では学年ごとにキャラクターが成長する絵も入れた。国語では漢字の意味を言葉だけでなく、動物の動作を使って説明。理科では3年〜6年生の4年間を通して学ぶ内容を色鮮やかな挿絵で一目で分かるようにした。
(日経 2010.5.24)
日本囲碁界の最年少プロ棋士で故藤沢秀行名誉棋聖の孫、小学6年生の藤沢里菜初段(11)が24日、初の公式対局に臨んだ。強気の勝負に出たが敗れ、「少し悔しかった」と話した。東京の日本棋院であった第20期竜星戦予選で、堀本満成二段(20)と対戦。黒番の藤沢初段は攻めっ気たっぷりの強手を繰り出して戦ったが、堀本二段に逆襲され、最後は一方的になった。
(朝日 2010.5.24)
将棋の現役最高齢棋士、有吉道夫九段(74)が24日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第36期棋王戦予選トーナメントで矢倉規広六段(35)に敗北。日本将棋連盟の規定により同日付で引退した。通算成績は1088勝1002敗。有吉九段は今年2月2日の名人戦順位戦で敗退、C級2組からフリークラスへ降級が決定。同クラスの65歳定年制により、引退が確定した。その後も他の棋戦で勝ち現役を続行。引退期日を「引退が決まった年度末」とする連盟の規定を「最終対局日」に変更させる契機となった。24日の対局後、有吉九段は「最後まで頑張るという思いでやってきた。今はやり切ったという気持ち」と語った。
(毎日 2010.5.25)
米グーグルは2010年5月23日(米国時間)、5月22日および23日に限定公開したテレビゲーム「パックマン」のロゴを、今後も公開することを明らかにした。同ロゴは、世界初の「遊べるホリデーロゴ」だという。検索サイト「Google」のWebページには、各種の記念日に応じて、それにちなんだデザインのロゴ(ホリデーロゴ)が表示される。5月22日に公開されたのは、パックマンの生誕30周年を祝うロゴ。パックマンは1980年5月22日に公開された日本発のテレビゲーム。世界中で大ヒットした。
(IT PRO 2010.5.23)
5月26日から中国杭州市で開かれる第31回世界アマチュア囲碁選手権戦(中国棋院、国際囲碁連盟主催)で、ドーピング検査が行われることが分かった。囲碁は11月に中国で開かれるスポーツのアジア大会で正式種目に採用されており、これに先駆けての検査実施だ。囲碁の世界大会では初の試みとなる。
(朝日 2010.5.23)
日本将棋連盟の米長邦雄会長は21日、川端達夫文部科学相と原口一博総務相に、将棋界の発展に尽力したとして、アマチュア五段の免状を授与した。同連盟によると、アマチュア五段は県代表を上回るレベルに相当するという。川端文科相は「名誉なこと」と喜んだ後、名人戦について米長会長と語り合った。原口総務相は免状を手にすると「部屋に飾ります」と話した。
(毎日 2010.5.21)
囲碁の石田芳夫九段(二十四世本因坊秀芳)(61)は20日、東京都千代田区の日本棋院で行われた第59期王座戦予選Bで三王裕孝九段に勝ち、史上11人目の公式戦通算1000勝(604敗)を達成した。
(毎日 2010.5.20)
タカラトミーは「人生ゲーム」のシリーズ第47作「人生ゲーム ドリームチェンジ」を発売。改革と希望をキーワードに、人生を好転させる「CHANGE」がテーマで、ゲームの盤面は4分割され、裏返して遊ぶことも可。裏面には、現実では味わえない夢のような人生が待っている。発売を記念して、「人生ゲーム ドリームチェンジバスツアー」を2010年6月26日・27日の1泊2日で実施する。抽選で10組20人に当たるスペシャルツアーとなっており、申し込み締め切りは5月31日まで。バスツアーは、「運」によってツアー行程が豪華なものに「好転」する仕組みをとり、旅の最中に待ち構えているポイントで、ルーレットが「運命」を決定。「人生ゲーム」の楽しさを疑似体験できる趣向となっている。参加資格は小学生とその保護者によるペアで、行き先は静岡県伊豆エリアを予定している。
(MSN 2010.5.19)
将棋の名人戦第4局が福岡市で行われ、羽生善治名人が、三浦弘行八段を破り、名人のタイトルを防衛。
羽生名人に三浦八段が挑戦した第68期名人戦七番勝負は、羽生さんが第1局から3連勝して、18日からは福岡市内の会場で第4局が行われました。対局は、双方が固く守って持久戦となりましたが、羽生さんが終盤、優勢に進め、19日午後9時53分、163手で三浦さんが投了し、羽生さんが勝ちました。羽生さんは、これで4勝0敗として、おととし奪い返した名人のタイトル3連覇を果たし、通算では7期目の名人獲得を決めた。
(朝日 2010.5.19)
任天堂はマジコン販売サイト「NXPGAME」に対する訴訟を起こしました。任天堂のプレスリリースによれば、同サイトは任天堂からの要請に従い一度は閉鎖されたものの、異なるアドレスで復活してマジコン販売を継続したとのこと。「NXPGAME」のオーナーは複数のウェブサイトを使ってマジコンを販売、そのうちの一つでは任天堂の登録商標を無断で使用しており、こちらも著作権侵害に相当するとされています。『BIT.TRIP BEAT』などのWiiウェアで知られるGaijin GamesのCEOであるAlex Neuse氏は同プレスリリースにおいて、自社製品のコピー率が70%を越えているとコメント。ニンテンドーDSだけでなくWiiウェアでも不正コピーが行われているとの見解を明らかにしています。
(INSIDE 2010.5.17)
プロとの勝負で合否を決める関西棋院の「試験碁」で1月18日、北京出身の黎ティン(り・てぃん、ティンは女へんに亭)さん(29)が定先でプロに勝ち、合格した。昨年4月に始まったこの制度で、女性の合格者は初。3月1日付で同棋院の研修棋士初段になる。5月14日には囲碁の前アマ名人の尹春浩(ユン・チュンホ)さん(28)が合格し、7月1日付で同棋院のプロ棋士となることが決まった。今月11、14両日のプロとのハンディ戦で2連勝した。
(朝日 2010.5.15)
将棋の人気女流棋士だった林葉直子さん(42)が、日本女子プロ将棋協会の公認棋戦「日レスインビテーションカップ」に主催者特別推薦選手として出場することが発表された。林葉さんは1995年に日本将棋連盟を退会しており、15年ぶりのプロ棋戦参加となる。林葉さんは11歳で女流アマ名人戦に優勝、プロ入り後は女流名人位などタイトルを通算15期獲得したが、失踪騒ぎなどを起こして将棋界を離れていた。
(読売 2010.5.14)
元アマ世界王者で、医学部卒ながら医師の道を選ばず2001年に28歳で関西棋院のプロとなった異色の棋士・坂井秀至七段(37)が6日、第35期碁聖戦の挑戦者決定戦で山下敬吾天元(31)に白番中押し勝ちし、張栩碁聖(30)への挑戦権を獲得した。坂井の七大タイトル戦の挑戦は初めて。五番勝負は6月24日、仙台市で開幕する。現在、名人戦リーグ6期連続在籍中の坂井は、2000年に世界アマチュア囲碁選手権戦で優勝。京都大医学部出身で、2001年春に医師国家試験に合格したが、最終的に棋士になる道を選んだ。
(朝日 2010.5. 8)
東京メトロで使える携帯ゲーム“コロプラ”専用の1日乗車券。GW中、毎日1000枚弱が飛ぶように売れ、地下鉄の駅を“新名所”にまで押し上げた“おばけ乗車券”だ。携帯電話の位置ゲーム「コロニーな生活☆PLUS」(通称コロプラ)が、4月から東京メトロと連動して行っているキャンペーン「東京再発見! 食べつくし位置ゲーの旅」。179ある東京メトロの駅で位置登録をし仮想の「食材」をゲットし、集めた食材を使って「料理人」に江戸グルメを作ってもらうというものだが、この「料理人」を招集するのに必要なのが「コロプラ☆専用一日乗車券」(710円)なのだ。「4月から企画がスタートしていますが、専用1日乗車券の総販売枚数は約2万枚(5月12日現在)です。GW中は、初日2000枚からスタートして連日1000枚弱が売れるほど、大変な好調ぶりでした」とは、ゲームを運営する「コロプラ」の代表・馬場功淳氏。しかもバカ売れしたのは、1日乗車券だけではない。同キャンペーンの影響で、関東一円のローソンで発売されていた「コロプラ公式ガイドブック」も品切れ続出だった。
(東京ウォーカー 2010.5.12)
山梨県甲府市の甲州印伝製造販売「印傳(いんでん)の山本」が、若者に人気の携帯電話ゲーム「コロプラ」の提携店になり、伝統工芸の印伝を組み合わせた携帯ストラップやがま口財布などの関連商品を開発し、店頭売り上げを従来の5倍以上に伸ばしている。提携店で買い物をすると、ゲームの中でも同じ商品を買える仕組みで、店にはゲーム愛好者が大勢訪れている。運営会社のコロプラは昨年6月から全国の老舗店と提携を始め、印傳の山本は同7月に提携店となった。コロプラの愛好者だった取締役の山本裕輔さん(27)が「購買年齢層が高い甲州印伝の商品に、若い人の注目も集まるはず」と申請した。全国の提携店は10日時点で55店あり、県内では1店だけだ。提携店で商品を買うと、購入金額に応じて「コロカ」と呼ばれるカードをもらえる。コロカに書かれた番号を入力すると、ゲーム内でも同じ商品が手に入る仕組みで、現実と仮想空間を結びつけたことが人気を呼んでいる。提携店になった直後から、首都圏を中心に全国から20〜30歳代の若い来店者が急増。コロカは1000円分、2000円分、5000円分の3種類があるため、すべて手に入れようと高額の買い物をする客も多い。
(読売 2010.5.11)
この時期恒例の第20回コンピュータ将棋選手権大会が開催された。8本のソフト総当りによる決勝の末、優勝は6勝1敗の激指で4回目。準優勝は同じ6勝1敗ながら激指に敗れた習甦。3位は5勝2敗のGPS将棋だった。
(協会サイト 2010.5.6)
6日に発表した任天堂の2010年3月期の連結決算で、純利益が前の期比18%減の2286億円と、6期ぶり最終減益となった。人気ソフトの不足で、主力の据え置き型ゲーム機「Wii」の販売台数が減少した。携帯電話を通じた無料ゲームが広がるなど競争環境が大きく変化しており、新たな成長戦略が求められている。「Wii」の販売台数は21%減の2053万台、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズも13%減の2711万台にとどまった。それぞれ06年、04年の発売以来初めての減少となった。売上高は前の期比22%減の1兆4343億円。海外売上高比率が84%に達しており、円高も約1100億円の減収要因となった。業績連動型の配当政策に基づき、年間配当は前の期比510円減の930円になる。今期も業績の本格回復は難しく、純利益は13%減の2000億円、売上高は2%減の1兆4000億円と、2期連続の減収減益となる見通しだ。年間配当は100円減の830円を見込む。「Wii」販売は12%減の1800万台、「DS」シリーズは11%増の3000万台を計画している。
(日経 2010.5.6)
ヤフーとディー・エヌ・エー(DeNA)は2010年4月27日、ユーザー同士の交流機能を備えたネットワークゲームである「ソーシャルゲーム」事業を共同展開することで基本合意したと発表。DeNAが携帯電話向けに提供しているソーシャルゲームサイト「モバゲータウン」をパソコン向けに拡充し、Yahoo! Japanのサイト内で「Yahoo!モバゲー」として2010年晩夏をめどに開設する。Yahoo!モバゲーの展開に向け両社は、2010年初夏をめどにゲームソフト開発会社へ専用の開発ツールを提供する。携帯版のモバゲータウンで提供しているゲームをYahoo!モバゲーに移植したり、携帯版のゲームで途中まで遊んだ後にパソコン版の同一ゲームで続きを遊べるようにしたりする。また、ゲーム内課金の決済手段として「Yahoo!ウォレット」を使用可能にする。Yahoo!モバゲーの運営資金はゲーム内課金と広告収入でまかない、売り上げは「両社でシェアするほか、ゲーム開発者にも還元する」(ヤフー代表取締役社長の井上雅博氏)とする。
(日経 2010.4.27)