ゲーム紹介


コリントゲーム

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名称コリントゲーム
概要  手前側に傾いた盤上に釘を打ち、また穴を設け、ここに球を打ち出す遊戯。 球が釘に当たって様々な方向に落ちていくのが面白い。 途中で穴に入るなどの工夫がある。昭和初期に大流行した。

 パチンコの原型と考えられていたが、パチンコは欧米の「ウォールマシン」が原型という説が有力。

 発祥は欧米で、バガテル(Bagatelle)、フォーチュナ(Fortuna)という名称で知られる。 日本には昭和初期に輸入。小林脳行が「コリン」という名称で販売した。 この「コリン」は小林の読み方を変えたものと言われており、また、当時最後に「ト」を付けると流行ると言われたことから「コリントゲ−ム」という名称を付けたと言われている。 実際は、元々フィンランドのユシラ社がバガテルをフォーチュナという名称で発売していたが、これをイギリスで発売するにあたって、コリンスィアン・バガテル(コリント式バガテル)という名称にしたもので、日本で発売する際に下のバガテルが取られ、コリントの方が残ったものと考えられる。コリントの語源としては並んだ釘がコリント式の石柱のようだからという説があるが、ユシラ社がそういう意味でつけたかどうかは定かで無い。
 一見外国での名称のようだが、コリントゲームは日本だけの名前である。  日本では小林脳行に続き、1933年、花山ゲーム研究所(現、ハナヤマ株式会社)がプーレー(Poolette)という名称で発売した。

 最近までハナヤマ株式会社がコリントゲームを販売していた。また自作用ゲームキットなども販売されている。

バガテル

 

日本ではハナヤマ株式会社で発売中

 

雑誌記事(昭和10年代)

    

雑誌表紙(昭和10年代)

*本サイトの内容の無断掲載、転載、引用、複製を禁じます。 (c) Hironori Takahashi
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