日本経済生か死かの選択       書籍link
   リチャードー・クー  徳間書店


今回の不況の主因は企業部門の行動変化にあり、個人部門が主因ではない。 個人部門のこの10年間の消費はほとんどフラットで変化はない。将来に不安を感じて貯蓄を殖やし 消費を押さえているから景気が弱いというのは間違いである。

企業の行動が80年代の利益の最大化から90年代の債務の最小化へシフトすることによって、 一時に比べ年間70兆円にものぼる法人需要が失われ、経済全体が需要不足に陥っている。

将来に不安を感じている人たちが心配しているのは、実は財政赤字などではなく、 自分たちが勤めている会社がバランスシート修復を進める過程で、 どのようなリストラを自分たちに強いてくるかであろう。p.61

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