5月の読書ノート


日暮れ竹河岸
文藝春秋 1996年11月10日発行 1,700円

1997年5月3日

藤沢周平の時代小説はいつ読んでも読後感がよく、 以前から好きで、いままでに4〜5冊くらい読んでいる。 「蝉しぐれ」とか「三屋清左衛門残日録」が特に良かった。 平成6年に書かれた「半生の記」は、 昨年の暮れに読んだように思う。

この本は12の掌編と7つの短編からなっており、 先月の中頃から、細切れ時間を利用して読んできたが、 藤沢さんの本はビジネス書などと違い、 時間に余裕のあるときにゆっくりと読みたい本だ。

藤沢周平さんは、今年の1月26日に亡くなられましたが、 庶民や下級武士の哀感を温かく描いており、 情景の描写力が素晴しいことでも定評がある。 もうすこし剣豪物なども読んでみたい。



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デジタル・ビジネス
日経BP社 1997年4月21日発行 2,200円


1997年5月4日

 副題に「インターネットで成功する方法教えます」とある。 答えは腰帯(?)に書いてある、「超専門化がネットワーク上の ビジネスで成功するカギ」ということのようだ。 昨日から読んでいるが、なかなか説得力がある。

 まだ読んでいる途中だが、ショッピングモールについての記述を読んで、 自分も関係している、
特産品紹介サイトのやり方を変えようと思う。 現実の世界では、ショッピングモールは、 色々な店が寄り集まって物理的な便利さを提供しているが、 電子の世界では近くに店を置く必要など全くない。 『すだち』だけに絞ったほうが良さそうだ。

 本書の要約は digital businessというサイトで インターネット上でも読むことが出来る。 これからは出版もこういう形態が普通になるように思う。 こうすれば、ネット上で参照事項や最新情報をハイパーリンク方式で たどっていくことが出来て便利だ。

なお、本書は自動翻訳したのか、直訳調で非常に読みにくく、誤植も多い。内容は良いのに残念だ。


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