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目次
196.1 はじめに
196.2 実現に向けての活動
(A) 中央電気倶楽部での講演
(B) 気象庁観測部談話会
(C) 国立環境研究所でのセミナー
主な文献

スライド① 気候変動と地球温暖化観測所 近藤純正(東北大学名誉教授) 1.日本の地球温暖化量の正しい評価 気温の補正、気候変化、災害の時代変遷 2.都市化による気温上昇(熱汚染) 新しい災害ー熱中症による死者 年間数百~2千人 3.観測環境の管理ー最近の方法 4.地球温暖化観測所 提案(2月18日改訂) 詳細は「近藤純正ホームページ」を参照 2020年2月25日 10:30-12:00 国立環境研究所 |
スライド② 〇予備知識 気温観測の誤差 |


スライド㊶ 地球温暖化観測所(高精度気温観測所)候補 当初は、周辺環境のよい気象官署(寿都、宮古、深浦、日光、石廊崎、 相川、室戸岬、屋久島、南大東島、与那国島など)の測風塔の利用を 提案したが、直ちに実現することは困難(気象庁) 〇環境研究所 地球環境センター(地上ステーションモニタリング) 根室半島 落石岬 海抜45m 塔55m 樹高数m 1995年10月~ 波照間伊勢崎 海抜10m 塔39m 樹高数m 1993年10月~ 富士北麓 標高約1100m 塔32m 樹高20~25m 2006年1月~ 〇森林総合研究所(フラックス観測ネットワーク) 札幌 標高182m アルミ塔41m 樹高20m 1999年~ 岩手県 安比 標高825m 塔31m 樹高19m 1999年~ 富士北麓 標高1030m アルミ塔31m 標高20m 1999年~ 京都府山城尾根 標高255m アルミ塔26.5m 樹高6~20m 1999年~ 熊本県 山鹿 標高165m アルミ塔51m 樹高10~35m 1999年~ 備考1:埼玉県川越の観測塔では2002年まで観測、のち解体・廃止 備考2:つくば市周辺は首都圏の熱汚染域内にあり、不適 |
スライド㊷ 地球温暖化観測所 予備解析 地球温暖化観測所の条件:周辺環境(地表面の平均的な熱交換速度と 蒸発効率)が今後30年以上の長期にわたり、大きく変化しないと見込 まれる地点 予備解析 (1)現在までに得られている観測塔の気温データ(14~25年間)を 解析し、近藤による気象官署の地上データに各種補正して得られた 地球温暖化量と比較する。 (2)現在の観測塔に設置されている気温計、特に通風筒に及ぼす放射 影響誤差について調べる。 温暖化量を正しく観測するために、精密観測用の気温計を高度10~50mに 設置する方式は、今後10~50年後に世界に広がる、いや広げる必要がある。 それ以後の50年、100年・・・先までの長期観測は気象庁の担当となるであろう。 |
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