みかかこ日記

2003年1月


1/7(火)

 あけましておめでとうございます。って、遅いやんけ。

 年末年始と、いろいろたてこんでました。

 休業日に備えて、医者巡り。通常の薬が欲しいだけなのに、混みまくってます。1日じゃまわれない。
 荷造りもあるし、コミックスの献本もしたいし…(自力発送なんですわ)
 サイン本作りは、まる2日かかりました。
 ああ、お掃除がしたい…。仕事終わってから、まともなお掃除してない。
 12/27 みゆさんから電話が。
 「かわちさん、チラシ送ってくれた?」
 …チラシ…チラシ?
 「サイン会のチラシ作れば、コミケのスペースで配ってあげるって言ったじゃない!」
 作ってません!!
 平謝り。厚意でしてもらうことなのに、煩わせてごめんなさい。(;_;)
 スペースに置いてくれることになっていたサークルさんも、ごめんなさい。ありがとうございました。

 12/28、神戸で開かれた新本格ミステリフェスティバルに、相棒と参加しました。
 惨敗でした。(^_^;
 問題は、東京公演と同じだったそうですが、両方に参加している由香さんが「教えたーい」とむずずしてたのを押しとどめて、相棒と千織さんと(つまり、ゲストにも犯人は知らされてなかったそうで)考えていたのですが、午前2時には、眠さのあまり見知らぬ新人作家殺害の真相などどーでもよくなり(すみません)ぎりぎりまで頭をひねる相棒の横で、いいかげんな回答を書き就寝しました。翌朝、トリックだけ思いつき、相棒の解答用紙に記入してもらったのですが、ふたりとも犯人がまちがってたのね。これじゃダメだ。

 この模様は、サスペリアミステリーに漫画でレポートする予定です。持ち出し取材じゃん。

 12/29 そのまま、我孫子邸にお泊まり。その晩は以前も連れて行ってもらった鯖寿司のおいしいところでお食事。翌日はカニ鍋、大晦日はステーキの大盤振る舞い。スカパー(?)の『ポピー・ザ・ぱフォーマー』のカウントダウンで年越し。
 …で、明け方、食い過ぎで大不調になりました、わたし。
 ステーキの後、お蕎麦をごちそうになりましたとも。その前には、つきたてお餅も食べましたとも。
 元旦朝から、嘔吐と下痢と、午後には8度の熱です。でも夫も同じでした。我孫子さんも微熱出してます。
 「千織さん…食い過ぎだったかも…」
 「え? うちはいつもより少ないよ
 って、でも、我孫子さんも変になってます。
 これは… 風邪ですね。
 前回、我孫子邸にお泊まりしたとき、やっぱり冬で、同じように8度の熱を出したわたしですが、今回は夫婦してやってしまいました。

 時間戻って12/30
 京都市内で、ひさびさにマーミと会う。りきやんさんとも待ち合わせ。京都タワー近くの喫茶店で4時間近く粘る。りきやんさんはなんと椎間板を故障してました。お大事にしてください。大丈夫なんすか、外出なんかして。

 元旦は、上記の理由で寝正月。
 我孫子さんは「おかしいなあ、今日は酒が飲みたい気がしない〜」
 それは本当に具合が悪い証拠です。
 録画しておいた『ラーメンのうまい店99』を観て
 「おかしいなあ、いっこも食べたくならへん」
 それは具合が悪いからです。
 うちの相棒が「あれ、今日も爆笑問題のうまいラーメン屋の番組がある」
 「あ、それ観たら食べたくなるかもな」
 無理かもしれません。

 そんな我孫子さんは、今、囲碁に夢中です。前からたしなむ位はやっていたようですが、アドバンスのヒカルの碁で目覚めたようです。囲碁将棋チャンネルに加入したい衝動を抑えなくてはならないくらい、重症です。はいってしまったら、仕事をしなくなるのが火を見るより明らかだからだそうです。
 今回、ミスフェスに竹本健治さんが参加してたのですが、ふたりして、ものスゴイ嬉しそうにいつまでもいつまでも囲碁の話をしてました。
 それはもう、プチ竹本です。プチ言うな。

 1/2 熱が下がった相棒とおいとま。寝てばっかりいてごめんなさい、我孫子さん千織さん。

 1/3 大事をとって、ふたりして眠っている。

 1/4 大洗濯。お出かけの後は大変です。

 1/5 大掃除。遅々として進まず。

 1/6 相棒は、仕事始めで出社。わたしはサイン本の追加を引き受けたので、それを始める。ああ、年賀状がまだ…


1/16(木)

 13日のサイン会、無事に終わりました。
 予想していたより、ずっと沢山の方にいらしていただいて、とても励みになりました。
 ちゃお時代からの読者さんや、サイン会2回目と言う方々も、声をかけてくれたり、会場でのアンケートに答えてくださいました。
 本当に本当に、ありがとうございました。
 翌日と昨日は、まあまあ元気で、来場してくれた友達や知り合いにお礼のメールや書き込みをしていたのですが、今またちょっと微熱が出てきてしまっています。
 後日、ここにはもっときちんとしたお礼の文章を書きます。


1/13

 サイン会当日話。

 午後3時開始の予定。ジュンク堂並びのファミレスDomi-graに集合。二階堂さんと秋田文庫のOさんとはすぐに合流できたのだが、担当のWさんが見つからない。
 3人でメニュー見始めたところに、コーヒーカップを持ったWさん登場。別の席に座っていたそうだ。3人で声をそろえて「いつもとカッコがちがうから、全然判らない〜!」
 通常、ダウンにポロシャツ系Wさんは、生成のスーツに淡色チェックのベストにネクタイ。正装。
 二階堂さんは、黒い革の上下。わたしはちょっと謎な緑色の服。友人にピーターパンみたい、と不評をかったのだが、こんな時でないと着られないかなとえいやっと羽織ってきてしまった。
 しばし打ち合わせ。今年は小説推理に二階堂さんのシンちゃんが復活することもあり、漫画の方にも新たな原作がもらえることになりそうだ。スキーネタだけどね。
 文庫のOさんは、二階堂さんと手塚文庫のお話。ジャングル大帝レオのことを「レオちゃん」と呼ぶ。わたしにとってはレオは、イメージ的に年上なので、仔ライオンであっても「ちゃん」と呼ぶことは考えても見なかったので、新鮮。
 2時半にジュンク堂へ。店の前では、秋田書店の営業さんが、サスペリアのチラシを配っている。わたしは10数年前にした2回のサイン会のことを思い出してみるが、あの頃は周りを見る余裕が全くなかったので、編集さんが何をしていたのかは全然記憶にない。
 店内の喫茶室(以前、光文社カッパワンのトークセッションをやった場所)の奥の控え室に待機。いままで二階堂さんが当日に来店できるかどうかは、いろいろな事情で流動的だったので、店内チラシなどにはお名前が入っていなかった。開始直前の3時のアナウンスのみ、二階堂さんの名前も放送されることとなった。
 アナウンス直後、地下1階のコミックス売り場に移動。
 うー。どきどき。
 従業員階段から売り場につながる観音開きの扉をあけると、すぐ席が用意されていた。二階堂さんと席が並んでいる。なんかほっとした。ひとりだったら、パニックしていたかもしれん。
 あとひとつ、パニックしなくて済んだ要因は、こちらからは並んでいる人数が見えないこと。少なくても不安だったろうし、多くてもそれはそれでプレッシャー受けただろうし。
 初め、頼んでくれた人だけに二階堂さんのサインを、などと言っていたのだが、皆さん当然希望されるので、結果2人の連名サインとなった。わたしに色紙を頼んでくれた人には、シンちゃんを描いていたのだが、後半二階堂さんも色紙にシンちゃんの「イラスト」を描いたりしていた。うーん、それ、わたしがほしい…

 とにかく目の前に差し出されるものに、ひたすらサインと絵を入れてました。
 ほとんど知り合いばかりかな〜と思っていたのだけど、初めに並んでくれた方々は、普通の読者さんばかりでした。ああ、ありがたい。ちゃお時代の読者プレゼントテレカ(チャイルドライク・ワンダーのゆり呼のイラスト入り)を持ってきてくださった方や、サイン会2回目だと話しかけてくださった方もいました。もう、すごく嬉しかった!長く読んでくれて、本当にありがとう。
 友達と言えば、7.8年ぶりの友達も来てくれたんだけど、一見してわからなくて、名前の札をさしだされて、尚かつ、じーっと顔をのぞき込んで、ようやく素性に気づくおまぬけな始末。ごめんなさいSさん。
 みゆさんがお手伝いしている漫画家Kさんも、仕事を抜け出して来てくださいました。でも本名を名乗られたので、この時もすぐには気づかない有様。みゆさん曰く「ネーム終わってなくて、本当はここにいちゃいけないはずの人だから。これは亡霊だから」ありがとう亡霊さま。リンクは貼らないでおきます§^。^§

 そして、FSUIRIからの古いミステリ仲間、八木さん、さつきさん、みきさんの旦那の子温さん、タカムラさん。八木さんが「秋田書店の人にそそのかされて買ったから、雑誌にもサイン入れて」とサスペリア本誌を差し出してきた。入れる場所がないなあ、と悩んだ末、厚い雑誌だし、背表紙反対側(つまりめくる側)にいれてみよう、と言う暴挙に出る。当然、でこぼこして書きづらい。書店コミック担当のTさんに押さえてもらったりして、ガリガリ書いた。二階堂さん「誰がいれても変わらないなあ」。ほんまです。
 ところがそれを見ていた、後方のお嬢さん方が「あれ羨ましい。あれやってください」と言いだし、そのおかしなサイン本をもう1冊作ってしまった。いいのか?
 京都から、千織さんも来てくれた。我孫子さんもくるかも、と期待してらっしゃった方々がいらしたようですが、ごめんなさい。
 そして、加納朋子さんと国樹由香さん、綾部瑞穂さんも並んでくれた。加納さん「3回ぐらい並ぶつもりだったのに」。千織さん「二階堂さんが隣にいなかったら、もっと面白いことできたのに」。なんですかそれは。
 そして、大学の後輩さたけちゃん、なぜか熨斗紙付きのケーキありがとう。南澤妻さん、ぴよちゃんグッズありがとう。えりちゃん、苺すごくおいしかった!遅れて来たみきさん、有無を言わせずぴよちゃん自画像描いてごめんね(^_^;)
 深川拓さん青田歳三さんもいらしてくださいました。ふたりともお元気でなにより。
 お花やプレゼント下さった方々、大事にしてます。お花はまだ全部の花束、元気です。お菓子はゆっくり味わってます。

 で、サイン会の最中、うちの相棒はと言えば、3時少しくらいにやってきて、うろうろ落ち着かない様子で歩き回っていたらしい。子温さんや、八木さん曰く「あんなに落ち着かない彼は初めて見た」。年齢不相応の落ち着き、と言う評判の人なもんで、その姿はわたしも見たかったです。マブダチのタカムラさんに他人行儀な挨拶をして、顰蹙をかったようだ。

 「業界の人ばっかりだったら困る」と事前にWさんに言われていたのだが、そんなこともなく、無事に終了。色紙頼んでくれた方、描くの遅くてごめんなさい。サポートしてくださったジュンク堂コミック担当のTさん、お世話になりました。気持ちのよい方に手伝っていただいて嬉しかったです。ありがとうございました。
 書店側で用意してもらっていた冊数は、残らずはけたそうで、一安心。とりあえず面目は立ったようです。

 終了後、控え室に戻り、風邪で来られなかったコミックス予約者の方2人にサインを入れて(残念でした。今頃は治ってますか?)、その後アンケートを見る。
 店内放送で、この催しを知った方もいて、驚き。わたしの過去の作品も見ていただいている方だったので、今日たまたま居合わせていたのですね。サイトの告知を見て来てくださった方が一番多かったです。これも、リンクを貼って下さった皆さんのおかげです。インターネットって、ありがたいなあ。
 いろいろなコメントを読みながら、お茶をいただき、終了。
 Wさんに荷物を手伝ってもらい、再びDomi-graへ。
 相棒とおもろい仲間たちと合流。八木さん開口一番「おつかれさまチンクル
 …気持ちのよい日でしたが、これはこの日一番脱力した一言です(^_^メ) 
 それはわたしの緑の服のせいですか? それとも含みがありますか?
 チンクル言うな〜!!

 その後は、池袋東口常磐通りパセラ、珈琲「蔵」などを転々とし、散開。
 事前にも、当日にも、色んな方にお世話になりました。そしてなにより来てくださったお客様、ありがとうございました。

 これは、いただいたお花。自分のために画像を貼っておくのだ。(だから、重いです)

1/14〜15

 サイン会のあと、自宅に千織さんをお招き。翌日は、午前中から我が家かかりつけの鍼灸院に送り届ける。鍼は初めてで怖い、と言って、京都の友達の鍼に行くのも躊躇しているので、さくさくと予約をとって寝ぼけているうちに連れて行ったのである。
 2時間たっぷり治療してもらった彼女は、「身体がかるい〜」とほこほこるりるり幸せそうな姿に変わっていた。
 そして、その後は、夕刻まで爆睡。我が家ふたりも正月千織さんちで寝ていたし、お互いの家で休息をとりあってる、と言うことになるのだろうか?
 翌日は、できたての『ドンキホーテ北池袋(パウ北池袋)』でお買い物。最近お客が来たら、とりあえずここにご案内する事にしている。つうか、ひとりではあまり行かないのでした。


1/17(金)

 久しぶりに、家事三昧。大物を洗ったり、掃除したり。夕飯は、午後4時から作り始めた。和食。
 コンロがよくないので、イワシを焼くと部屋中煙だらけになるのが困りもの。


1/18(土)〜1/19(日)

 相棒が休みなので、ひたすら寝ていた。いくら寝ても寝たりない。
 でも、おかげで不調も回復したような気がする。
 お年玉つき年賀状の抽選発表あり。まいった。まだ出してないのに。
 番号確認せずに、寒中見舞いで出してしまおう。後手後手。


1/20(月)

 最近『復刊ドットコム』で買い物をしはじめた。初めの買い物は『三原順秘蔵作品集「LOST AND FOUND」』。11月に予約を締め切っていたのだが、キャンセル待ちに登録しておいたら、最近無事購入できたのだった。そして、みなもと太郎の『ふたりは恋人(単行本未収録作品)』と、魔が差して『美少女イラスト集みにゃもと太郎・オルタナティブ5』も買ってしまった。『ふたりは恋人』は、かなり前にコミックスとしてまとまっているらしいが、その頃幼すぎて、自由になるおこづかいがなくて買えなかった。(なんせ、小学1年生でおこづかい1か月100円、2年生で200円、つう時代である)あとがきから推測するに、みなもとさんは竹本さんと同じくらいの年代のようだ。『美少女〜』を見ながら、パワフルさを感じると同時に「そういえば竹本さんも、大暮維人みたいな絵が描きたいって言ってたなあ」と不思議な感慨に浸ってしまったのだった。

 サイン会後日談。
 列には加わらなかったメンバーに、某出版社のKさんや、友達の旦那さんのI氏などの援軍がいたもよう。人が少なかったらきっと飛び出して来てくれたのだと思うと、心強くて涙がでる思いである。

 サスペリア用のレポート漫画と、ジャーロ新連載の4コマの草稿にはいる。昨日、うつらうつらしていたときに、オリジナルの探偵2人組のキャラが浮かんだので、発表するあてもないけれど、ラフ書きしてみる。

 千織さんから『ポピー・ザ・クラウン』のCDを送ってもらったので、ずっと聴いてたり。野望はカラオケ。

 復活、今晩の夕飯。赤魚の焼き物、長芋の梅干し和え、ねぎぬた、じゃがいものみそ汁。いも度高し。


1/21(火)

 ポケモンルビーで、ラティオスを捕まえた。ハイパーボール数個で、案外簡単だった。グラードンでマスターボール使った後だったので、半分諦めてたんだけど。
 レジアイスの時の方が、しんどかった。HP赤にして、パイパーボールを投げ続け、20分越えた頃には、タイマーボール(ターン数が多くなればなるほど、捕まる確率が高くなるモンスターボール)も、混ぜて連打していた。
 すると、彼(彼女)レジアイスはいきなり汗をとばして『わるあがき』をしたのだった。
 こちらに打撃を与えると共に、自分のわずかなHPも減らして、お倒れになった。すぐさま電源を切り、リセット。
 再々戦後、無事ゲットして、レジアイスのパラメーターと技をみたら『わるあがき』なんて技、持ってない。
 …なんだったのだろう、あの現象は。 


1/22(水)

 連日ゲームネタ。
 さる方から『Animal crossing(どうぶつの森北米版)カードe』を数枚譲っていただいた。輪郭がなだらかに加工されているが、図版自体はそれほど変わらない。なのに、インクの色がわずかに鮮やかなためか、ものすごく『アメリカン〜』な印象。船頭カッパのカッペイさんは「頼まれれば誰にでも歌を歌ってくれる。(頼まれなくても!)」など、裏面に日本版と違うコメントが載っている。英語がわかればさぞかし楽しいだろう。で、わたしは相棒が訳してくれるのを、ありがたく聞いているわけだ。ほかのも訳して。


1/23(木)

 背中が痛くてたまらん。鍼治療に行く。家から飛び出したら、ぼたん雪。鍼が終わって「楽〜」と帰りかけたら、今度は雨。
 折角暖まったのに。また、ふしぶしが!

 鍼の先生の、今のイチオシ。星村麻衣。娘さんのお友達なんだって。


1/26(日)

 K。さんからの情報。
 竹本健治さんのサイン会が、紀伊國屋書店新宿本店にて行われます。
 ●「角川書店刊『クレッシェンド』発売記念」
   2月8日(土)午後3時〜4時
 *)整理券の配布は1/31午前10時からだそうです


1/27(月)

 本格ミステリ大賞の候補作が決まりました。

 第3回「本格ミステリ大賞」候補作

1.小説部門
『オイディプス症候群』笠井潔(光文社)
『GOTH』乙 一(角川書店)
『法月綸太郎の功績』法月綸太郎(講談社)
『マレー鉄道の謎』有栖川有栖(講談社)
『聯愁殺』西澤保彦(原書房)

2.評論・研究部門
『怪奇幻想ミステリ150選』千街晶之(原書房)
『殺す・集める・読む』高山宏(東京創元社)
『探偵小説論序説』笠井潔(光文社)
『迷宮逍遙』有栖川有栖(角川書店)
(*タイトル50音順)


1/29(水)

 お友達のサイトのリンクを2件増やしました。『リンクの部屋』からどうぞ。

 『新本格ミステリフェスティバル』のレポート漫画のネームがようやく終わった。日記に書いているようなノリなので、レポートになっているのか不安。
 チェックの電話待ちの間に、別のネームをしようっと(^_^;


1/30(木)

 リンクの部屋の話題に追加。紹介文も若干更新しています。レポート漫画の下書き中。
 ここ数日、夕飯が作れなくて、会社から帰った相棒に作ってもらってます。今日はロールキャベツ、昨日はカレイの煮付け。ほんまにありがとう。

 過去読んだ本を数冊、すごい勢いで再読。はー、小説はゆったりと堪能しながら読みたいよ〜。それが電車に乗りながらでも、行列待ちしながらでもいい。物語に没頭できるなら。全部読了していないと投票できない「本格ミステリ大賞」は、投票までに時間があるから、かなり楽しんで読めるんだよね。でも、なりゆきで漫画の仕事がらみになって、それまで大切にとっておいた未読の小説を、「短時間消化」しなきゃならない時って、すっごいつらい。「こんな風に読むなら、買った当時にさっさと読んじゃえばよかった」って、後悔の嵐。今回は、手つかずの小説でなかったから、まだよかったのかな?


1/31(金)

 ジュンク堂の喜国雅彦×新保博久×山前譲 三氏の乱歩のトークセッションに参加。
 立ち見が出るほどの盛況。と、同時に、そんな方々のほとんどが濃い方々だった。
 しかも、好きなことを極めてるーって幸せさに満ちていて、なんだかほのぼのしていた。
 三氏の語った内容は、乱歩を語ると言うよりは、「乱歩ファンの業の深さを語る」「その業の深さを競い合う」もの。山前氏が「最近はネットをやっている人が多いので言っておきますが、ここからはオフレコで」と断りをしてからセッションが始まったが、どのお話も深すぎて、わたしのような若輩者には、どこが地雷なのかさっぱりわからなかった。本当は地雷なんかなかったのかもしれないけどね。
 2時間ばっちり拝聴し、それからサイン会。
 西武イルムス館で開催中の『江戸川乱歩展』で販売されている『乱歩の世界』と、かの『幻影の蔵』を買う。

 その後はタカムラさんと夕飯。たったふたりで15席あまりを切り盛りしているパスタ屋さん。「古書の人って、どこがどうとは、はっきり言えないけど、羨ましい…」などと話をした。


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