昔の日記

1月〜3月


2002年・1月〜3月

 はー。しんどかった、仕事。「がんばれば何とかなるだろう」程度の覚悟で、がんばっちゃダメだ。がんばれる目算が立った状態で、やらないと。
 もー、つぶれた。わたしにとっては、このスケジュールは、確実なオーバーワーク。
 今、発売中の『サスペリアミステリー』は、ここに書けないくらい、〆切ひっぱちゃったし。漫画家生活17年(でいいのか?)で、ここまで延ばしたのは、初めてのことだ。
 これで、立ち消えになった、もう一件の仕事が無事に入っていたら、わたしの方が無事じゃなかったよ…

 とは言え、本当に「やばかったなあ」と思ったのは、原稿渡した足で、最後まで仕上げにつきあってくれた、臨時スタッフのてらぴょんと相棒と、焼き肉屋に行った後。
 てらぴょんが「今回は、本当にできないかと思いましたよ」と言った。
 彼女は、普段、週間連載の少年漫画家さんのとこに行っている。本当の修羅場は、何度も経験しているはずだ。
 そのてらぴょんが、こんな事を。
 怖くなったのは、その言葉を布団で横になりながら思い出しているときだった。
 …遅い!

 しかし、そんなタイトなスケジュールでやったにもかかわらず、『緑の扉は危険』は、なかなかいいと思ってます。
 綸太郎さんのキャラ設定に、ご不満の向きもありましょうが(大方の読者はもっとソリッドなイメージを持っていた筈)、穂波ちゃんもちょっとギャルゲーにいそうじゃないかって感じですが(キャラ設定を見た作者の法月さん曰く「眼鏡っ娘の図書委員萌え〜な路線」。「萌え」?)、このキャラのおかげで、終盤乗り切れた気がします。
 よろしかったら、ご一読ください。
 えーと、扉絵はカラーです。
 あと、付録の猫丸先輩の事件簿2に、また倉知淳さんの紹介文を書かせていただきました。

 小学館スタディブックスの「看護士さんになろう」は『看護婦さんになろう』と、タイトルが変更になり、多分そろそろ発売の予定です。
 連絡がないので、日程がわかりません(涙)

 友人の南じゃわさんの楽譜集も、無事3/25に発売になります。詳しくはここ参照。

 で、ここから、ゲームの話。
 ●どうぶつの森にはまりました(爆)
 今、書くとキリがないので、今日はやめてくのだった。
 忙しい中、体もガタガタな中、毎日ぽつぽつ続けてしまった。

 e-カードももちろん買った。第一弾は、あと5枚。くー、ハンパ。
 現実のホワイトデーには、相棒から4束くらいもらって、狂喜乱舞した。
 (なんせ、バレンタインデーの前後は、わたし大風邪ひいてて、何もしなかったしなー)
 仕上げにはいってたスタッフに、プロフィールを読み上げる始末。
 「ねえねえ、うちの村には、いないけど、ビスってペンギンが、面白そうだよ〜。
  (前略)こんなにぼんやりしていてダイジョーブなのかと見ている方が心配になってくるが、本人はいたって平然としている。(後略)
  すきなことば・ネジがゆるむ
 だって、ねー、変なペンギン!」

 スタッフから、すかさず「かわちさんみたいだね」
 と返事が返ってきた。

 その時は抗議したが、今回の修羅場が修羅場だっただけに、あんまり抗議できないかも。いや、わたしが抗議しちゃいけないのかも(汗)

 後日、千織さんに話したら、「かわちさんのこと、本当に知ってる5人に4人は、そう思うね」と言われた。
 …そうなの?… 

 くー、ビス。うちの村に来い! どこがどうなのか、比べてやる!



3/29(金) 

 アニメージュの大森さんのコラムのため、新海誠氏制作の『ほしのこえ』を観る。
 よかったぞ。いい話じゃん。どこが気恥ずかしいんだ? 大森さん。
 あとは、某ゲラ直し。



3/30(土)

 今日、胃カメラ飲んだ。胃壁真っ赤かだそうだ。痛いわけだよ。
 「それと」お医者さんは言った。
 「食道と胃のつなぎ目が、ゆるんでます」
 …また、ゆるむ話か。
 ピロリは、相変わらずいるようなので、近々除去に踏み切る予定。


3/31(日)

 胃カメラで、少し喉を痛めたらしく、水を飲んでも痛い。でも、せっかく天気がいいので、大山方面へ散歩。喫茶店でも水物ばかり頼む。
 ついでに、古本屋に入るが、探求中の都筑道夫『吸血鬼飼育法』は無し。急いでないから、別にいいけど。
 ふらりと寄ったファンシーショップで、どうぶつの森カード発見。(6つくらいではオトナ買いとはいえないよね)
 知らないカードが5枚出てきて、ほぼコンプリート!
 あ…あとは024のみ。
 なんの動物なの?024。
 (ネットで検索かけたけど、あいことばのネタばれにしか、当たらなかったんだよね。それは、別に知りたくないので)
 いままで、ダブりも山ほど出たから、千織さんとじゃわさんツマーさんにあげたりしたけど、ダブるものって、本当にダブるのねー。マールとパタヤが、いまだに3枚ずつ多かったりして。
 024のために、また買っちゃうんだろうなあ。(ファミ通バージョンのとたけけも持ってるし、もはや意地)
 いや、もしや、池袋のコレクターズショップに、バラで売ってたりしないかなあ。

 近いうち、別テキストで、『どうぶつの森+日記』を書くつもり。
 最近の痛手。『まかみか村』に最初からいた、ワニのホウサクちゃんが、突然引っ越しちゃったこと。大ショック。あとの古株は、アリクイのこまちさんだけだ。なんかさみしいな〜。
 最近の困りごと。相棒の在宅時間は、ゲームキューブが、『バイオハザード』にとられているということだ。
 わたしは、横で、「あ、階段の横、『くさばなのかべがみ』」「その死体の下、『シックなじゅうたん』」などと言っては、嫌がられている。
 バイオ、怖いし…観ているだけでも、面白いことは面白いんだけどね。
 でもやっぱり「どうぶつの部屋が、こんなリアルなCGだったら、ヤだなあ」とつい口に出して言ってしまい、相棒は毒蛇にかまれたりしているのだ。

 カッパノベルスから、カッパワンシリーズの4冊をいただく。『双月城の惨劇』『見えない精霊』『アイルランドの薔薇』『密室の鍵貸します』。
 うーん、なんかみんな面白そう。全員『本格推理』出身者なのね。また、読みたい本がたまってしまった…。
 でも、本格ミステリ倶楽部の候補作、まず読破しないとね。 


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