昔の日記

2002年12月


12/4(水)

 あっという間に12月。そして、わたしは前月の日記に書いた「夜光る」のネタを思い出せないまま、別の話を考え、今、下書き中。遅い。またしても遅い。そして、今回は本当にミステリじゃない。うむむ。

 体調ですが、とりあえず投薬でしばらく様子を見ます。どうもお騒がせしました。無性に不安だったもので。
 持病は多いけれど「一病息災」「低空飛行」なんて言葉で、結構けろけろしてたのですが、今回はマジでダメージ大きかったです。皆さん、検診は受けてくださいね。

 トルネコ話。ちょっと驚いたので。
 著作権が気になりますが、うまく説明できないので、写真も載せちゃいます。まずかったら削除しますんで。
 『封印のほら穴』の2Fのお店です。店番のガーゴイルがいないんです!
 赤いじゅうたんのある場所が店です。真ん中左端がぼやけているのですが、そこに売り物の巻物が一本あります。
 聖域の巻物でした。仲間のトロルがそこに乗ったところ、なんの前触れも跡形もなく、すっと消えました…
 今回の聖域の巻物、開いてなくても効果があるらしい! (それともトルネコは前からそうだったの?)
 すると、ガーゴイルは、自分の店の陳列物の上を歩いていて、すっと消えたことになります。
 無人の店!!
 ここで、売り物を持ち去るとどうなるんでしょう。
 やっぱりドロボーなのでしょうか。
 怖くてできませんでしたが…
小さいテレビなので、写りが悪い
 先月のこもごもは、まだまだ書く気があるのだけど、もうちょっとテンションが高いときにします。

 講談社主催の本格ミステリ関西公演、申し込みました。東京公演の時は体調の不安もさることながら、費用の問題もさることながら、修羅場中だったので断念した結果となったのですが、今回はいろいろ工面して、なんとかしました。
 あちらで会える方々、楽しみにしてます。



12/8(日)

 下書き終わり。まあまあ順調。



12/9(月)

 サイン会のリンクを貼ってくださったサイトさんです。ありがとうございます。

★はみだしっ子&三原順さんファンサイトPlease Take Me!さん
★鷺沼やすなさんの鷺沼企画二番館
★サモンナイトファンサイトひよ日和さん
★朝霞海唯さんのMUSE
★皐武七生さんの健脚商売



12/10(火)〜11(水)

 伯父が亡くなったとの報せあり。母と共に急遽、茨城へ。
 母の父代わりだったような伯父は、まるで眠っているようだった。
 72歳にしては、とても背が高く、そして、厳めしい人だった。「こうしてみるとなんか小さくなっちゃって」と口々に言われていたが、わたしにとっては相変わらず大きかった。
 従兄弟たちと何年ぶりかで再会。誰ひとりわたしに気づかなかった。ご無沙汰しすぎだったけど、それにしてもあんまりでは。そんなに面影がないのか?
 買い出しや洗い物を手伝いながら、もっぱら、従兄弟の子供ゆっくん4歳の相手をして過ごす。
 ゆっくんは、4歳なりに、自分の「じいじ」が亡くなったことを理解しているようだ。そして彼の世界では、同列にハリケンジャーイエローと「千と千尋」のぶーちゃんが並んでいる。白い目が穴のように空いているガバドンと言う仮想的と戦い、天井から落ちてくる岩を砕くスペクタクルな昼間を過ごした彼は、夜の夢では「じいじはなんでお墓がいいんだろう」とじいじ本人と真剣に会話をしたそうだ。夜と昼のあわいの住人である。

 年末進行の〆切を、無理言って延ばしてもらったものの、1泊しか空けられないスケジュール。翌昼、3時間半かけて、帰宅。すぐさま仕事。ペン入れはまだ10枚にも満たない。



12/12(木)〜12/14(金)

 しゅらしゅしゅしゅ。

 相棒が2回もチーズケーキを作ってくれた。うまいよー。どんどん腕があがっている。紅茶も入れててくれるので、長瀬がやっていたドラマの1回目に出てきた修羅場みたいである。



12/15(日)

 午前10時UPがかなわず、結局できあがったのが午後6時。担当さんには、ずっと池袋周辺で待機してもらってたみたいだ。その上、休日出勤。なんと申し訳ない。それから、最寄りの駅に来てもらって、受け渡し。毎度のことながらわたしはボロボロ。そして、今回もビリに違いない。もっと細かい絵なら、少しは後ろめたくないんだろうけど。

 夕飯は、スタッフのみゆさんえりちゃんと、相棒と一緒に、池袋パウ。北池袋ドンキホーテと言った方が通りがいいかもしれない。先月の25日くらいにオープンしたばかり。香港飲茶のお店があって、ここの『ココナツだんご』が、可愛い上おいしい。てのひらにすっぽり入るくらいの大きさで、羽二重餅の外側に砕いたココナツがまぶしてあり、中は卵色ちゅうかひよこ色ちゅうか、鮮やかな黄身餡。
 「胡麻で目鼻をつけて『ボクを食べないで〜』とアフレコしたら、実加の食べる分を容易に奪えるな」と相棒は恐ろしいことを言った。どうしてそんなことを考えつくんだ!(怒)
 既に食いにくいじゃないか!
 食うけど。

 一昨日から咳が止まらなくて、しまった風邪か、と思っていたが、熱がないので気管支炎みたい。



12/16(月)

 以前、「病気のネタは極力書かない」と宣言したのだが、そう言うわけにはいかない星の下に生まれたようである。

 内科と産婦人科を受診。内科は咳を診断してもらうため。病名は気管支喘息。本当に病気のデパートである。
 産婦人科は、こないだの検診で引っかかったもの。まあいいや、書いちゃえ。
 子宮内膜症である。
 子宮内膜は、赤ちゃんのためのおふとんのようなもので、子宮の内側にしかできないはずなのだが、それが何故か子宮以外のところにできてしまう病気である。
 赤ちゃんができなければ、子宮内膜は必要ないので、血液とともにはがれ落ち、それが月経になる。同じ時、子宮以外のところにできた子宮内膜も出血してはがれ落ちようとする。
 でも、出口がない。
 そんで、どんどん血がたまっていく。炎症が起こる。癒着も起きる。
 と言うことなのだそうだ。
 月経の度に子宮内膜症はひどくなっていって、当然月経痛は重い症状になっていく。
 一方、この子宮内膜症は、妊娠中や閉経後は、改善していくらしい。
 今、わたしがうけているのが、擬閉経療法と言うもので、女性ホルモンを抑制するナサニール点鼻スプレーを1日2回決まった時間に使っている。
 このスプレーは、半年ほど続ける必要があるのだが、使い初めて3、4日めに、ここ2、3年ずっと悩んでいた、平時の高体温(37.2〜37.5)が収まったのである。
 あら不思議。
 つまりは、女性ホルモンの分泌異常だったと言うことなのかな?
 女性ホルモンが多いと、体温が上がるの?
 これは、どういうことなんだろう?
 擬閉経療法が続くと、更年期障害のような副作用が出てくると言うので、普通に喜んでいるわけにはいかないんだけどね。
 いや、今、喘息が出てなけりゃ、身体は軽そうな気がするよ!!

 (気か? 気だけか?)
 (悲しいなあ)

 今日は、病院2つでほぼ1万円かかってしまった。その上、自転車の後輪がパンクしていて、修理代もかかってしまった。
 お財布には小銭が残るばかり。

 夕べは咳で眠れなかったし、昨日までの疲れがまだとれないせいもあって、とっても眠いのだが、夜10時がナサニールや喘息の吸入もろもろの投薬時間のため、眠れないのである。

 ああ眠い。

 サスペリアの近況報告と、アニメージュの最終回原稿も書かなきゃなのだが、眠いのである。

 相棒は、ずっと『ゼルダの伝説 風のタクト』をやっている。



12/18(水)

 サイン会のリンクを貼ってくださったサイトさん第2弾です。ありがとうございます。
★御手洗さんと石岡さんのファンサイトTHIRZAさん
★原作者二階堂黎人さんの黒犬黒猫館
 リンク貼ってくださった方で、この日記にリンクしてもよい方、ご連絡下さいね。

 アニメージュと近況コメントは、這々の体だったが、終わった。

 気管支喘息は風邪を併発した模様。相棒にも移ってしまい、彼も会社を休んで、布団二つ並べて寝込む。
 ふたりの症状の違いは、彼はすうすう寝果てられるのに対し、わたしは「ぐるじい」と20〜30分おきに咳き込んで起きてしまうところだ。これじゃいつまでたっても治らないよ。
 いい加減店屋物にも飽きているのに、どっちも台所に立てず、今日も味人生のカツを出前してもらう。(病気なのにカツ…)

 明日は、すっごく楽しみにしていた南澤さんのコンサートだったんだけど、治る兆しが全くないし、ちょっと快方に向かったとしても、ライブ中に咳き込むことは必至なので、泣く泣く「行けないよ〜」の電話をいれる。
 したら、じゃわ妻さんも、喉がいがいがしてるのだ。病人だらけ。
 じゃわさん本人によると、当日券もあるそうです。直前ですが、興味のある方は彼のサイトに行ってみてください。

 今日、コミックスの見本が届く。いっぱい送ってくれたなーと思ったら、45冊のうち40冊は、地方の書店に配るサイン用なので、サインして返送しなきゃならないんだって。
 よれよれになったら困るから、下書きしてサインしようかな…

 Niftyの推理フォーラムが、Web移行によって、ついに閉鎖。テーマ館はしばらく残るそうですが、本館は12/23でライブラリを残し、消えるそうです。
 うーむ。寂しい。
 12月21日土曜日の23時から、本館RTの1CHで、閉鎖記念の企画RTをやるそうです。テーマは「ありがとう、FSUIRI」。
 わたしも、RTソフトが見つかったら行くかも。(しかし、どこなんだ、RTソフト)

 今日は、ちょっと本が読めた。(咳き込みながらだけどね)
 鮎川哲也『ブロンズの使者』の続きと、『サムソンの犯罪』
 次は西澤さんの『ファンタズム』が読みたいなあ。



12/19(木)

 担当氏に電話したら、今日は休み。
 そう言えば、昨日風邪気味だって言ってたっけ。もしかしたら、わたしが日曜に待たせたせい?…ううむ。(・_・;)そうだったらごめんね(汗)
 今日はとりあえず、サイン本作成は棚に上げる。
 座椅子に横になって、一日読書。(布団は乾燥機にかけている)
 合間にメールを書いたり、掲示板をのぞいたり。
 コンサートに行けなかった悔しさで、じゃわさんにもらった『ソロギターのしらべ 至上のジャズ・アレンジ篇』を流していたら、弾みがついて、CDを流しまくり。結局は平沢メドレーになってしまったよ(爆)
 平沢さんは2月13日に9枚目のソロ『BLUE LIMBO』が出るとのこと。とっても楽しみ。

 以前、メールだか掲示板だかで、八木健威さんとやりとりしてるとき、「ここに、ぶるさがります」と書いたら「その表現は変だ」と指摘されたことがあった。が、『サムソンの犯罪』収録の『屍衣を着たドンホァン』で、レギュラー人物の弁護士が『柱にぶるさげる』と言い、探偵が『ぶるさげるとは、ぶらさげるの謂いである。』と説明してくれている。「おお!!わたしと同じじゃないか!」と小躍りしたのもつかの間、続き『この法律家は東京生まれの下町育ちだから、ときどき変な日本語を使う』と、ばっさり切られてしまった。
 わたしも、江戸川区の生まれなんだもん。いいんだもん。
 ほんとに存在している言葉だから、いいんだもん。
 実加語でないのがわかっただけでも、いいんだもん。
 (よく適当な単語をしれっと使うらしい。本人はそれで通じると思っているから使っている。知り合い程度の人なら、あっさり見逃してくれるのだが、身内の追求は厳しい。急先鋒は、うちの相棒と八木さんとえりちゃんだ。彼らはそれを「実加語」「ぴお語」と呼んでいるのだ)

 アメリカに住んでいる相棒のおばさんから、クリスマスカードをいただいた。
 日本語しか読めないわたしを気遣って、英語で書く方が楽なのを日本語で書いて下さる。相棒のみ宛の時は英語。
 その近況文で「ヴァレンテア」との表記があった、日本で言う「ボランティア」のことである。
 この方が、実際の発音に近いのだろう。上記、鮎川先生の「ドンホァン」も同じなのだろうと思う。

 全然関係ないが、我孫子さん原作の麻雀本格ミステリ漫画の企画って、どうなったんだろう。
 (作画は、当然わたしじゃありません)


みかかこ日記リストへ