昔の日記

2002年10月


10/1(火)

 明け方に原稿用紙に、ネームの写し終わる。今回『ホンマなんやねん』って話。ダジャレが出てくるシーンがあるので、一生懸命考えたけど、ダジャレはやっぱり頭の回転早くないと無理だわ。
 「キムチ食ってキムチイー」くらいしか浮かばないもん。
 せっぱ詰まって、田中さんあたりに電話してしまいそうになった。しかし、それを生業としている方々には失礼なことだ。ほんとうに慣れないことはするもんじゃないよ。
 で、ようやく編集部にFAX。これから寝るす。
 起きたらきっと台風直撃してるわね。>東京
 雨風結構揺れるんだよね。このマンション。


10/2(水)〜6(月)

 一日おきに、えりちゃんに背景を頼む。下書きは今回平均8枚。早いほう。身体もそんなにつらくないし。


10/7(火)

 今日からペン入れ。1日で12枚。みゆさんにベタと消しゴムを頼む。
 みゆさんに、「一昨日誕生日だったんだ〜」と言われ、同時に我孫子さんの誕生日も思い出す。今日やんけ。つくづく友達甲斐のないわたしです。ふたりとも、ごめんね。

 漫画新聞(日本漫画スクール)を読んでいたら、内山安二先生死去の報が。
 ショック!!
 9/2だったそうだ。ほんとに、今年の9月ったら、なんて月だったの…
 67歳。まだ若い…
 内山安二さんは、わたしが小学生の時に、学研などの学習漫画を中心に活躍されていた方。ずっと学習漫画畑で描かれていたようだ。『コロ助の科学質問箱』など、ほのぼのとした画に、遊び心たっぷりのキャラクターが大好きで、だいぶ長いことわたしの『漫画』のイメージの中心は、この方の作品だったのだ。
 数年前に、由香さんと『玄海とイドムンコスキー』の話をしたっけなあ。この作品、もう一度読みたいなあ。
 亡くなるまでに、一度お会いしたかった方です…
 (余談ですが、わたしのIEのブックマークには『内山安二』のカテゴリがある…)


10/8(火)

 千織さんが来るのに…
 8月に引き続き、また仕事中…


10/10(木)

 夜半になって、ようやく原稿があがる。今回は、比較的身体が楽だったけど、根性のなさは相変わらずでした。
 仕上げは、えりちゃんとみゆさんと2人がかり。昼間に主線終わった割りには、おかげさまで超スピード仕上げ。
 日帰りのはずだったけど、えりちゃんは最後まで残ってくれて、翌日の昼まで爆睡。

 申し込めなかったけど、新本格フェスティバル東京湾クルーズ、予定に入ってなくて、よかったなあ…


10/11(金)

 千織さんとえりちゃんと、お昼を食べ、仕事一段落。 その後は、千織さんも巻き込んで廃人。


10/12(土)〜10/14(月)

 
 
上のは相棒が作ってくれたアニメGIFです、おもろいので、載せちゃいます。

 3日間、相棒も連休だし、千織さんもいるので、順当に遊びました。買い物もしました。でも、ほとんど我孫子さんの服だった。あれ?
 池袋西口の『ナポリで乾杯』がだいぶ前に潰れてしまったので、イタリアンを探してうろついてたら、同じく西口に『ナポリの下町食堂』という店を見つけました。おいしかったです。旬のメニュー『サンマの香草焼き』とってもよかったよー。

 ところで、コミックスの発売日が決まりました。
 暮れも押し迫った12/26です。

 『歯なしの探偵』(仮題)。二階堂黎人さんのシンちゃんシリーズの漫画化です。半分くらいオリジナルストーリーですが。
 1月にはいってから、サイン会もあるかもしれません。10数年ぶりです。ああ、人が来なかったらどうしよう。やだやだ

 仕事中にいっぱい本をもらったので、しばらく読書モードです。


10/15(火)

 『うろんな客』(柴田元幸/訳 河出書房新社) いつのまにか書店で平積みになっているエドワード・ゴーリーの絵本である。
 あまりにも不幸で不幸で半分失神しそうになった(うそじゃない)『不幸な子供』や、見立て殺人にしたら世間に目にものみせてくれそうな『ギャリシュリークラムのちびっ子たち』とちがって、雰囲気はあくまで『ぼえーん(擬音擬態とも)』である。
 アリクイのようなとがった頭部(ただし耳なし)に、クマの手と言うよりはアシカのような前足。そして2足歩行。しましまのマフラーを巻き、白いズックを履いてるが、あとはすっぽんぽんのケモノ。
 これが、客。
 一家の家の前に現れ、壺の上にのっている。そして、いつの間にか、屋敷にはいっている。
 解説で、合理的な解釈がなされているが、うろんと言うからには、この客は、あくまで不条理存在のままでないとあかんと思う。
 無論、ドラえもんよりオバQの方に近い。犬よりネコに近い。カフカの『父の気がかり』に出てきたオドラデクを思い出す。糸巻きのような形であるが、あくまで「糸巻きのような物」であり、勝手気ままに動き回り、人間と簡単な会話をする。一時、いなくなったかと思うと、また戻ってくる。名前は『本人』が答えたから『オドラデク』なのであり、意味は不明である。
 主人=屋敷の構図ができているから、うろんな客なのであって、人も調度も関係ない、むき身の家に訪ねてきているのかもしれない。彼らは彼らで、勝手に住んでいる。
 いしいひさいちの漫画の『広岡センセ』を、家に元々住んでいたツリ目オカメのお手伝いさん側から見ると、こうなるのかもしれない。
 んー?

 一貫して『日常の中の不条理』が好きなのだな、わたしは。


10/18(金)

 『宇宙神の不思議』(二階堂黎人 角川書店)『十八の夏』(光原百合 双葉社)、共に半分まで読了。

 「落ち着いて読書〜」の予定たっだけれども、今日の打ち合わせで、コミックスにカラー扉があることが判明。ゆっくりもしていられなくなる。あと、少々の埋め草もあり。
 12月発売の号は、ローテーションで行くと、原作もの単発読み切りだったのだが、コミックス発売月なので、シンちゃんを描くことになる。1万円ほど資料の本を買い集める。図書館が結構近いというのに、資料となるとどうして買ってしまうのだろうか。趣味の本と違って、資料は一度読めば終わり、と言うことが多いのに。

 『どうぶつの森+』カードe4弾発売。5枚1パックで200円。これで最後のシリーズ。またもやダブりまくりで、コンプならず。
 そして、今週のファミ通に「どうぶつの森+カードeファミ通限定版」がついてくるので、喜んで買ったところ、なんと今回は絵柄が3種類あって、ランダムで1枚だけついてくると言う話。なにすんだよファミ通〜(T_T)ばかばか!! 相棒がもう一冊買ってくれたけど、両方ともリセットさんだった。ファミ通のいじわる〜(T_T)

 いままで買わずにいた『続せがれいじり 変珍たませがれ』(PS2)を意を決して買った。中古もあったのだけど、「300円の違いだし、いっか〜」と思って新品を選ぶ。
 やってみた。
 中古でもよかったかも。いや、面白いんだけどね。
 中古で何がイヤって、説明書がよれてたりすることなんだけど、これはそんな心配がない。
 説明書、いるほど難しい操作はないんだよね。1を買ったから、わかってたハズなのにね。

 今回は、主人公の『せがれ』が、人々に頼まれて彼ら所有の『ドロイド』(お手伝いロボットのようなもの)を、彼ら好みの外見に替えていく、と言う流れ。マップ(ゲーム中では『世間』と言う)の中に現れる『オキモノ』にかかわって、3語程度編成の作文を作っていく。
 例えばオキモノの「ダンサー」にかかわると、順に「のりのり・ねりねり」「ダンスを・タンスを」「おどる・おこる」と候補が挙がっていくので、好き勝手に「ねりねりタンスをおこる」と、意味の通らない文でも構わないので、1文作る。すると、その作文の結果で現れるムービーに反応してドロイドの外見が変わる。意味の通らない文の方が、収穫がある場合があるので、あなどれん。
 小学生の頃流行った『4W1H』が大好きだったわたしは、この手の文字遊びには本能的なツボがあるのである。
 目が依頼者の好み通りになったとしても、同時によだれが滝のように流れたりして、なかなか注文通りにならない。試行錯誤していけば行くほど、人型ドロイドが手遅れな外見になっていく。この『手遅れ感』がなんとも自虐的で気持ちいいのであった。
 ドロイドの外見を好み通りに替える度、『おうち』でできるミニゲームが増える。『ズラシュート』『ドデカセンカン』『インベダンペイ2』『せがれラリー2』など。『せがれラリー2』は、途中から「カラオケモード」「ドラマモード」が選べるようになるが、ラリー中に現れる「みどりのポメラニアン〜」なんて歌詞は、ラリーに邪魔。つうか、邪魔目的モード。


10/19(土)

 早くも自分で『せがれ』を動かすのに飽きたわたしは、相棒にゲームしてもらって、それをぼんやり見ると言う、無益な時間を過ごす。ヒマはないはずなのにな。


10/20(日)

 要するに、昨日からだるかったのだった。
 布団から起きられない。立ちあがれない。熱は特に高くないけど、喉が痛い。結局何もせずに寝てる。最近薬に弱くなってきたのか、市販の風邪薬だと、動悸が起こる。でも、処方薬が弱いかって言うと、そんなこともないんだよなあ。
 仕方ないから、ハーブティを飲んだりして、1日中寝た。
 頭痛くて、いま起きた。月曜日は、起きられたら、早く起きて仕事。…できたらいいな。


10/26(土)

 『サスペリアミステリー12月号』(秋田書店)『スマイルは遠すぎる』(原作・二階堂黎人)発売中。

 コミックス用の口絵カラーが、ようやく終わった。
 以外と時間がかかった。彩色にはいってからは早かったんだけど、それまでの下準備にとまどってしまった。
 カバーのカラー描いてから、約一ヶ月か…。1ヶ月に1枚のカラーなのに、遅いよなあ自分。
 後の書き下ろしは、本文のフリートーク1枚のみ。
 カバーのレイアウト案も送ってもらった。4種類あって、迷っている。

 相棒が『太鼓の達人』を買ってきた。もちろん太鼓付き(笑)
 試してみたいけど、マウスとタブレットで右手がいかれてて、バチが持てないのよね。

 どうぶつの森+のカード第4弾は、コンプまであと220を残すのみ。第3弾ももそうだったけど、ラスト1枚って、結構大変なんだよな。とは言え、発売からまだ1週間もたってないのね(笑)

 ファミ通に『トルネコの大冒険3』の詳細が載ってる。ああ、早くやりたいなあ。なんか、今回は『シレン2』と似たとこもあるらしい。武器や楯に印がついたり。
 しかも、死んでもレベルが1に戻らないんだって! 武器も一部残るんだって! わーい、はやく鍛えたい!!!(結局それか)
 『シレン3』(GB)は眠ったまま。我孫子さんに救助を頼んだきりなのだ。
 すごくやりたいけど、アドバンスの画面って、やっぱり小さいんだもん。大きい画面でできたらなあ。
 マムルの剣も楯も手に入ってない。その点が悲しい。


10/29(火)

 ひょんなことから『アニマルクロッシング』をネットで衝動買い。これ、『どうぶつの森+』の海外版なんだけどね。
 耳に入れるなり相棒には
 「ばーか! ばーか!」とやじられる。
 「これからトルネコ3するっていうのに、どうすんだよ」
 どうせ、ばかだもーん!
 フリーローダーってROMを使うと、日本のGCでも作動するって聞いたからなんだけどね。
 でも、発売が延びてるみたい。
 海外のサイト見てもらったら、「開発難航」などと書いてあったり(爆) 一方日本では「海外では大人気! 初回で購入をお勧め!」とあり、一体なにか本当なのやら。
 でも、説明書見るだけになったとしても、それはそれでいいんだもーん!!(>バカ)
 おやしろが、泉になってるの確かめるんだもーん。
 フラミンゴの置物もあるんだもーん。
 (ホントはよくないけどね…)

 どうぶつの森カードは、めでたくコンプ。
 後はトレードカードの到着を待つのみ。

 だいぶ前になるけど、新宿のゼニス(カラオケ)が思いっきり潰れてた。色んな人と行った便利なカラオケ屋だったのに、残念。

 相棒が会社の人から『三國無双2』を借りてきた。こういうの見るの初めて。
 見てるだけで、心臓バクバクした。
 11時に寝たのに、興奮冷めやらなくて起きてしまった。子供か、わし。

 急に寒くなったせいか、急性鼻炎。マンションだから、朝はそんなにつらくないけど、洗濯物はすぐ干さないと陰るの早いから、と、ベランダに出ると寒風にやられるんだよね。

 加納朋子さんから『虹の家のアリス』いただく。


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