昔の日記

7/11〜7/21


7/11(火)

 昨日、『垂里冴子』見損ねてしまった。直前まで覚えてたのになあ。

 シナリオは、結局今日まで持ち越して終了。でも、ネームのラフが14枚できたからいい。
 この分だと、ラフだけなら、明日中にできるかも。ラストページの締めが決まってないけど。

 久しぶりの、鉄注射に行き、原稿用紙を買い、『虹北恭助の冒険』(はやみねかおる)も買ってくる。書き下ろしがあるらしいので、楽しみ。
 背表紙にも絵が入っているのは珍しいなあ。『ROMMY』以来かな。

 今月は、用事がやたらと入り組んでいるので、混乱。
 相棒がMacに入れてくれたPalmデスクトップのスケジュール帳で、ここ1ヶ月ほど、とても助かっている。
 『ToDo』と言う項目で、やらなきゃならない細かい用事を打ち込んでおくと、当日やり損ねても、翌日翌々日と予定を繰り越しして表示してくれるのだ。
 わたしは、ほとんど一ヶ月表示で見ている。今までも、スケジュール管理は、システム手帳より、壁掛けカレンダーでしてしまった方なので。
 おかげで、少々日付や曜日の観念がでてきた気がする。(今までがなさすぎ)



7/12(水)

 やることが、どんどんタイトになってきた。
 ネームのラフは残り7、別の件でPhoto Shop作業。ネットで探してきた資料見ながら、それとはまた別件の下書きも。
 いろいろ考えていたら、間に合わないぞ〜って状態。
 ネームの清書完成は、さすがに明日中は無理かしら…。



7/13(木)

 ひたすらネームの清書。

 同人誌通販は、最後の申し込みの発送用意をしました。遅くなってすみません。明日には送れます。



7/14(金)

 ネームの清書、残り9。今日中に完成させて、編集にFAXしたかったのに。Photo Shopの続きもしなければ。ああ、間に合わない〜。どどどどどどうしよう。

 『TRICK』(テレ朝)が面白い。
 手品師(仲間由紀恵)が、だまされやすい若手物理学者と組んで、インチキ教祖の嘘を暴こうと、教団が暮らしている村に乗り込む話。
 阿部寛の物理学者がお気に入り。二枚目に決まろうとして、意図と反して少しずつズレていき、イッてしまった三枚目になるあたり、キャラたちまくり。
 霊能者に、菅井きんをもってくるのは、はじめは受けた。でも、あんまり悪者に見えない。この話(にせ霊能者との戦い)で全話ひくとしたら、ちょっと残念。もっといろいろやってほしいけど、どうなんだろう。
 余談だが、仲間由紀恵が、中山エミリにしかみえない…。どうしても見えない。中山エミリで見るしかなくなっているわたしの脳。
 脇も達者な役者ばっかり。そして、教団の事務長みたいな役の、山崎一は、手塚治虫のアセチレンランプに似ていると思うがどうか。



7/15(土)

 ネームを終わらせて、FAX。編集部はどうせ閉まってるんだけどね…。

 あとは、Photo Shopで画像作り。



7/16(日)

 昨日一日で終わらなかったので、Photo Shopの続きをやっていたら、ひどい貧血になってしまった。
 同人誌の下書きをやるが、あんまり長く描いていられない…。忙しいときに限って、こんな風なのだな。あの、あれだ、なあ、マーフィーの法則か?(おやじかわたしは)

 夜、千織さんと電話。毎日骨太を毎日飲んでいる、と、なぜかうれしそうに言っている。



7/17(月)

 ネームのOKが出た。水死体描かねば。資料どうしよう。昔、つのだじろうの『恐怖新聞』に載っていたのを覚えてるんだけど、これ以上怖い本を部屋の中に増やしたくないし。けどやっぱりなんか買わなきゃならないんだろうな。芳林堂のカルトな本の売り場に、そんなような残酷写真ばかり載せたムックがあったような気がする。うーん。お化け屋敷でパニック起こしまくって、周りに迷惑書けるようなわたしが、そんな本買うんですか。うーん、困ったなあ。立ち読みもしたくないなあ。

 彩の『バニラブリュレ』がうまいっす。うまいうまいといっていたら、相棒がまた買ってきてくれた。一緒に『特選さみどり抹茶』も。
 売り場で眺めたとき、一瞬「特選さ、みどり抹茶」とズバットみたいな人に威張られているような気がしたと言っていた。フランクな彩。

 新しいポカリスエットのCMの音楽。ヒラサワ節に聞こえる。もちろん声が違うけど。曲のクレジットが出ないので誰かわからない。



7/18(火)

 ポカリの曲。
 ポルノグラフィティの新曲だそうです。メールで教えてくれた飯野さんありがとう。
 GEOに行ってみたら、まだレンタルでは出てなかった。フルコーラス確かめてみたいっす。

 加納朋子さんの『魔法飛行』の漫画化をした、サスペリア増刊号『名探偵に捧げる犯罪』(秋田書店)が発売中です。見てね〜。
 猫丸先輩の予告も載ってます。猫丸先輩の横に、みきさんのメルカトル鮎も載ってます。一緒に雑誌に載るのってはじめて。
 なんだか、じ〜ん。

 最近、季節もの?の書き込みを全然してないな。
 おとといの月食、もちろん見ました。向かいの路地を歩いたら、すぐ見えた。
 ついでに、近所をさまよったら、小学生ぐらいの女の子が、お父さんと一緒に観察してた。
 わたしが、はじめて月食を見たのも、そう言えば小学生の時。二年生だった。
 ちょうど夏休みで、宿題の自由研究で、皆既月食の観察絵日記をつけたのだ。
 生まれて初めて見るものの観察と言うのは、スリリングでインパクトがあったよん。地球の陰に隠れた月の、ゆで卵の黄身のような光景は、未だに目の裏から離れない。
 しかも、その月食が終わるのが、午後10時過ぎ。それまで8時ジャストに睡眠していた幼少のわたしには、大晦日でさえ味わえない、夜更かしの大義名分があって、余計興奮したものだ。
 それ以後、今までにも、皆既月食は当然何回も経験しているのだけど、今回はしみじみと小学二年の追体験をしたのだった。
 群雲がかかって、ちょっと残念なとこあったけど、楽しかった。

 翌日が、梅雨明けだったのだが、陽気は全然かわらん。油照り。あづい。

 津原泰水さんが、弟さん作のデスクトップアクセサリ、『あびこくん時計』を送ってきてくれた。ゼンマイクロックと言うフリーウェアで作ったもので、中央にわたしの絵の『あびこくん』の顔がある。丸いフレームと比べても、ほんまにあびこくんの顔は丸い。

 原稿を描きながら、借りてきたエディーマーフィーの『ドクタードリトル』のビデオを観る。ここに出てくる犬のラッキーが、うちのコロにそっくりなのだ。CMで観て気になっていたのだが、すごく似ている。本物が出ているように思えてしまう。雑種なのに、なぜ、こんなに似ている。

 資料の怖い本を、ようやく買ってきた。怖いので、タイトルも書きたくない。(なんでや)



7/19(水)

 面白そうな仕事の電話が入ったので、受けてしまった。しかし、至急のシロモノなのである。この期に及んで、大丈夫なのかわたし。
 同人誌は終わってないし(一日中やってるのに。夕飯作るのパスさせてもらってるのに)、仕事しようにも、資料で買ってきた死体の写真観るのが怖くて、本が開けないし。

 以前、鞠夫オフでお会いした、姫川みかげさんのミステリ系サイトをみつけた。『本だーらんど通信』です。なつかしくて、速攻で行ってしまったよん。
 サスペリア増刊号、買ってくれてありがとう〜(^○^)。



7/20(木)

 朝まで起きていて、昨日の仕事のラフを描き、FAX。

 夕方、相棒とお出かけ。我孫子さんが来ているので、新宿で、迎撃のお食事&カラオケ。
 待ち合わせ先は、お馴染み、元日清パワステ近くの『滋味城』
 信号を渡る前に、最寄りのコンビニをちろっと見たら、雑誌のコーナーで紅い髪の爆発したお方が立ち読みをしている。
 我孫子さん。
 しかし、摩耶さんの結婚式の前に、髪の毛切ったんじゃなかったの。

 先に店に入って、とりあえず乾杯。e-Novelsの話などする。
 相棒が、「下鴨を女の陰毛に例えるのはどうかと思う」と突っ込んでいた。
 返事は「しらん人にはわからんと思って」だったが、そこまで例えるなら、トリックにでも使っていただかないと。

 ややもして、C塚さん、骨折の足を養生しながら、登場。ギプスはしてなかったので、安心した。以前貫井さんが、同じような骨折をした時、ずっと松葉杖だったので、その印象が強かったのだ。
 間をおかず、大森さん、よしこさん現る。韓国帰りの二人。
 よしこさんのTシャツには「少年H」と縦書き。大森さんは、来てすぐの姿は和製だったが、やがて、侍スピリッツのアスラ斬魔伝の前開きのシャツを羽織る。
 しかも、大森さんは、ホテルの正面の怪しい散髪屋でカットしたとかで、側面刈り上げの、頭頂部そろばんの珠、のようなアジアンヘアだった。
 そこでは、業界人でないうちの相棒が「聞いていいんかな」とびびるようなヒミツの会話が繰り広げられたのだが、ヒミツなので当然書かない。
 書くとすれば、大森さん。

 大森さんのアジアな姿を見たい人は、来月のアニメージュのコラムのカットを見てください。

 よしこさんが韓国土産を配り、うちも、韓国海苔と韓国チョコとハングルの字幕が入った『少女革命ウテナ』のVIDEO CDをいただく。
 他にも、アジアンアイドルのパンフを見たり、携帯のカタログを見たりした。
 が、その中に、あらかじめ電話で聞かされていた、虫の缶詰がなかったので、安堵。
 きっと、虫缶のことは、あちこちで話していて、ここに持ってくると言っていたこと自体を忘れてくれたと見た。>大森さん
 ありがたや。

 カラオケはパセラ。大森さんがメダロットを歌いたがるが、まだ本に載ってない。
 そこでよしこさん、「直接入れちゃえ」
 と謎の行動。
 リモコンで数字を入力するも、ディスプレイに曲名は表示されず、イントロが始まるときには、タイトル画面も表示されない。
 それでも、曲は流れ、歌詞は出る。
 裏技。
 よしこさん曰く、「本がまだ、番号に追いついていない」そうだ。
 さすが、カラオケ番長。

 前回このメンツでカラオケしたときには、本性を現さなかったうちの相棒だが、MAXの『アクエリアス』(ほんとのタイトルなんだっけ?)を歌うC塚さんに、男の身ながらハモリを入れ、彼女の歓心を買う。
 ついに、出てしまった、ハミングバード。
 そして、我孫子さんは、得意げに「彼は『もののけ姫』も歌えるんだよ」とセールスしてくれた(笑)ありがとう、我孫子さん。

 青江美奈追悼で『伊勢佐木町ブルース』をC塚さんが歌い、沖縄サミット記念でよしこさんがアムロを歌い、3時間でお開きになったのだった。
 優等生優等生。

 帰ってすぐ、アニメージュのコラムの下書き。ファックスしてから、就寝。
 あとから聞いたのだが、SF少年だったうちの相棒は、ずっと以前から、大森さんは憧れの人だったんだそうだ。