昔の日記

4/11〜4/20



4/11(火)

 風邪薬が切れたにもかかわらず、あんまりにも具合が悪いので、近所の医者に。
 血液検査の結果が出なければはっきりとはわからないが、レントゲンでは肺に影があって、肺炎の疑い濃厚。
 外出禁止。
 今日は、別コミの浜口奈津子さんと、ご飯を食べに行く予定だったのだが。
 泣く泣くキャンセル。
 悲しいので、はまぐちさんのHP『なつこナビ』にリンクを張っておきます(>思考ぐちゃぐちゃ)。
 リンク不許可のようなことを書いてあるページですが、わたしは許可をもらっているので、大丈夫です。壁紙や占いのコーナーもあるので、行ってみてね。

 食事の約束の時間だった午後5時くらいには、少し調子が良くなって、「出かけても良かったかなあ」と思ったが、7時を越えると、激烈に体調が悪くなる。やっぱり出かけなくて良かった。倒れて、帰宅できなくなってたかも。手のふるえが出てきたが、これは多分ホクナリンテープ(気管支拡張剤)の副作用のような気がする。



4/12(水)

 深夜、ひどい頭痛がぶり返し、寝ていられなくなる。
 起きていると、相棒が白玉の砂糖がけを作ってくれた。 まだあったかい白玉にほんのりした甘味が、あまりにもおいしいので、一時苦痛を忘れる(爆)
 そのまま身をおこしているだけでは手持ち無沙汰だし、TV見ているのがつらいので、今度は自力でブラウニーを作る。
 でき上がった頃、頭痛が治まり、ようやく眠る。

 日中、ずっと床にふせる。夕方、医者に行く。ふるえはやはりホクナリンのせいらしい。ついでに頭痛薬ももらってくる。本当は飲みたくないのだが、今晩も昨晩ほど痛かったら、泣いてしまうし。

 相棒がブックオフで、牧野修さんの『MOUSE』と『ビヨンド ザ ビヨンド』を見つけ、おみやげに買ってきてくれる。
 『ビヨンド ザ ビヨンド』(ログアウト冒険文庫)の存在は、全然しらなかったぞ。

 今日は昨日のように、お菓子を作ったりなどの無茶はしてないのに、まだ熱が下がらない。頭痛も少し有り。
 咳と鼻水は止まりつつある。それだけでもちょっとほっとしたり。



4/13(木)

 相棒の体調も、いままで決していいとは言えなかったのだが(わたしより前からずっと咳をしてた)、今夜半、本格的に具合が悪くなってきてしまったようだ。一家総倒れか?

 …と思っていたら、一晩寝たら熱下がってる。うらやましいなあ(;_;)

 わたしの方は相変わらず。

 天気がいいし、お散歩したいよう。

 サスペリアの編集部から電話。名探偵ものの小説を原作にして読みきり1本とのこと。向こうからの作品の指定はないらしい。さて、どうしようかな。



4/14(金)

 深夜2時過ぎにまた頭痛。相棒を起こさないように布団を抜け出すが、電気をつける訳にはいかないので、パソコンだけ電源入れて、ぼんやりと1時間もネットサーフ。テレホーダイにははいってないのに(爆)
 ぐるぐる廻っていたら、花とゆめの作家さんのコミックスの感想として『河内実加さんと絵が似ている』とある、某日記にたどりついた。へえ。そうなのか。わたしは自分の絵柄を、全くといっていいほど客観的に把握してないので、この人の漫画を読むと、他人からどう見えているのかわかるわけだ。おもろいなあ。
 そう思って、帰り道相棒に買ってきてもらった。該当の本は見つからなかったので、今、手元にあるのは、違うコミックスなんだけど。
 …似てるかなあ?
 この作家さんは、典型的な花とゆめ絵柄だと思うんだが。
 多分わたしはそういう絵ではないし。パンタッチも影処理も全然違うし。
 読者の目には、そう見えるもんなのかな。
 それとも、同じコミックスを見ないとわからないのかな。

 週間アスキーで連載が始まった我孫子さんの『狩人は都を駆ける』を読む。この話は、あの『マクロプス探偵』ではないですか。この先、どんな奇天烈な事件をおこしてくれるのか楽しみ。タイトルだけだとどんな事件が起こるのかわからん。

 相棒が『異形コレクション』の最新巻『宇宙生物ゾーン』をGETしてきてくれた。これでコンプリート。
 廣済堂書店は、4月以降「文芸書から撤退する」そうで、異形コレクションもこの巻で打ち切りなんだらしい。
 好きだったのになあ。
 撤退と言うことは、今後の増刷はないと言うことなんだろうから、このシリーズのファンの人は今のうちに買っておいた方がいいです。それにしても次回配本予定だった『帰還』の未発行は残念。早いうちに他所から発行してほしい。できたらこの装丁や値段に近い形で。(ハードカバーだったらかなわん)

 夜半になって、熱が下がってきたので、ようやくお風呂にはいる許可が降りた。わーい。
 これまでは、よくて身体をふくだけだったのだ。
 で、さっぱりした。しあわせ。



4/15(土)

 検査結果を聞きに、医者へ。白血球もさほど増えていないので、しばらく抗生物質を飲めば良いとのこと。
 ただ、内藤剛志似の医師が言うことには、
 「まごうことなき、貧血です」
 で、今後治療すると言われた。やぶへび。
 数年前に実家の近くで受けた血液検査でも、「正常値ぎりぎりなので、これ以上下がったら、病気扱い」と言われてはいた。
 今回はすっかり病気の域に入ってしまったという訳だ。がっくん。

 貧血といえば、思い出がある。
 高校三年生の時、高田馬場の予備校の夏期講習に通っていた時のことだ。
 予備校とは反対側の駅前には、その頃、献血車が常駐していた。
 わたしはその数カ月前、やはり献血車で検査を受け、「あなたは鉄欠乏性貧血なので、献血できません。ありがとうございます」と、えんぴつだけもらって帰っていた。
 夏休みといえば、暑い。
 汗だらだらである。
 喉が乾く。
 財布の中を見ると、30円と帰りのJRの回数券しかない。
 予備校の中の自販機は、学割でジュース1杯50円になっているが、それにも足りない金額である。
 ふと献血車を見る。
 今、まさに看護婦さんに断わられている最中の、学生の姿が目に入った。
 「ありがとうございます。あなたは鉄欠乏性貧血なので、献血できません。あちらでジュースをもらってお帰り下さい」
 …わたしは、迷うことなく、献血車に飛び込んだ。
 その1ヶ月というもの、自分が貧血で献血できないことをわかっていながら、オレンジジュースだけをもらうべく、駅前に通い続けた。まるでハゲタカである。

 以前、S学館の編集にその話をしたことがあった。彼はこう言った。「河内さん、そんな漫画描けば良いのに」
 どんな漫画やねん。

 さて、現在のわたしである。
 貧血用献立のパンフレットをもらって帰り、とりあえず久しぶりにハンバーグを作る。
 熱は、7度前半と6度後半をふらふら。
 が、余計な病名が増えたせいか、調子悪いのが何のためなのかわからずに、なんだか身の置きどころがないのである。

 夜は、久しぶりに千織さんと長電話。忙しい我孫子さんが『つる女房』のように仕事部屋にこもっていて、全然面白くないそうである。部屋を開けたら、正体を現わして、住人全員がアビコさんである『みな俺であれ星』に帰ってしまうかもしれないので、気をつけよう、などと言う話をする。なんだそれ。



4/16(日)

 わたしが動けるようになって安心したせいと言っているが、入れ代わりで、相棒が一日眠りっぱなしである。

 今日は、鶏のレバーと豚のレバーを買ってきた。豚はニラレバ炒めで夕飯に、鶏は酒と醤油と砂糖、ショウガで煮て、わたしの常備食にした。毎食少しずつ食べるつもり。

 TVドラマの話。
 前期はまったくドラマを見なかったが、今回は(他にすることもなかったせいもあって)結構見ている。
 『ショムニ』『池袋ウエストゲートパーク』『伝説の教師』『QUIZ』
 『ショムニ』は、以前通り。
 『池袋ウエストゲートパーク』は、知っている風景がいっぱい映るので、面白く見た。が、ストーリーはあんまり覚えてなかったり。カメラワークが凝り過ぎ、と相棒が不満をもらしていたが、確かにこの話に、こういう演出は意味ないかも。原作は気になってた。やっぱり図書館で借りよう。
 『伝説の教師』は、松本見たさ。アリクワセラレってどういう発想(笑)しかし続けて見ないと、面白いのかどうかわからない。
 先が一番気になるのは『QUIZ』。シンプルな話だけに、続きがどうにも作れる気がして、どう転ぶのか?と言う興味。だが、この出演者の中で、誰が犯人か、と言われても、今の段階では、誰でもいーじゃんっていう感じもする。
 番宣を見て『アナザヘヴン』も、見てもよかったかな、と思っている。



4/17(月)

 未明に、我孫子さんとこからリンクされた『オルカ』の声を聞きに行った。
 だが、声を聞くのに必要な、RealPlayer G2 Basic の最低動作環境は、200 MHz 以上だそうだ。わたしのMacは90 MHzなので、全然だめなのだった。
 で、相棒がVAIOでつないでくれたのだが、Flashのウインドウを開いたままだと、フリーズしてしまう。
 よっぽどのパワーマシンでないと、これ聞きながら、お絵書きはできんわ。

 5/10〆の犬漫画の構成をしながら、じゃわさんに借りた『バロック』をやってみる。
 異形がキモチ悪いデザインでとてもよい。
 この手のゲームはいままでやったことがないので、まごまごしていたら、相棒が別のメモリーカードで始める。
 自分ではやらずに、それを見てしまう。
 岩田さんの音楽も好きかも。つくづく不協和音好きなわし。



4/18(火)

 いきなりスケジュールがおして来てしまう。ううむ。
 必要な資料を図書館に探しに行ったり、書店で買い込んだり、しばらくぶりに本の山。
 夜は、諸々をひたすら読書。


4/19(水)

 今日も、昨日と似たような状況。また資料を買いに本屋通い。ちょっと違うところは、『バロック』の攻略本も買ってしまったってことか?(笑)いま思い出したけど『IN★POCKET』を買い忘れてしまった。
 あとはスケッチブックと格闘。資料と一緒にコピーしてまとめる。



4/20(木)

 サスペリアの打ち合わせ。原作は加納朋子さんの『魔法飛行』から表題作をいただくことに。
 編集サイドでも既読だったので、話がすいすい進んだ。
 読み切りなので、まったくの原作どおりと言う訳には行かないかもしれないけど、できるかぎりがんばります。
 加納さんにも快諾をいただいて、よかったよかった。
で、これがカワチ版・駒ちゃんです。
 なんやこれ、不満、と思われるファンの方も沢山いらっしゃるとは思いますが、ひとえにわたしの表現不足ですので、その時は「カワチのへたくそ」となじって溜飲をさげてくださいまし(^-^;



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