昔の日記

3/1〜3/15


3/1(月)

 徹夜こそしなかったものの、仮眠のみで仕事、というのは久しぶりかも。『半熟』の1回め以来か。全然終わらなくって、あわててみきさん呼んで、計4人で修羅場った時だ。
 午前中10時に終わる。タクシーで来たK川担当に原稿を渡して、そのまま犬の散歩(爆)。母は今日で点滴終わり。肺の影も消えている。安心。
 午後、疲れがどっと来たのか、吐き気と頭痛と咳き込みでひっくりかえるわたし。
 とりあえず、今日はお休み。


3/2(火)

 今日は寝たきり。起きると吐いてしまうのだ(爆)でも、寝ていると普通なので、『蒼白の城XXX』と『大久保町は燃えているか』を読む。
 面白かったっす。感想は後日。


3/3(水)

 深夜に起きて、メフィストの4コマのラフをして、編集部にFAX。
 このごろ我孫子さんはネタを提供してくれないので、困り果て、ついに昨冬の『20%理論』を出すことにする。あーあ、学園ものコミカルやおい漫画のネタにしようと思ってたのに、ってそんな仕事の依頼来てないですが。

 午後は早速、下書きとペン入れ。しかし、また頭痛がしてきたので、今度は頭痛薬でなく、風邪薬を飲んでみる。効いた。効いて眠くなってしまった。早く寝る。



3/4(木)

 犬散歩をしてから、ようやく隠れ家に帰還。
 4コマを終わらせたかったのだが、昨日の早寝が祟り、6コマ(笑)ほど終わってない。
 明日、足りないトーンを買ってきて貼らねば。

 千織さんからの電話で、大森さんの日記(2/26)で召還されていることを知り、観に行く。
 …大森さんありがとう。
 さしものわたしも金縛りでした。
 田中さんがた、なんでもしますから、もとの我孫子さんを返して下さい(泣)


3/5(水)

 午前中30分でトーンを買ってきて、メフィストの仕上げ。都会は時短でいい。
 明日手渡しということになったので、また買い物に行き、ヨーグルトと魚肉ソーセージと『慟哭の城XXX』と『別冊宝島わかりたいあなたのための異常心理入門』を買ってくる。

 で、ここで『蒼白の城XXX』と『慟哭の城XXX』(田中啓文)のまとめ感想をば。
 数日前、前者を読んだ時は、読了後「きゃー、終わってないわ〜はやく言ってよさめざめ」だったのだが、隠れ家に帰ってきてHPを見たら、3日に『慟哭の城XXX』が早くも出ているという告知があり、わたしはなんて素晴らしい星のもとに生まれているんだろうと喜び勇ん買いました。
 どろどろしているところや、気が狂いそうなところが、イっていていいですなあ。後半ブルーがあんなことを考え始めたので『おろろ』とおろおろしましたが。そもそもブルーはいらんことを沢山しまくるので、かなりいらいらしてたのは事実だ。男前でなければ許してやったのものを。って何故わたしが許す許さないを言うんだ。(一般的な男前には『けっ』という感情しか抱かないわたし)登場人物は誰も彼も卑怯者の嵐で、いっそ清清しかったです。いいのかな、ジュブナイルなのに。でももっと鬼畜でもよかった(爆)
 しかしこのキャラ構成で、わたしがシリーズぶっつづけで読めると言うことは、珍しいことです。作者の物語力かも。
 何はともあれ、2冊通じて一番嫌いだった人が死んでくれて、すっきりしました。あー、面白かった。

 一方、大久保町シリーズ『大久保町の決闘』『大久保町は燃えているか』(田中哲弥)善人の嵐。しかも町内会的小市民ウェスタン。歌うように読めるというか語るように読めると言うか、講談調です。こんなことをいうのは、活字プロ相手におこがましいが、以前ジュニアの小説依頼された時に、しゃべくりに近い地の文が作れないかと思って、試作し挫折したことがあって、今思えば想定していたのが、こんな文体だった。でも、これは細かい心理的流れがあってこそ成立するフォルムなのだと、これを読んで納得した。わたしには無理だ。
 素頓狂な設定に、地に足の着いた登場人物の感情、つうのはミソですなあ。完結編も読もう。
 ところで『朝ごはんが食べたい』は田中哲弥さんだったのですか。なるほどデビュー作からこのスタイルができあがっていたのですな。

 日記を読むと、哲弥さんの方が悪ぶっていて、啓文さんの方がおっとりしてそうなのに、不思議なことです。


3/6(土)

 朝ゴミ捨てに起きた時から、おかしいなあおかしいなあと思っていたら、メフィストの原稿受け渡しにさあ出発と靴をはきかけたところで、はいてしまう。まだ体調が戻ってない。
 待ち合わせに遅れること15分で、喫茶店に到着。O田担当氏と話していれば具合がよくなるだろうと思ったところがあにはからんや。
 折角「今回のメフィストは新本格グランドクロスですよ。綾辻さんは載るし法月さんは載るし我孫子さんは載るし京極さんは載るし有栖川さんは載るし二階堂さんは載るし竹本さんも載るし∞」などという話をしていたのに、もうだめ帰りしな絶対行き倒れる、という絶不調となり、徒歩5分のところをタクシーで送ってもらう。ごめんなさい。
 2時から南澤さんちでミニオフだったのだが、夕刻まで寝ていることに。
 でも眠っていると、夢の中でオフに出てしまうというありさまで、どうせ夕飯はどこかで食べなきゃならないしでもひとりはイヤと、出かけて行く。
 「ピカチュウ元気でちゅう」を触った後、7人で中華を食べる。わたしはお粥。
 戻った南澤家で『バージェスの乙女たち』というおそろしげなエロ漫画を眺めてしまい、また気持ち悪くなるし。蜈蚣なんとかかんとか言う作者。カンブリアマニアらしい。しかもあとがきがワンダフルライフってそのまんまですが。しかし見るなよ自分。皆に送ってもらいながら、ふらふら帰る。


3/7(日)

 久々のキリ番報告です。あやべさん5日の午後11時50分頃、34000番GET。ありがとう〜ヽ(^o^)


3/7(日)〜3/13(土)

 また更新が止まってしまいました。
 途中の日記もあるのですが、テキストが重くなってしまうため、そのまま昔の日記にまとめました。あとから追加して行きます。


 3/7夕から実家に戻る。と言うのも、吐き気が治まらず、かかりつけの医者に行くため。当日は日曜で、医者は休みなので、ずっと臥せっている。仰向いていないと吐くのだ。
 翌日医者に診てもらい、また胃が悪くなってきたことが判明。ここ2年くらい治ってたのになあ。ガスターとナウゼリンをもらうが全然良くならず。
 さらに翌日、耐えかねて、胃腸科専門の診療所へ。
 すぐさま胃カメラ。胃潰瘍でした。
 胃の潰瘍部をプリントした写真をもらいました。いらないっての(泣)
 折角なのでここに載せます。嘘です。
 3種類の知らない薬をもらい、翌日には快方に向かう。が、用心のために寝たまま。
 てなわけで、土曜2回めの診察と投薬をしてもらい、日曜の今日ようやく帰還です。
 また具合が悪くならなければ、更新が止まることはないと思います。
 いやはや、まいった。

 3/12『ケイゾク』の展開にショック。可愛かった子犬がいきなり大きくなって噛み付きやがったと言う感想。うなされそう。

●竹本さんのページ更新しました。


 3/13夜、アキから電話。先週、別マの多田かおるさんが急死されたとのこと。
 病名はアキもはっきり覚えてない(なんせ電話のしゃべりがまだパニックを引き摺っている様子)のでわからないが、脳の血管がつまっていて、転んだ拍子に破裂したそうだ。アキはこの1年は手伝っていなかったものの、高校在学中からずっと多田先生のアシスタントをしていた。わたしは直接面識がないが、かなりショック。ずっと別マのトップをとっていた活動は、漫画家としては幸せだったのだろう。が、以前肉親を亡くされた時に色々しんどいことが重なったらしい話を聞いていたので、この頃ようやく落ち着いておられるのかな、と思っていた。連載も続く予定だったそうだ。
 享年38才。お悔やみ申し上げます。


3/14(日)

 バレンタインのお返しをもらった。わーいわーい、本物の我孫子武丸さんからだぞ凄いだろう。流行っているみたいなので、使ってみました『ほんもののあびこたけまるさん』
 可愛いバスケットにはいったグレープフルーツのボディオイルは、ヘッドスペース法というもので香りを作っており、裏書きには『ヘッドスペース法とは、花や果実が最も芳香を放つ瞬間にこだわり、生きたままの植物に特別な装置を取り付け、その香気成分を得る、非常に高度な採香方法です』なんて書いてあって、なににかわからないけどするどく効果がありそうである。

 異形コレクション『グランドホテル』読了。
 わたし的にはハズレなし。ニグも食いたい(爆)
 井上雅彦さんのは、やっぱり”井上雅彦さんの”が読みたかったっていうか。だって楽しみにしてるし。


3/15(月)

 今日は一日机作業。留守していたので色々たまっている。しかも大雨だし。家にいるしかないである。薬が効いているせいか、結構食欲が出てきた。空いた時間はのべつまくなしご飯を作っていた。


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