昔の日記

2/11〜2/28


2/11(木)

 2朝続けての悪夢で目覚める。なんてこった。

 そして、外は今日も雪。怪我をした貫井さんは早々に帰ることに決めたようだ。わたしは、雪も降っているし、滑れないのは事実なんだが、結局予約した午後の指定席で帰ることにする。
 今回、板と靴を変えたせいで、納得した滑りができなかった千織さんは、コーチの我孫子さんを伴って、唯一ゲレンデへ。法月さんと史子さんは、おみやげ物屋の散策。笠井さん親子は法月さんたちふたりを車に乗せ、貫井さんを駅まで送ることに。

 で、わたしはクヌルプの食堂でずっと仕事。
 ああ。
 漫画は孤独な仕事である。
 31枚めまで進む。

 2時ごろ、全員が戻ってきて、「もう出発する」と、いきなり申し渡される。なんにも聞いてなかったよう、と泡を食いつつ片づけ。

 なんとか間に合い、笠井さんと我孫子さんの車に分乗し、昼食に向かう。
 オーナーに教えてもらった蕎麦の旨い店を訪ねるようなのだが、これが結構遠かったのであった。笠井さん親子の後部座席で、堂々と寝てしまう。

 で、蕎麦屋。
 人気者の蕎麦屋さんのようで、壁のあちこちに雑誌取材の切り抜きや、色紙に書かれたサインなどがある。個人的に言うと、こういう店の雰囲気は、うざい。
 でも、蕎麦はおいしかったように思う。

 再び分乗し、わたしは大町の駅で降ろしてもらう。待ち時間、駅前のお土産物屋でおやきと朝日新聞を購入。
 車中では『月見五目飯』を食す。行きにちょっとしか読めなかった『蒼白の城XXX』を開くも完読せず、甲府まで爆睡。八王子に着いても雪がなくならないので仰天。帰宅の道までもが、濡れていた。この冬2回めの積雪か。

 しかし、今回わたしはメフィストネタあびこ編が拾えませんでした>O田さん(笑) 他の人についても低調でしたね。こんなの初めてですよ。1個も拾えないってのは。


 帰宅するなり、母から電話。書道が陶玄展の二科賞にはいったらしい。ようやく判明したのだが、去年の今頃、二科展二科展と騒いでいたのはこの展覧会だったのだ。去年のその時は、友人関係がこじれたりして、母はハードな日々を送らざるを得なくなり、しんどかったようだ。だが、今思うと、展覧会の名前を間違えるほど、賞に関心のない人が受賞したら、そりゃあひともめするでしょう。(去年はいった賞は準二科賞)
 今回も、準二科の翌年いきなり二科賞は、びっくりすることらしい。そうなのか。書道のことは、さっぱりわからん。ともかくよかったよかった。
 みゆさんとも電話。今日池袋でC翼ONLYがあったらしくて、誘ってくれようとしたらしい。でも、未発行本の未練を吹っ切って、ようやくこの春予約金を返還する決意をしたので、それを終わらせないと、顔が出しにくいなあ。2冊ともネームは終わっているのだが、シリアスな絵で同人誌作るのが年々歳々つらくなっているので、今後は何のジャンルでもストーリー漫画同人誌は出さないかもしれない。
 そのあとアキから電話。新しいバイトがつらいとのこと。その他もろもろお互いに情けない話やらつらい話やらもする。最近ちょっとしたことでナーバスになってしまうわたしだが、アキも同じ状態らしい。同じ歳だからなあ。環境が似ているもんなあ。
 まあ、この先どうなるかはわからないが、とにかく明日だけは頑張ろうと励まし合い電話を切る。つらいなあ。
 夕飯は、大町駅前で買ったお焼きを温める。野沢菜はなんか普通。茄子が味噌味で美味しい。しかし1個210円はちょっと高いと思う。


2/12(金)

 昨日買った野沢菜で、野沢菜炒めご飯。油でにんにくを炒めてから、ご飯野沢菜胡麻適量とハイミ−少々を加えてまた炒め、かつおぶしとお醤油で味付け。簡単っしょ?おいしいよ。

 池袋パルコの世界堂に、ライトテーブルを買いに行く。MAXONのコミックトレーサーB5がちいちゃいので前から欲しかったのであった。

 ネーム終了。が既に午前0時。徒歩でコピーに出るのが恐いので、明日FAXすることにする。


2/13(土)

 朝起きて、すぐコピーに行く。午前中に、K川編集@きみぼく担当と我孫子さんにFAX。返事待ちの間に4コマしようと思ったら、めまいが起きたので、少し寝直し。
 K川編集の電話で起きて、直しの箇所を点検。我孫子さんは今日忙しいらしいので、打ち合せは夜にして、出かける。時間が進むのが早いぞ。

 午後は、みきさんと子温さんの結婚お祝の集まり@NiftyPatio。メンバーが北海道や九州から総勢25人集結したが、実は、みきさんは関東ミニオフ5人程度だと思っているのである。全面的に秘密で進めて、サプライズパーティにしたかったのであるが、相方の子温さんには不慮のトラブルでばれたらしい。残念だ。

 新宿駅中央東口前@水晶のピラミッド(勝手に命名)にぞろっと集まり、紀ノ国屋横のカラオケ居酒屋WIWIへ。
 地下の一番奥、20畳ほどのフロアを貸し切っているのだ。
 ケーキを用意し、寺井敏さん@北海道はひとりタキシードを着、両手にバラの花束、胸にはバラのつぼみ、いっちゃあなんだが、腹話術の人形のようだった。そして、マイクを握った仕切り上手のRICさん@大阪が息をのみ、ひとりの手にはひとつのクラッカー、なんて万全な準備なのでしょう!
 ところが、この世に絶対と言うことばは存在しないので。
 遠方組は死角に身を隠しているはずだったのだが、気づいてみると、北海道のメンバーの旦那さん−本来なら牧場で牛の世話をしているはず−つまり、この場に一番いてはおかしい人が、中央で腕組みをしている!
 全員緊張していて、すぐにはその事実に気がつかなかった。この後、彼は『なんだか我孫子さんに似ている』と称されることとなるのだが、このエピソードと関係があるのかどうかは、定かではない。

 予定時間より、かなり遅れて某魔人さんに連れられたみきさんが登場。
 とにもかくにも、入り口からはいる直前に、北海道の旦那さんが見えて、固まったらしい。

 一瞬入るのをためらったのがわかったが、某魔人さんとタカムラさんとで、みきさんを部屋に押し込み、勢い全員でクラッカーの嵐。
 驚いたみきさんはぼろぼろ泣きはじめる。
 美しい涙だったよ。みきちゃん(はあと)
 まず、タカムラさんがもらい泣き。そこここで感極まった声が。ちなみにわしも泣いとったのじゃ、誰も気づかんかったろう。へへん。

 それからは、おめでとうの歌をカラオケするは、おめでとうとは関係ないアニソンを歌うは、りきやんさん@和歌山がお約束の『ラムのラブソング』を歌うは、こんなもんどうすんじゃという長いへびのヌイグルミをプレゼントすると、幹事RICさんの思惑と外れてみきさんは大喜びするはで、むちゃくちゃでしたわ。
 国樹由香さんも、仕事の合間をぬって、すべりこみ参加。
 え?
 みきさんの相方の子温さんはどうしたかって?
 仕事で、一次会に間に合わんかったのじゃ(核爆)

 二次会は、ワインバーで、ゆったりとくつろぐ。
 もうひとりの主役の子温さんも、ようやく登場し、やっと結婚のお祝という雰囲気になりました(笑)

 ほんとに、おめでとさんでした。おふたりさん。 

 折角の機会だから、朝まであそぼーや、という三次会は、泣く泣く遠慮して、一足先に由香さんたちと帰る。
 その後、我孫子さんと電話で打ち合せ。
 嵐のような一日であった。


2/14(日)

 いよいよ切羽詰まってくる。カラーの4コマの下書きを2枚。あとは人形の下書き。
 右ひじと両膝、左足首が痛くて、立ち上がるのが難儀。
 筋肉痛ではなく、関節痛のようだ。だって痺れるんだもん。困ったなあ。


2/15(月)

 1日中仕事。下書きとペン入れとフォトショップでの色の並行作業。

 午後、みきさんちに電話すると、北海道組の寺井さんとFOXさんは、まだそこにいるらしい。「明日南澤さんちに行った後はどうすんの」と寺井さんに聞くと「どうすんでしょう?」と言う。どうするんだ?。現在の進行具合では、昼間のアーマードコア対戦IN南澤家(エロゲ−対戦かもしれん)まではつきあえそうもないので、とりあえず夕食の約束をして切る。
 問題はこの足だ。歩けるのか?
 そして、夕刻になって、腰痛も出てくる。まずいぞこれは。


2/16(火)

 カラーが全然終わらない。
 予定だと、昼間のうちに南澤さんとこに行く心算だったのだが、夕方から合流ということにしてもらう。
 とほほな状態で、南澤家に赴くと、みきさんがトップスのチョコレートケーキを持ってきていたので、寺井さんとFOXさん、チェシャさんと家主の南澤さん共々食する。
 一服したところでどこかで夕飯食うべし、と周囲を物色。ネイティブの人が多そうな、中国料理(でも定食屋)へ。
 大当たり。大人数で行くと、色んな味が食べられて、特によろしいぞ。遠方の寺井さんとFOXさんに満足してもらったので、ますます良好。
 その時、八木健威さんより、携帯に連絡。
 「ぼくも行く〜」と言っているので、合流することに。
 南澤さんが「んじゃあ、駅前のマクドナルドのところで、跳ねていてください」とカマしたら、ほんまに跳ねとったわ。スーツ姿で。男前だなあ。
 駅前の喫茶店で、八木さんは夕飯、他の人間はお茶。
 遠方のみきさんが、「(旦那の)子温さんがすねるので、帰らなきゃ」と席を立った、まさにその瞬間。みきさんの携帯に子温さんの電話が。
 「何人集まってんの?」
 「何話てんの」などとしきりに混じりたがる。
 「こんな風に、携帯で話してると、みきさんがいつまでも帰れないよう」と口々にはやすが、どうやら子温さんは本気で、『みきさんがこっちに来ていることが悔しい』と言うより『自分が混じれへんのが口惜しい』らしい。で、そのまま、30分以上携帯リレーにて話し込む。
 みきさんがようよう帰途につけた後、ふたたび南澤宅。
 寺井さんとFOXさんは、荷物を取って、宿泊のホテルに向かい、わたしは隠れ家から、作成中のカラー入りMOを持って3度引き返す(爆)。
 KPTの使い方がわからないので、南澤さんに教えてもらおうというのだ(核爆)。
 んで、あざやかな手際を見ながら、ついでに背景なんかをつけたしてもらう(ひでえ)。
 初めて南澤さんの音楽用メカの群れを見た八木さんは、しきりに「うわー、おんがくかみたいやん」と感心している。おんがくかだっつーの。

 解散後、わたしは再び自分のMacに向かっている。
 眠いです。でもまだカラーが終わらない。

●竹本さんのページ、更新。


2/17(水)

 今日から漫画の仕事でスタッフが来るため、実家に戻ります。何日くらいかかるかなあ。

 2/18は、HP公開1周年です。
 皆様ありがとうございます。これからもご贔屓に。


2/17(水)〜2/28(日)

 家に辿り着いたら、背景スタッフのえりちゃんが先に仕事場に到着していた。翌日から母が肺炎になる。度胆。幸い入院には至らなかったものの、毎日必ず点滴ということになり、送り迎えと買い出しもすることになる、隠れ家で最近の物価がわかっているので、買い物で迷わずにすんだ。こんなに忙しくても犬の散歩は楽しい。しかし、仕事は徐々に遅れているのだ。じょじょといえばジャンプのジョジョはまだやっているのだろうか。ぬーべーは終わるそうだが。
 今回40Pってことで油断していたら、背景が多くてえりちゃんひとりでは終わらず、いつもはトーンにまわってもらっている吉野さんに、背景の残りをやってもらい、そうなると必然的に佐和ちゃんは背景の影付けがまわってくるのであって、びびりまくっていた。びびってもだめですさもないと終わらないのです。吉野さんがくれた『ぴよちよ』というメモ帳が可愛かった。当然ひよこのメモです。佐和ちゃん用には、うさぎの『ふわりんこ』みゆさん用にはねこの『ねんねこ』
 2人と殆ど入れ代わりで、橘皆無さんとこからめぐんでもらったトーン持参で、みゆさんが来る。皆無さんチョコレートもありがとう。みゆさんは大変恐ろしい情報をも携えて来たのだが、恐ろしすぎてここには書けない。ああ恐ろしや。
 28日早々に終わると予定していた仕事は、そんなこんなでずれ込む。まあそうだわな。約束は1日(月)渡しなので、まあよかった。


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