昔の日記
12/1〜12/31
なし崩しに、元のような日記が始まってしまったり。
いや、イラストも描くつもりだけど。しかし、今コミケ合わせの本にかかりっきりだしなあ。
里帰りの際に、『小説すばる』が届いていたのだが、ジロンのことなどがあって、隠れ家に持ち帰るのを忘れていた。そして、国樹由香さんと電話している時に、喜国さんに「読んだ?」と聞かれて、今回のすばるには、我孫子さんの初官能小説が載っていた事をようやく思い出したのだった。
で、書店に立ち読みに行く。
短い話だから楽勝よー、思っていたのだが。
挿し絵がエッチい。
1ページめでギブアップして、すごすご帰宅したのだった。
考えたら、まず相方に立ち読みしてもらえばよかったのか。
>ちせさん ありがとうございます。いつ頃になるかわかりませんが、そういうことになると思います。
ところで、一日中原稿。あと、わんこのパートのみ。
ペン入れが終わった〜。明日トーンと表紙の版分けをしよう。
実は、昨日じゃわさんの生演奏を含む某ライブがあったのだが、体調が悪くて行けませんでした。残念。
その代わりに、だらだら原稿ができたので、無事脱稿しました。(嘘。2枚残ってる)
で、昨晩は、相方がキャロットケーキを作ってくれました。今日の晩ご飯にはシチューを作ってくれました。シナモンミルクティーも入れてくれました。ただの自慢です。つうか、わたしって、何者?
新刊の通販はもちろんします。明日入稿して、フォーマットが決まったら、通販コーナーにアップしますので、よろしくお願いしますです。<皆さま
入稿終了。本文20Pの本だけど、4コマだからまあまあなボリュームだと思う。
入稿が終わってから、まだネタがあったことを思い出すのはどういう訳か。
通販のコーナーをアップしようと思ったけど、思い出せば同人業界は、年末の通販はお休みするのが慣例なのだった(郵便事故を避けるため)
そう言うわけで、通販コーナーの更新は、もう少しお待ち下さい。
夜、またもや博品館のいっこく堂ライブへ。
チケット入手をした、当の我孫子さんが来られなくなってしまったので、友人を誘って行く。
メンバーは、八木さん、チェシャさん、某魔人さん。
内容は、10/28と殆ど変わりなかったが、本日のいっこくさんは何故かセリフを噛みまくる。自分でも「今日はお客さんに助けられました」などと言っていた(^_^;)
忙しすぎて、寝不足だったり、体調が悪かったりしたのだろうか。
「3はタバじゃねえ」とか「漏れたり漏れなかったり」で、皆ウケていたようだ。
夕飯は、『ねぎし』に行って、牛タンと麦トロのねぎし定食を、皆で食べる。
相方と網代の温泉に一泊旅行。入稿お祝なのであった。
急に連絡を入れたのに、よく宿の予約できたなあ、と思ったら「(週の)中の日はガラガラなんですよ」と民宿の奥さんの弁。
で、その民宿は『とみよし』。
『海鮮の宿』というムックを見ていたら、自家船を持って漁をしている、と載っていたので、予約したのだった。
民宿なので、お部屋が豪華と言う訳にはいかないが(座椅子がない(;O;))、浴衣・タオル(小)・歯ブラシはついてくるので、骨休めには最適。
この日の宿泊は、他にご夫婦2名だったので、家族風呂にしてもらえて、温泉にもゆっくりつかれた。
ここの温泉は、弱食塩水なので、しょっぱい。顔洗うのが怖かったのだった(笑)
都内からちんたら鈍行でたどり着き、着いて早々に湯を遣い、そのあとすぐに楽しみにしていた夕飯〜。
小あじのマリネ、フライの盛り合わせ(えび、あじ、きびなご?)、サザエのつぼ焼き、自家製つみれのおすまし、さしみ盛り合わせ(きんめだい、まぐろ、あまえび、いか)きんめだいのかぶと焼き、おつけもの、煮物、蕎麦。まだあったような気がする〜。と、ビール。
うまい。うまいよー。エビフライがこんなにおいしいと思ったのは初めてだ〜。
甘くて、ソースなしでも食べられる〜。
ご飯がすすむ〜。
食後、もう1回湯に浸かり、その晩は早々に休む。
翌朝、また湯に浸かり、幸せな朝食。
えぼだいの干物、温泉卵、いかの塩辛、海苔、お漬け物、お味噌汁(あさり)、まだあった気がする。
うまかった。(それしかないんか)
10時にチェックアウトの後は、さてこれからどうしよう、と網代の漁港を散策。小学校の裏手の坂を昇って、さみしそうな犬を見つけ、港を眺望し、寺の横の道を下り、犬を見て、猫を見て、干物を干してるとこを見て、干物銀座(って、車道沿いに店が並んでるだけじゃん)で、かわはぎをさばいているおばちゃんの店で、塩辛とあじとむろあじの干物を買う。ここは『ほそや』って店だったが、塩辛が絶品なので、行かれる方は是非おみやげにされるとよろし。
「網代はもう見るものがないなあ」とみかん片手に列車に乗る。考えて、熱海で途中下車。
駅前に『法の華』のドデカ看板があって驚く。
その間近のビルにあった『熱海旅館組合案内所』で『熱海で遊ぼ』8号をもらう。これは新聞形式の商店案内のようなものだ。最後の面に、観光施設のマップも載っている。
くまなく読む。
『熱海城 9:00〜17:00 料金 大人850円 小人400円 年中無休』
まあ、ここでもいいけど、熱海城って、なにがあるんだろう。
『秘宝館 9:30〜17:00 料金 大人1700円 小人ダメ』
小人ダメ。
わざわざ書くか。
そうなのだ。熱海にはここがあったのだ。噂には聞いていたが、初めて噂を聞いたのはいつだったろう。
そして噂に聞くだけで、内容は知らないのだ。エッチなものが置いてある、と言うことぐらいしかわからない。
それに、PS『YAKATA』のクリアおまけも『秘宝館』と言ったなあ。
相方は言う。「行きたいなら行ってもいいけど。行ったことないから。でも今日行かないなら、オレは一生行かない」(語調ママ)
いろいろ物知りな相方は、何かを知っているのだろうか。
それなら、入場料高いけど、行く。
熱海駅から、すてすてと徒歩で向かう途中、相方がコーヒーを飲みたいと言い始めたが、折角熱海なので、60〜70年代を彷佛とさせる怪しい喫茶店じゃないとはいりたくない、とゴネるわし。
『黒んぼ』つう店はなかなかな風情だったが、どうせなら昼食後にお茶にしたいので、スルー。ちょっともったいない。
『熱海で遊ぼ』に載っていた和食処『喜八』で、あじフライ定食(900円)を食べて、また彷徨。
1・2件喫茶店を見かけたが、却下。
そしてたどり着いたコーヒーショップは『慕情』。
老夫婦がやっているお店で、壁には『コーヒーとスパゲッティ』『コーヒーとカレー』『コーヒーとトースト』などのセット料金しか書いていない。
はいってすぐの飾り戸棚には、おみやげものなのかおもちゃなのかわからない小物が飾ってある。
うーんノスタルジー。
老夫婦は何くれとなくわたしらに話し掛けてくれ、これから「熱海城(の近くの『秘宝館』に行くとはさすがに言えなかった)に行く」と言うと、道を教えてくれ、頼んだコーヒー以外に、日本茶を入れてくれ、熱海城でみかんを食べるといい、と言って2個くれ、これもあげるといってCCレモンのキャンディを2つくれた。
ありがとう。慕情。そして旅。ふれあい。
2人に「がんばって行きなさい」と送りだされ、秘宝館をめざすわしらなのだった。ごめんよ〜(;O;)
目的の館は山頂にあった。途中熱海城を見上げるポイントで、慕情のおばちゃんにいただいたみかんを正しく食べた。
しかし、秘宝館。
キッチュである。良くも悪くも『昔の観光地』をそのまま持ち越した展示内容である。世界としては『ペナント』である。昔の小学生の中には、観光地の景色を刺繍したあの三角布を部屋中に貼り、悦に入っていた者が多数いたが。
つまり、『飾る意図はわからなくないが、客観的に見ると、ちょっとずれてる』つう感じか。
はいってすぐは、春画、道祖神信仰の飾り物や各国のプリミティブな飾り物、うんうん学術寄りなのか、と思わせたかと思うと、ピンクパンサーやポパイの針金人形を細工して住人に仕立て、『裏窓』風に飾りつけした、夜のマンション百景。
うーん、一貫性がない、と通り過ぎると壁に間抜けなのぞき穴。中では30秒くらいのミニコントのフィルムが流れている。某推理作家が見たら「うーんわからん!」と怒りそうなオチない脚本。(オチない、つうより、作品自体の意味がわからん>つうて、某推理作家じゃなくてもわからんって言ってますがな)
マダムタッソーと同じ作りの蝋人形です〜、と展示されていながら、当の作品は『局部が小さくて、お宮に「あんまりな仕打ち」と泣かれている貫一』とか、へらへらと脱力したくなるものだったり。
ハイテクを駆使した(と説明書きにある)浦島太郎の人形劇では、浦島は実は女で竜宮城では夜毎レズっておりました、という顛末を5分かけて見せられたり。(見てるなよ<わし)
いや、一生に一度のことだと思うので、楽しみむように心掛けましたが。
でも入場料は500円にしてよ。
ここの制作者は、民話の新解釈が好きらしく、最終コーナーでは、『普通の人間の大きさに戻った一寸法師ですが、ところが夜は魔法が解けてしまうので、色々工夫しておりました』つうハイテク劇2、をやっておりましたよ。
で、耳をそばだてると、
「姫、なんたること、なんたること」と言っている一寸法師。
もうおわかりですね。アフレコは広川太一郎。
仕事選べよ。
ここの館でなにが一番面白かったって、前を歩いていた20〜25歳とおぼしき男性3人組が、一寸法師を見終わった途端同時に、肩と首をひとりのこらずがっくりと落としたことでした。
中年おじさん2人組は、なんかほのぼのと楽しそうにエロなゲームやっていた。
案の定、不思議なものばかりが置いてあるお土産物屋の横のテーブルには、雑記帳が2冊置いてあり、感想でびっしりと埋まっているので、楽しく読ませてもらった。
女性は何故だか4人組で来ている確率が高く、男性では北海道からはるばる来た2人組もいるらしい。
リピーターもいる。0歳児と1歳児を連れて来た夫婦。小人ダメ。
20歳前後には、ここの展示物は、充分鑑賞に耐えるものになっているようで、
「今晩は焼えちゃう〜」などと書いてある。
焼えるか〜。そうか〜。
ここの雑記帳で、ようやく1800円(下山のロープウェイの料金込)のモトが取れたと思った。ほんとか?
熱海旅館組合案内所でもらった、熱海秘宝館の入場割引引換券は、これ。
帰りはまた鈍行に乗り、爆睡しつつ帰る。
使った総額は、お菓子お土産はぶいて、ひとり2万円切りました。
おもろかった、旅。
えりちゃんが来る。
アシスタントのはしごの予定だったのだが、次の先生のとこに行くまで時間があるので、寄ってくれたのだった。
数時間、お菓子を食べながら、雑談をする。
風邪ひきのじゃわさんちに、お見舞いを兼ねて、通販の手紙の受け取り。
相方が買ったPS『ギターフリークス』のソフトと、ギターフリークスの専用コントローラーを持って行く。
このコントローラー、相方は堂々と買ったつもりだったのに、わたしは目の前で梱包を開けられるまで全然目にはいっていなかった。全長60センチもあるのに。
ところで南じゃわ大介さん。
ピックがないのはやりにくいと言っては、お菓子の箱を破いて即席使用するわ、ピッキングレバーがカチャカチャうるさいと言っては、通常コントローラーに替え、キーボード式に弾くわ、揚げ句「この曲が引けないと思われるのは心外だ」と本物のギターをふりまわして、熱演するわなのだった。
がんばれみなみざわだいすけ。
今日から、サインシャインで国際化石鉱物ショーがあったのに、京都のマーミが来ないもんで、忘れていた。
風邪をひいてしまった。
熱があって、咳も出るが、食欲だけはやたらある。
13日に、ちょっと持ち直すが、翌日またぶりかえしてしまう。
16日になっても、ずるずる熱をひきずったまま。
そろそろコミケ用のグッズを作りたいのだが。
品物を見つくろい中。一種2・3点とか、やはりちまちまな数になってしまいそうだ。
今頃思い出したが、先月の下旬、池袋の芳林堂で、秋田書店関係のフェアがあったらしく、そこに置く用の『半熟探偵団』のサイン本を作ったのだが、結局期間中一度も足を運ばなかった。売れたのだろうか。
売れてなかったら恥ずかしいなあ。
これもちょっと前の話。メディアワークス発行の電撃ムックシリーズ『おたくのインターネット』の掲載サイト600以上、の中に混じって載ってます。『少女向け推理ものカット集』と言う紹介は、なるほどと思った。
10月のイラストレポは、まだ色つけしてます。なんてこった。
母の旅行のため、実家に留守番に帰る。
ようやく我孫子さんの『ポルノグラフィック』(小説すばる12月号)を読む。
うーん、本人を知らなかったら、恥ずかしくて読み進められなかったかもしれんなあ(汗)
女性もえっちなもの読みたいと思う時があるが(わたしも一部のやおいは好きなので)、その時、この作品を選ぶかどうかは、甚だ疑問。
どちらかと言うと、シチュエーションに反発を覚えるかもしれない。
そもそも、設定を問題にしたらいけないかもしれないんだけどね。
多くの女性は、置かれた状況よりも、心理的な流れの描写に、よりエロティックなものを感じると、わたしは(勝手に)考えているので。
問題は『男か女か、どちらかが威圧的な立場にある』ってことの方かも。
もしかして、『威圧的な相手に隷従しているような人間も、内心は自由である』ってことがテーマなのか?
だとしたら、成功してないように見えるので、これはやはり新官能(仮)ではなく、従来と同じく一部の男性だけの読み物では。
その後、丁度届いた小説すばる1月号も通読して、ちょっと読書モード。
今年は、冊数を読んでいなくて、文春や推協のベストテンを自主パスしたので、来年は頑張らねばなのだ。
ソニーファミリークラブのDMを読んでいたら、『新こちらブルームーン探偵社』のビデオの広告があった。
確か、女探偵が、架空の腕利き社長を仕立てて、事務所を構えたら、いるはずのない社長が現れてびっくり仰天。そのまま彼は探偵として居着いてしまう、つう話じゃなかったっけ?
これは『新』じゃなくて、その前のシリーズなのかな?
最終回ってどうなったんだっけ?
一緒に、新聞チラシも眺めてて、『一刻館』という、セコハン・ガレージショップの広告に、誤字を見つけた。
わかりませんか?拡大してみましょう。
確かに間違えやすくはある。
しかし(笑)
隣にこんなのもあった。
誘っちゃいかんだろう。いや、誘っているようなもんだけどね。
隠れ家に帰ったら、相方の体調が悪くなっていた。しくしく。
翌日午後には、相方の調子が良くなる。
20日はあわてて年賀状の宛名書きをする。消印間に合ったのだ。
それから数日は、コミケ用の手作りグッズのために、日がな費やす。
プリンターを持ってないので、じゃわさんちに印刷頼みに行ったり、新宿までTシャツを買いに行ったり。
巾着と携帯用ポーチにも、絵をくっつけたのだが、ミシンが使えない場所があるので、一部手縫いなのだ。ひー。編み物は下手の横好きなのだが、裁縫はただヘタなだけなのだよ。
出来上がりを見ながら、領価を下げようと、心に誓う。
千織さん、夕方到着。
本当は、昨日から来るはずだったのだが、風邪っぴきだったので、一日ずれた。
今回、千織さんへのクリスマスプレゼントで、千織さん似のピンクのうさぎの大きさの違うものを2つ買っていた。
USAPINという名前のぬいぐるみである。
本物の千織さんの横に並べて「大中小〜」と遊ぶ(爆)
一方、律儀なわが相方は、わたしにプレゼントを買って来てくれていた。わたしはこのぬいぐるみでウケをとることしか頭になかったのに〜。ごめんよ〜。
1g単位で測れるソーラー式料理計、ありがとう〜。嬉しいよ−。
夕飯は、久しぶりに、池袋の『SIAM』で。
クリスマスイブなんで、混んでいる。そうかここはそういうとき混むのか。
ずっと胃が悪いので、大好きなトムヤンクンは、ふたりが頼んだものからちょこっと分けてもらうわたし。うまいけど、久しぶりに食べると、激烈に辛いなあ。
夕飯後、再びグッズを内職。
千織さんが泊まるので、相方は久々自宅に戻る。
で、寝るまで女同士の話。
できあがったグッズは。ポーチ4、巾着6、メッシュポーチ2、Tシャツ6。うーん、頑張ったんだけどなあ(笑)
世間ではクリスマスだが、わたしたちは有明なのだった。
まだ夜も明け切らぬ5時に起き、6時にじゃわさんと待ち合わせ。有楽町からタクシーに乗って、着いたのは8時。ちょっと早いのだが、遅れるより全然ましだもんなあ。小心者だし。
あにはからんや、売り子でお願いしたあやべさんが着いたのは、9時ぎりぎり。渋滞のため、バスに2時間も揺られていたのだとか。うーん、こういうことがあるからなあ。わたしはやっぱり早く来るのだ。
スペースには、新刊の梱包。開ける瞬間のインクも香しく。
しかし、色指定にミスった気がする、一色刷りにしか見えん。
今回わたしたちはA壁に面したお誕生席だったのだが、斜め横のA壁の合間のシャッターの付近には、既にすごい人だかり、岩田さん@イワエモンさんが来て、「今回は走る男たちが見れますね」と言っていたのだが、その時点ではちょっとなんじゃろと思う程度であったが、10時開場間際、そのひとだかりはもうすんげえ有り様で、オンリーイベントひとつ開けるくらいの阿鼻叫喚になっていた。で、なんのサークルだったのだろう(爆)岩田さんに聞いておけば良かった。
「サークルチケットのお礼です〜」と、あやべさんがクリスマスプレゼントをくれる。全長30センチくらいあるカレイドスコープだ。あまりに綺麗で、みんなしてかわるがわる覗く。うーん、女ごごろのツボを判っているのだ。さすがレディコミ作家。
開場後、新刊『まんまあびわんこ』、既刊とも、好調な売れ行き。グッズもよかったが、半袖Tシャツだけはなかなか売れない。やはり冬だからか。
Tシャツの1枚は、タニグチリウイチさんが買って行ってくださったらしいが、その時わたしはお出かけをしていたような気がする。すみません。
おでかけの合間には、ハナダさんも来て下さって、それからは色々な人と入れ違いで行ったり来たりなのだった。
貞ラブさんのおふたり、青田さん@レコパル、あらきりつこさん、うちの前に1000円落として行った宇田川さん、小森健太朗さん。うちのスタッフのみゆさん、えりちゃんのお姉さん奈々さん@講談社、西澤暁@後輩、午後には小浜さん三村さん大森さんよしこさんも現れる。その頃はポーチなど無くなっていたので、あとでよしこさん宛に送ることを誓う。
今回も当然、じゃわさんの『YAKATA』を委託していたのだが、じゃわさん曰く。
「夕方までに、もう3つ売れないかな〜」
「なんで?」
「サンセット。なんちゃって」
3スペース移動するほどの正拳突きを、腹に食らわせたのは言うまでもない。
まあまあの時間で撤収。みきさんさつきさんたちと合流して、有楽町でぶたしゃぶ。
さつきさん、レピシエのくるみチョコレートうまかったっす。つぼ。
最後になりましたが、『まんまあびこくん』『まんまわんこ』『まんまあびわんこ』完売しました。『あびこくん』と『あびわんこ』は、少し持って帰ってきましたので、通販希望の方は、このページの下のリンクの通販コーナーに書いてある要項にそって、お早めにお申し込み下さい。
今日は、千織さんのみサークル入場。また猫スペースが落選してしまったので、国樹由香さんにサ−クル入場券を譲ってもらい、猫コピー本(夏の再版分)を売るためだ。
わたしは一旦6時に起きて。千織さんを送りだしてから、ニ度寝。相方が迎えに来るまで爆睡。
昼を目指して、電車で有明。由香さんとことあやべさんとこに差し入れをして、千織さんを借り出し、外のベンチでマクドナルドのお昼。
千織さんにペットスペースでみつけた可愛いグッズをもらう。インコのバレッタとびんづめのふたばとハムスターの根付。それから自分でも買い物。
驚いたことに、ペットは2ブロックしかなかった。ひー。前は4くらいあったのに、やはり今回の抽選は厳しかったのねー。
自分で買ったのは、猫おばさんとこの『真っ黒ナナちゃん2』とハムスター本数冊。犬が少なくてがっかりだー。
再び由香さんとこに戻ると、村上佳代さんともども売り子として、エンジン全開だった。
このふたりに話し掛けられて、本を断われる人は殆どいないに違いない。
スペースの後ろには、由香さんの弟さんが控えていた。力仕事のみでなく、由香さんが計算につまった時、すかさず助け舟を出すために待機しているのだ。やさしい〜。
姉弟の昔話など、いろいろ聞く。
15時過ぎ、撤収。先に辞去して、3人で新橋。銀座コリドー街の『ガルリカフェ』でお茶。照明が落ち着いていて、なかなか居心地がよかった。千織さんは「ケーキがでかすぎる」と怒っていた。でかいぶんにはいいと思うけど。夕飯は、隣の『ねぎし』。腹話術の時と同じく、またねぎし定食。それから隠れ家へ戻り、ひたすらだらだら。
正月の買い物のため、いつもより早く帰る千織さん。10時の新幹線でばいばい。
夜は、戻って来た相方と、おとなしく隠れ家でご飯を作って食べる。
天気がいいので、相方と散歩。
行き着いた先の東武デパートで『中国物産展』で徘徊。相方はなにを血迷ったのか、チャイナドレスを見て「68000円か〜」とため息をついている。わしはそんなもん着ないっての。
中華菓子をみつくろって買う。好きなのだ。重慶飯店の菓子。
旭屋書店では牧野さんの『忌まわしい匣』を買う。
いままで読めなかったメフィストの一部を読んだり、SFマガジンの田中啓文さんの短編を読んだりした。
『嘔吐した宇宙飛行士』は、相方が「これがSFだ!」とえらい感動し、田中さんにメールを書いたりしていた。で、わたしは「そうかこれがSFなのか」と思って読んだ。もしかして、なにかをすごく誤解した気がする。が、まあいいか。
メフィストはおそまきながら『ウロボロスの純正音律』を読んだ。
河内実加と言う人もでているが、なんか聡明そうで、バリバリ仕事してそうで、ヘアスタイルはボブっぽくて、ルージュはレッドとロゼの間って感じ。キツくて、間の抜けたところを見せない割に、2人目とかに死にそうだ。
知り合いが読んだら別人と思いそうな気がしたが、知り合いの間でのわたしの評価は「しっかりしてるんだけどちょっと心配なお姉ちゃん」だそうなので、もしかしたらこれで合っているかもしれない。
と、わたしが言うと、相方は「みかは殺されても死んだことに気づかないかもしれない」等と言う。
わたしはそんなにとんまか。
国樹由香さんと言う人もでているが、由香さんは「わたし人を殺しまくりそうでいやー」と言っていた。そういう展開もアリかもしれない。ってことはわたしは由香さんに殺されるのだろうか。
由香さんが殺し損ねたとしても、きっとその後始末は喜国さんがすると思うので、わたしの逃げ延びるすべは万にひとつもない。ううむ。
我孫子さんの『人形』は、もったいないような怖いような気がして、まだ読めないのだった。
相方に遅ればせながらのクリスマスプレゼントを買う。合皮のジャケット。
そのまま、初詣でをすべく浅草へ向かう。
『神谷バー』に行って、電気ブランをきゅーっとやろうししたのだが、既に休みにはいっていた。
「じゃあ、もんじゃ」と『ひょうたん』へ。もんじゃとお好み焼きを2枚ずつ食べ、電気ブランのかわりにラムネサワーきゅーと飲む。2杯ほど。
仲見世をひやかし、できたばかりの露店をながめて焼いたツブ貝なんか食べて、お腹がこなれたところで、居酒屋に行ってまた酒を飲むのだ。
「ぎょみん」
「うおたみやッ」
ってなことで、居酒屋は『魚民』。ぎょみんですよね。普通ぎょみんって読むでしょう。それがつつましやかにくらしている、善良な市民ってもんです。
で、善良な市民は3杯くらい飲み、そうでない人も2杯飲んでいた。←めずらしー。
2000年0時10分前に、表に出たら、浅草寺の境内は、既に人で埋め尽くされ、若者は無軌道に叫び、子供は訳の判らないままに泣き、母は喜び父は回顧し、犬はいつもの散歩コースが通れないのでぎゃんぎゃん喚き、雷門の下は押しつぶされた人が山積みになり、警官は笛をピリピリ鳴らし、車道は通行止めになり、人垣はそこを越え、地平線まで続いていた。
「並ぶのやめようか」
「やめよう」
並んでお詣りするのをあっさり放棄し、さっき境内をふらふらしてるときにみつけた、脇の道の恵比須神社に行く。そこも人が並んでいたが、さっきの終末的風景を見た後では、そんなの屁でもない長さだった。
例年、行列ができることはないらしい。こんなのはじめてだと、出店のおっちゃんが言っていた。
2000年を迎えたのは、雷門から恵比須神社に向かう裏路地だった。
「わしらもこのまま、人生の裏路地をいくのかねえ」
既に老夫婦のような会話なのだった。