昔の日記

9/21〜9/30

9/21(月)

 台風近づく。

 せっぱつまんないと、人間ってやらないもんなのね。いや、一般的なスケジュールでは、全然せっぱつまってないんだけどね。わたし的なものはね。結構キツくて。何やるのも、遅いし。
 で、ネームはいきなり半分まで行く。
 が、瞬発力と持続力とは、やっぱ別物で、そっから先が、いやもう、なんともはや。

 と思ったら、昨日朝7時に起きて、明け方5時までやって、それから3時間眠っただけだったのだ。ダメなはずだわ。今日はもう寝る(-O-)zzz。22時。


9/22(火)

 21日分UPの際、16000番を踏む。わーいわーい。
 自分トコでもキリ番は嬉しい。
 なんかこの頃カウンタの動きが早い?気のせい?

 台風まっただなか〜。しまった、昨日は『lain』だった。ねちゃった…
 早寝したことはしたのだが、数時間置きにちょこちょこ起きちゃった。不合理〜(;_;) 交感神経がコーフンしてると見た。(疲れてるのに〜)

 とにかく前半のヤヤこしい部分のネーム乗り越えたので、俺はエライぞ。
 (自己嫌悪か自己陶酔か、どっちかにせえ)
 けど、最後の方が入り切らなくなり(汗)編集との連絡の際、2P余分にいただく。すまへん。

 原作は原稿用紙にして100枚なのだが、例えばそのまま脚色せずに漫画にするとなると、150Pは余裕でかかってしまうのである。今回はかなり原作に忠実だ。映像に適した部分が多いからだが、その分ページ構成も工夫がいる。密かなエピソードの 差し替えは存在する。しかし、理詰めで行っても窮屈なので、漫画らしいシーンも特設しなければならない。しかも、読んでる人が違和感を覚えない程度に。
 そして、小説を読む楽しみも奪ってはいけない。漫画読んで、なおかつ小説の愛読者にもなってもらわねば。だから、おいしいシーンをあえて削ることだってある。

 わしだって、この位のことはいつも考えているのだ。

 あー、でもファミレス行って仕事したい。でも軽だし、台風の時の運転は怖い。うーむ、あと20P。

 夜はやっぱり鬼貫ドラマを見る。今回の原作は読んでないけど、いつも丁寧に作ってあるなあ、としみじみする。映像もさりげなく凝ってたりするし。


9/23(水)

 台風はいっちゃったハズなのに、空模様はよくないままっす。

 『オランダ靴』ようやく読み終わる。こんな煮つまってる時に、読むなよ(笑)

 ネームあと10P。できるかな?できないかな?微妙なところ。そしてイキナリ眠い。そおいえば、〆切り間際になると眠くなる人が他にもいたっけ(笑)逃避だ逃避。わたしは自分でわかってるぞ(笑)
 でもま、このくらい進んでれば、完成してなくても、とりあえずは読み合わせができる…。ふう。


9/24(木)

 ふふふ。ネームは終わらなかった。(T^T)

 今日は早よからから母が大旅行にでかける。午前3時くらいにもう起きてんの。いくら雨が降ってるからって、そして朝一番のバスに乗るからって、なにもそんな時間にごそごそしてなくてもなあ。なんぎなのは、ウチの近くはタクシーが来てくれないってことである。駅前から乗った時はくるのに、電話で頼むと、どこのタクシー会社も迎車拒否なのである。急な病気の時でさえ、来てくんなかった。バカタリ!いいのか、そんなことで。
 しかしわたしも、いくらなんでも朝5時半に、寝ずに車を動かすことはできん。

 そのまま3時に倒れるように眠り、敗北感と共に10時に起きる。雨は止んでいる。ネームを見直し、昼に犬の散歩。猛烈に眠いのでまた1時間寝て、雑事をしてから、飯田橋。

 創元の鮎川賞なのだが、この日は去年も一昨年も、ラウンジでネームやっていた気がする。今年は…流石に鉛筆は持ちたくないので、続きはやらない。

 で、飯田橋の駅から、エドモントに向かって歩いていると、大股で追い越していく人がいる。
 我孫子さん…。
 待ち合わせの時間を決めたわけでもないのに、同じ電車だったんかい。
 一瞬追いかけかけたのだが、全然距離がちじまらないから、途中であきらめる。
 エドモントに着くと、ロビーの中から手を振っていた。
 「ぼく歩いてるの、見えた?」「わたしを追い越してったじゃない」「え?」
 やっぱ気づいてない(笑)

 ロビーの喫茶店には、打ち合わせ中の二階堂さんしかいない。一旦受け付けに行って、ふたたびロビーに戻る。と、そこに
 ルパン3世。
 …とお嫁さん。
 そーじゃないかそーじゃないかと思っていたけど、やっぱルパンにしか見えんわ。法月さん。
 日記には全然写真を載せたことがないのだが、これは載せるっきゃないでしょう。
 お嫁さんのふみこさんもそう思っていたらしく、なんとか黄色いネクタイをさせるべく頑張ったらしいが、薄い色のジャケットに黒のシャツを着せるとこまでしか、クリアできなかったらしい。それでも、上出来だぞ、ふみこさん!
 時間まで、エドモントルームとか言う謎の待合室にまとまって籠る。先客は北村さんと有栖川さん夫妻と大御所の方達。が、わたしはふみこさんの横に座って、「まさかと思うけど、ダウンタウンのまっちゃんが、30半ばになったら好きなことせんと、とか言って丸坊主になったのとは関係ないよねえ」と聞く。まっつんではないが、長嶋カントクとは関係あったらしい。でも、別に巨人好きなわけじゃなかったよねえ。法月さんは。

 開場時刻になって、広間の前に移動。と、おなつかしや加納さーん\(^o^)/
 光原さんとも会う。元気でした。
 そして開場。わたしは会場内で、加納さんと一緒に前の方にいたんだが、後ろにたまっていた人達は、評論の審査員席の方を見て、やはりルパンがいるとさざめいていたそうだ。遅れてやって来た喜国さんにいたっては、見るなり笑い始めたそうだが、不可抗力ですね。

 今回、短編賞・評論賞ともに受賞作なし。評論の選評を論じていたマイクの前の巽昌章さんを見て『森本レオの真似をしている時の、ダチョウのリーダーに似ている…』と考えていたわたしは、三界一の無礼者かも。
 で、長編賞は飛鳥部勝則さんの『殉教カテリナ車輪』。図像学とミステリをからめた作品だそうで、絵描きのわたしには、すっげーそそられる題材。しかも、本の装丁がかっこいい。黒に染めたカバーに黒箔で題字と飾り罫、花布は金糸。で、しかも本文にも飾りと縁。おまけに図像の袋とじあり。が、本屋で目立つかどうか、という問題はある気がしますが。でも、美観的にはすげえOK。
 で、作者の飛鳥部さん。挨拶の折に堂々たる弁舌を発揮。しかも手の動きが、特定の職種に顕著な動きをする。現職をふせてたようですが、バレバレですわ。(笑)

 乾杯の後、後ろにたまっていた人達に混じり、立食。我孫子さん二階堂さんと「ピロリ菌はいないみたいだよ」など話をしている。と、そこへ島田さんが。このあいだ、さちみりほさんと出した『石岡和己の事件簿』(原書房)の第二弾、南雲堂から、今度は今井ゆきるさんの漫画でジョイント本だすそうです。

 ぐるりと一周したところで、小野さん発見。『屍鬼』がどのくらいの厚さなのか、指で教えてもらう。でも上下巻に分かれてるんだって。なんとなく1冊なのかと思ってた(笑)

 驚くくらいやせた芦辺さんと、漫画原作に煮つまっている小森さんと会話していたら、日下三蔵さんが「高校のころから、河内さんの漫画買ってます」と言ってくださった…。嬉しいけど。日下さんくらい立派なお髭を蓄えた貫祿のあるキャラクターの人に「高校の頃」と言われてしまうと、月日ばかり無闇に重ねたワタクシのこの10数年を振り返ってしまうではないか…(しみじみ)
 C塚さんの話の輪に首つっこむと、竹本さん提案の『新官能』の実作者候補に声をかけている。ほほほほんとにやるんですか、新官能。

 由香さんが到着。また徹夜明け。エライなあ。しばらくして2次会のタゴールに移動。
 ルパンとその一味(約1名)の写真はここ。


9/25(金)

 タゴールの赤い光の下で、ようやくネームの打ち合わせ。
 終わると、なんかぼんやりして眠たくなるわたし。しかも、今晩暑いんだよねえ。
 由香さん、小野さん、C塚さん、ふみこさんと、怖い映画の話。わたしは、怖い映画って、ほとんど観たことないんだけど、小野さんはつわものだからなあ。案の定『怖いものなんかない』と言うしい。ちょっと訓練したいと思って、色々参考にする。

 別の場所に流れていた、宇山さん京極さんの一行が合流。いつのまにか京極我孫子が寄り添って、またもや『斬り抜ける』の話をしている。よっぽど観たいんだなあ。
 やがてC塚さんが、そんなふたりの間に、にじにじと近づいていく。
 「京極さあん、次のデブの話なんですけどおう」
 「次のデブ…。
  それで理解できてしまう話を書いている自分がイヤだ」と京極さんは語る(笑)。そして、デブの打ち合わせ+我孫子乱入タイトル命名の瞬間を傍聴する。人の打ち合わせは、どこまでも無責任に観ていられるので、いつ体験しても面白いことである。

 しばらくして、宇山さんと麻耶さんが退席していく。その後を追うように津原さんが帰ってしまう。ええん。去年のこの時間はまだ飲んだくれてたのに〜。忙しいんだなあ。よいことだけど、ちょっとさびしいぜ。

 午前1時半になって、さしものタゴールも閉まると言う。ぞろぞろと外へ。

 竹本仕事場拉致組(笑)、おとなしく帰る組、別のどっか流れる組。で、こちらは調査の結果、カラオケ番長よしこさんが、24時に目覚めて、こちらに向かっているという情報をキャッチする。で、カラオケボックスにて、番長のお出ましを待つことに。
 我孫子、大森、京極、喜国、国樹、C塚、千街、ふみこ、法月、んで、わし。
 んー。色々同席した過去は数有れど、京極・法月の歌声をまのあたりにするのははじめてかも。

 京極さんの重低音『ひと夏の体験』などあったけども、圧巻は、よしこさんの冠次郎『バイキング』でしょう。この演歌。これでも演歌。しかもシチュエーションがわからない。バイキングの割に漁師らしい。カリブの海も南極も行くらしい。ムチャだ。
 番長より『西銀座』どうのこうの言うフランク永井の歌が、選曲に悩む京極さんに推薦される。出だしは「ABC XYZ それがおいらの口癖さ」
 いやだ、そんな口癖、と言いながら「これはABC殺人事件とXYZの悲劇のことを歌ってるんだな」と推測をつける嫌な人たち(笑)。そんな合間に、喜国さんの持っていた、創元推理文庫のおくずけが『1654年』になっているところも発見する。300年前〜。ますます困った人たち。

 ゴルゴ我孫子が気を配り、ルパンのために『ルパンのバラード』が入力される。なすがままに歌う法月さん。そして、皆の視線は、映像『さらば愛しきルパン』の名場面と、3Dルパンの見比べモードにはいる。そっくりだ…。
 我孫子「やっぱり、ワルサーP38プレゼントしないとなあ」
 大森「じゃあ、ルパンの衣装プレゼントする」
 京極「俺、峰不二子」
 お、おい。
 喜国「じゃ、オレ、屋根ね」
 由香「そんな大きな物を…」
 ちなみに屋根とは、カリオストロで走ってたアレ。

 4時くらいにボックスを出、バラバラにタクシーを拾う。我孫子喜国国樹千街と共に、寿司づめで新宿へ。本日、比較的おとなしかった我孫子さんが、ここでバクハツ。
 「華原の歌は脳にスがはいる!」という、前からの持説を展開。そうでもないよ結構好き、という喜国さん由香さんに、「イヤ、スがはいるでしょう」と断言。「キライなの?」「キライと言うんじゃなく、誰でも脳にスがはいるでしょう」「はいんないけどなあ」「あのね、スがはいるというのは、豆腐が煮つまりすぎるとね、豆腐が…」そんなことは誰でもわかってるって(笑)。喜国さんが音をあげる。「由香ちゃん、あやまっちゃえ。オレ、華原キライ。うんキライそうだそうだ」「でも〜」「あやまっちゃえってば!」「だからつまりスがはいると言うのはね」
 ループ界。


9/25(金)朝以降

 タクシーとJRを乗り継ぎ、どうにか6時までに家に着く。ゆうべ、誰にもかまってもらえなかった(弟は家にいるんだけど)ジロンが、案の定リバース(;_;) 掃除をして、散歩に連れて行って、エサをやって、植木鉢に水やって、風呂はいって、洗濯して、トトが遊べ(;_;)というので遊び、忘れないうちに、と思って24日分をアップして、8時半にようやく寝る。
 と、思ったら。
 裏の中学校で、運動会の予行演習始めやんの!!ボリュームしぼれよ!体育教師!!
 運動会!!許すまじ!!

 さめざめと泣き、10時に起きる。写真を現像に行って、帰りに買い物。冷奴でごはん。午後、千織さんに電話。1日の待ち合わせの確認。そのあと『ルパンとその一味(約1名)の写真』をアップしていると、あっと言う間に夕方の犬散歩。夜ご飯は、余ったお豆腐で、白玉豆腐もちを焼く。ああ、眠い。


9/26(土)

 実家を出、違うところに住もうと思って、家を探す。えりちゃんに、知り合いの不動産屋を紹介してもらって、とりあえず、2DKを借りる。今んとこより、45分以上(バスの時間、アクセス、乗り換え等入れりゃ、1時間程度)は都心。

 明日からでも入れるんだが、10月は仕事があるので、本格移動は11月。でも、月に1週間は仕事で実家に帰るけど。

 ところでコレは、えりちゃんにもらった、テレクラティッシュの裏にあったニセピカチュウです。大笑いなんで、貼っておきます。著作権なんてねえだろう、こんなもん。

●リンク、ちょっと変更あります。


9/27(日)

●ちょっと前、ひよこさんから「日付が間違ってる」と指摘を受けても、どこがどう間違ってるんやら、さっぱりわかんなかったんですが、りえぼーさんから「9月が5月になってる」とメールをもらって、やっと気づきましただ。なおしました。いやー、わからんかった。それにしても何故そんなところ間違う?

 寒いし、雨なので、台所にこもってごそごそやっていたら、料理がいっぱいできてしまった。でも、基本的に食べたくない人間なんだよなあ、わたし。
 なら作るなっての。
 2日くらいかけて食うか。

 ネームの残りをやってしまったら、鋭く眠い。もおうだめ〜。寝る。『殉教カテリナ車輪』は1/3。

リンクの部屋、増えてきたので、詰め込んで見やすくした…つもり。
 できたばかりの、東城和実さん『しあわせくんはどこだ』をリンク。


9/28(月)

 起きたら、昨日終わらせたネームが気に入らなくて、直したくなる。…が、またもジロンがワガママを言うので、午前中に散歩5回。具合悪いんじゃなきゃ、呼ぶなよ〜(;_;) で、打ち合わせ15時なのを、自主的に1時間早く行き、ファミレスで直す。…が、間に合わなかった。ちくちょう(;_;)
 きみぼく新担当のK川さんは、目がでかく、麻耶さんに似てた(笑)。元秋田書店チャンピオン編集者だそうだ。『21休さん』の話などをしてしまう。

 帰って、またジロンの散歩をし、(;_;)ネーム直しをする。で、FAX。

 C塚さんの掲示板で、pankichiさんに、冠次郎の別ネタを教えてもらう。宮本武蔵のことを歌っている「ムサシ」というのがあるそうだ。詳しく知りたい人は、掲示板へGO。 すごいぞ。今度カラオケ行ったらフルコーラスで聞こう。

●竹本さんの新コメント。またも千客万来。
●ルパンの写真、好評なようで、なによりです。いちはやく世界に発信した甲斐がありました(笑)>ありがとう法月さんと我孫子さん。


9/29(火)

 なべを焦がした。このお、忙しい時に。あ、忙しいから焦がしたんか。ははは(白い笑い)。

 散歩の途中でこんなパッケージをみつける。

 釣り餌のあき箱だということはよくわかる。名前がなんなんなので、何かの縁(なんで?)と思い見ていたのだが、しみじみ観察すると、その気持ちはやがて、
 一体この絵は何?
という疑問に変わっていった。さかな?むし?ミジンコ? 上に突き出ているところが目だとすると、デメキンなんだろうか?黒目が両方ともこっちむいてるけど。魚にしては左先に口がないし、左下のふたつのちょんちょりんがハラびれなのだとすると背びれもないし。ちょんちょりんが口か?

 謎だぞ、りんたろう。ところでここはVOWか?


9/30(水)

 また雨。雨の中、問題の『小説推理』を買いに。喜国さんの『本棚探偵の冒険』を読むためです。みんなが「早く買いな」と勧めてくれた我孫子邸レポ。文中にいわく(前略)根拠は極めて希薄である』うわははは。論敵の多いこの雑誌に於いて、あまりにナイスなジャブ。本当のことだけど。似顔絵は、ミステリいろは歌留多鮎川哲也読本等、数名の作家を活写した喜国画伯にして、ちょっと物足りません。なぜかな。あ、そうそう、デコがもっとずっとガン☆と張り出している。
 千織さんに電話したい。いますぐしたい〜。だが明日からうちに来るのに、まあ我慢しとけ>自分

 WOWOWとSt.GIGAをやめようと思って電話した。ところがWOWOWカスタマーセンターったら、2時間も電話がつながんないでやんの。キー!HPから手続きしようと思ってアクセスすりゃあ、契約の仕方はあっても、解約の方法は説明されてないし! やっとつながって、解約を伝えたら「理由をお聞かせください」とかつっこまれて、余計ムカっぱら。「だってつまんないんだもん」とか言いたかったなあ。オトナだから言わなかったけど。もともとSt.GIGAと過去1・2回あったムーンライダースのライブ放映目的で入ったんだもん。しかも解約書類までかかなきゃならんの?それは良いけどさ、せめてHPに解約手続きの説明項目があってもいいんじゃないの?いっらー。St.GIGAはスムースに、電話で解約してくれました。キミとはいつかまた会いたいです。>St.GIGA


最新の日記に戻る