昔の日記

6/ 21〜6/30


6/21(日)

夕べのうちは、シナリオあと1日で終るかなあ、などと呑気に構えていたら、朝起きて目がくるくるまわる。いかん。
ちょっと思いついていた小ネタまで、忘れてしまう始末。溜めてるメールのお返事を、と思ったが、そんな調子で礼儀ある文章なんか、書ける訳がなーい(;_;)

で、マヒした頭で、

ダラダラYAKATAの続き。

ギブアップ宣言したのにねえ。

ここに到ると、もう戦闘ばっかり。頭がぼんやりしているので、通常の精神状態でやっているより、ドキドキしないで済む。共同魔法を覚えてない(だって『結晶のg』持ってない)ので、HPがゼロになって全滅する前に、バシバシとリセットしてしまう(;_;)
まぐれで、中ボス3連勝するまでにリセット5回。
悪夢界に行って、ようやくとfgzでナイトメア星導陣を覚える。試しにやってみたら efzで ナイトメア花影陣が作れた。時計館内だけかと思ってた(;_;)
とはいえ、共同魔法が作れなかったソウイチ一行の戦闘でもリセットの嵐。

最終的に72時間05分12秒で、本編が終ったが、上記のようなリセットを勘定にいれたら、あと2〜4時間上乗せでしょう

後半は、前半(特に青屋敷内部)より、推理部分が少なかったので、それを考えると、ちょっと頭でっかちの感じ。
プレイヤーが何を望むかによるけど。
敷衍すれば『どんなプレイヤーを想定して作ったのか』というのが、気になるところ。
モンスターや謎やゲストキャラの元ネタがほとんどわかる中高生はいないだろうが、でもアニメやキャラ設定は明らかにティーン向け。『濃いミステリ読者』がどの位の割合でゲーマーなのかは、わたしには未知数だが。
個人的な感想を言えば、元ネタがわかるからと言って、本編のストーリーを進行していく上では、あまり関係ないというのがちょっと寂しい。
『館シリーズ』のファンとして言うと、3Dの館が見られたのが何より嬉しかったかも。

あ、ちょっと、めまい。ではこの辺で。

と言いつつ、もう一言。
本編の終りにおまけがついてくる。その名も『秘宝館』。
『熱海秘宝館』(だったっけ?)を思い出す人は関東の人間だけだろうか。まあ、むにゃむにゃ、行ったことはないけど、TVで見た件の場所は、俗にエロスの殿堂と呼ばれるようなものが飾られているのだった。ぱったり。
あ、このおまけがエロなわけでは、別にないんよ。
でも。
『秘宝館の殺人』
想像するだにおそろしや。
わたしにとっては『京都舞妓はんはぽっくり高知急行列車土佐闘犬はほんまに口が臭い』(from『セッション』)と同じくらいのインパクトがあるとお伝えしておきましょう。


6/22(月)

10日間分を『昔の日記』に移動しなければ〜と思いつつ、そんな簡単なことが間違えそうでできない。
ううむ。
半分うとうとしながら、仕事。気づくと、鉛筆持ちながら気を失っている。(←状況が矛盾している。気づくと気を失い終っている、と書くべきか?)
全く、普通の会社勤めはできないね。昔はしてたのに。


6/23(火)

まだまだ天気は悪いけど、今日の体調は、昨日までよりずっとまし。
前編の分のシナリオが終ったので、いっそのことと思い、後編分も少しやる。これで次が楽かな。楽だといいなあ。
それにしても、やっぱり鞠夫はいい

過去の日記をやっと移動。まるで箪笥を動かしたかのようである。
思い起こせば、14才の6月から、この時期は必ず体調が(気分も)ヘンになるのだった。今年はアレルギー皮膚炎もおこしてないし、鬱っぽくもないから、まだましかも。YAKATAに時間を割いたのは正解のように思える。
早く6月終れ。

佐藤誠さんから、教わったが、『秘宝館』は別府にもあるらしい。全国チェーン店なのか?秘宝館。中村青司ったら、もう。(ちがうって)


6/24(水)

今日は推理作家協会賞受賞式。(一応わたしも協会員である)
開場の前に、ひふみちゃん@NECと久しぶりに会い、新橋の第一ホテル東京のラウンジでお茶。やっと最近ビデオを買ったという彼女に、アイスリー時代の平沢師匠のビデオを貸す。で、彼女からは、タイでやったP−MODELライブのパンフを見せてもらう。おお、カラー表紙じゃん。タイ風ザラ紙印刷にすっかりなじんでしまって、3人ともまるでタイ人である。そして相変わらずタイ語は絵にしか見えん。
5時半ごろ、わたしはロビーへ。喫茶に知り合いの顔がいっぱい見えたので、合流。ぞろぞろと、ラ・ローズの間へ。
斎藤肇さんと初めてお会いする。Nifではずっとお世話になっているのだが。すがやみつるさん(現・菅谷充さん)とも挨拶をする。漫画の大先輩と思うと、小説の人と会うときとは、違った緊張をするものだ。竹本さんと漫画の進行の話やら、C塚さんと最近の話やら、夏来さんとパソ通とゲームの話やら、二階堂さんと「島田先生が来てるよ」やらの話をした後、笠井さんと桐野さんにおめでとうございますのご挨拶。
法月さんとは、もっぱら最近お嫁さんがもらってきたという子ネコ(ミド)の話。でもこの日の法月さんは、どこでもネコの話をしていたようだ。
「自分がこんなに親ばかになるとは思わなかった」という法月さんに、大森さんは「こんな法月は間違っている」とまたもや嘆く。
そして、体を壊してまでクリアした(爆)、YAKATA作者、綾辻さんに、色々質問。
謎は全て解けた。(しまった『もぎ』がなんであの形なのか、聞くの忘れた)
でも、ここで聞いたことは、ネタバレになるので書けない。
共同作業の中での、すり合せの大変さなども聞く。
そこに、泡坂先生登場。お孫さんにYAKATAを操作させて、横からご覧になっているとか。うーん、かっこいい。
因みに、今、有栖川さんは人形館、二階堂さんは迷路館、我孫子さんは最後の館とのことだ。

二次会に移るため、ロビーで溜まりながら、法月さんの『ミドちゃん』の写真を見せてもらう。

美猫。

誰が見ても美猫でしょう、アレは。耳が、普通のネコより若干大きいところが、また可愛い。
「『ミドちゃん、かわいいでしゅね〜』とか言ってるんですか?」と聞いたら、「まだそこまでは」という答え。要するに、もうじきそうなるということらしい。
猫を4匹(内訳内ネコ3匹外ネコ1匹)飼っている井上夢人さんは、しきりに「ネコは可愛いが、隣に写っているものをなんとかしろ」と繰り返す。隣に写っているのは、法月さんなんだけど。

二次会のショットバーへ移動。法月さんは、一旦入ったものの、あっという間に行方をくらます。どうやら、のぞみに乗って、新婚家庭に帰ったらしい。
そこで、喜国さんと合流。
で、わたしが混ざり込んだのは、『本格ミステリの現在』グループの二次会。
山口雅也さんが、『山口賞』と名付けて、笠井さんに銘入りのワイングラスをプレゼント。
で、そこでわたしはようやく我孫子さんを捕まえ、大ショックアイコンの意味を説明する。
しばらくして、由香さんが駆けつける。また徹夜らしい。体大丈夫かな。

ここで、講談社のK林さんと会う。実は、わたしの高校時代仲良しだった同級生の旦那さん。お会いするのは初めて。世間は狭い。

最後の頃、少し早めに店を出て、桐野さんの二次会開場へ。しかしながら、桐野さんは、ここでリタイア。お疲れ様でした。

三次会では、状態炸裂。
ここに入店した時点で既にできあがっていた、早川書房を辞めたT内さんが、ついにはじける。初めは「笠井さんの家の窓を全米一(八ヶ岳なんだけど)、美しく磨いた(ただし一枚だけ)」をしきりにアピールしていたのだが、「うちの近所の子供は、みんな我孫子さんのことをアビーと呼んでいる(なんか因果関係がわからん)」について、語りだす。彼は、多分超2枚目の顔だと思うのだが(まあ、京極系の顔なのかもしれない。違うかもしれない。わたしは2枚目顔の概念が欠落しているので、周りの意見に従って言っているだけかもしれない)、初対面がこうだったので、わたしの中では永久に『ガラスを磨く、すがったような声でアビーと呼ぶ人』の認識でしょう(笑)。
アビーアビーと呼びながら、我孫子さんの近くに座り、我孫子さんを『大将』(だっけ?)と呼んでいる室井佑月さんとで、不可思議なトライアングルを形成する。
酔っ払いの室井さんとT内さんは、中学生のように、ベーだ、おまえなんかキライだよー、とお互いをののしってドつきあい、まあ、仲良く喧嘩しててね(はあと)状態だったのだが、我孫子さんが律儀にふたりにつきあっているのである。
「T内!おまえは編集の仕事に合ってないんだよ!あたしが、心理テストで占ってやる」(室井さん)
「なんで、おまえにそんなこといわれなきゃならねえんだよう」(あばれるT内さん)
「いいか『ピーッ(超有名女流作家・実名は避ける。多分60代)と寝る』のと『ハワイのいろとりどりのナマコを食う』、どっちを選ぶ?」
そこで、「ちょっと待って」と言葉を挟む我孫子さん。
「そのいろとりどりのナマコって、何?」
…ナマコが問題なんじゃなくて、ものの例えなんだってば。
矢継早に我孫子さんの質問は続く。
「そのナマコは、食べられるの?」
「そのナマコは、人類がかつて食べたことのあるナマコなの?」

そして、話はどんどんナマコにそれていき、核心に戻ることはないのであった。

いつものパターンなんだけどね。



6/25(木)

24時、二階堂さん、由香さんが帰る。由香さん今度飲もうね。二階堂さん、胃が万全になったら、アフリカ料理フルコースで食べに行きましょうね。河内、頑張って麻雀覚えますんで。

ATMトライアングルのあまりのすさまじさに、笑いまくっていたわたしは、ようやくその頃、『自分はここ数日寝たきりだったのだ』と気づく。だって、座ってるのがしんどくなちゃったんだもん。でも終電はなくなってるし、どうせきっと誰かが朝まで残ってるだろうと、居座ることに決める。でも、眠い。

その頃、さいとうよしこさんが合流。

よしこさんを囲み、TMがはじけ続けているところで、四次会の新宿に移動。
笠井、井上、山口、大森、さいとう、綾辻、室井、T内、我孫子、津原、貫井、喜国、C塚、わたし、のメンバーだったように思う。
ここでは、書評の話。でも、わたしは、そもそも対立関係が良くわかってないので、理解できない。しかし、いっちゃん読者に近い立場から言わせてもらうと『世の中の人は、そこまで書評を意識しない』。よっぽど、趣味の合う書評家がいれば、ハナシは別だが、1・2回大きく趣味がそれれば、当てにはしなくなる。だって、読者は、働いた金払って、本買うんだもん。

この頃から、河内は滅法眠くなり、記憶がとぎれとぎれ。しばらくしたら思い出すこともあるかもしれないけど。

4時ごろ、店を出、蕎麦屋へ。新宿二丁目だから、こんな時間にも開いているのだった。
ここでは再び我孫子ネタ。『高校野球はダメ』『一番遅い給食』『あ、こんなところに蕎麦が!』ネタがあったのだが、大森さんから「ネタ譲るから、4コマで描け」と厳命を受けたので、近いうちにまんままんがに載せます。

駅に行くまでに、次々脱落。一部はタクシーへ。我孫子さんが「ホテルに締め出された」と言うので、珈琲貴族へ。
もーろーと話をし、「貫井くん、女同士が仲良くしはじめたら、気をつけなきゃいけないよ。つまらん情報交換し始めるから」などという我孫子さんに「…」なわし。
「千織さんとわたしのこと、言ってる?」
「ううん、女全部
厳密とは言えない一般化が嫌いだと言っている癖に、何故そおいう乱暴な論理展開をするんだ。
困るなら困るって、感情を前面に出して、はっきり言わないと、期待されてるんだと思って、とりあえずしゃべるぞ。

最後に、井上、貫井、我孫子を残して、わたしはJR上野回りで帰る。
帰宅後、10時過ぎから15時まで爆睡。
その後、我孫子さんの期待に答えるべく、千織さんにリーク電話。

へへーんだ!


6/26(金)

今日は通院の日だったのに、暑さのあまりに忘れてしまった。薬がない。
とは言え、暑い方が、体が楽である。いっそタイに住め!って感じ。

最近、マトモにカウンタ見なかったら、いつの間にか7777が通りすぎちゃってましたね。


6/27(土)

犬洗い。3匹。で、今日も病院忘れた。あとは後半のシナリオやりながら、『ジュリエットの悲鳴』と『朝霧』を一気読み。

『ジュリエットの悲鳴』は面白かった、けど、なんか物足りない。他の人の短編集だったら文句なしなんだけどなあ、と言うことで、わたしが有栖川さんに何を求めているか、という事を改めて考えてみた。

この中で気に入った作品…と言うと、表題作と『夜汽車は走る』かなあ。
共通するのは、歌、だろうなあ、やっぱり。
江神シリーズでも、登場人物がCD聴いたりするシーンが異常に好きなんだよねえ。『双頭の悪魔』の出だしとかね。
あとは、この作品集には出てこないけど、パズル的要素、かな。火村シリーズは確実にそれで読んでるもんね。
いままで、一番印象に残っている長編のエピソードは、ラブレターを渡した次の日に自殺未遂しちゃった女の子のくだり。これから読む人のために、どこの作品かはあかしませんが。
つまり、論理とリリカル。いや、なんと贅沢な望みなのだろう(笑)
あとがきに「ベスト短編」とあった『登竜門が多すぎる』。確かに面白かったし、有栖川さんの違う面を見たけど。わたし、これ初出で読んでるはずなんだよなあ。でも、覚えてないのはなんで? 多分、有栖川さんの作品と理解してなかったのかも。つうことは、有栖川さんじゃなくてもこういう作風の人はいると思ったってことなのかな?
『裏切る眼』のラストシーンは、すごく好き。かっこええ。

『朝霧』の方。主人公大人になっちゃって。ちょっと寂しい。これも表題作が一番好きかな。判じ物に弱いわたしであった。『暗号』って、好きだ。伝えたい方は、相手が解いてくれるものと期待して作るし、受け取った方も、なんとかそれに答えようとするし、その有様が、いわく言い難い魅力だ。無機質な機械的なもののようでいて、解けた瞬間に周囲の風景を一変させるくらいの力を持つ記号。
『朝霧』は、ラストも「彼女」っぽい。ただ、全編を通して、円紫さんの影が薄くなっちゃった気がするのが、やっぱり寂しい。彼女が大人になった分、円紫さんも老けちゃったんだろうか。『砂糖合戦』のような雄姿がもう一度みたいと思うけど、無理なのかな。 

蛇足だが、かなり前から主人公のイメージは、わたしん中では、ヒロスエ。
円紫さんを玉三郎で、映画やってくれないかな。(NHKでも可)
そーいえば、『覆面作家』をともさかでやるドラマって、どうなったんだろう?


6/28(日)

溜めたメールの返事を書く。でもまだ全部終りません。1か月も止めてしまった方々すみません。速攻レスの時もあるんだけどなあ。
体調は21日がピークに悪かったみたいです。今んとこはなんとかなってます。相変わらず眠いけど(こらこら)。

後編のシナリオが半分まで行ったので、切り上げてネームに入る。


6/29(月)

9時に起きる。10時、懸案の病院に行って、薬をもらってくる。週またぎ。で、11時にまた眠ってしまう。起きたら2時。がーん。パソコンいじって、犬の散歩行って、また夜7時に居眠る。ちょっと自分でもヘンかと思うなあ。こんなこと日記に書いて、なんの意味があるのだろうか。で、起きてる時、何をしているのかと言うと、よりにもよって『ぴあマップ文庫』をぼんやり眺めているのであった。すっげー不毛。もうちょっと面白い毎日を送るように努力しよう。

という訳で、思いもかけず、今日は仕事おやすみ。

犬の散歩の途中で、中学校の電柱に『手のりセキセイインコ預かってます』という貼紙をみつける。10日くらい前に校門に迷い込んできたらしい。
で、これの写真が添えてあったのだが、死んだぴよそっくりだったので、衝動的にひきとりに行きそうになってしまった。オスだったけど。でも「ピーちゃん」としゃべるそうなので、心当たりの方は、速攻で迎えに行ってあげてください。(;_;)イエローフェイス・オパーリン・シナモン・ブルーグリーンです。


6/30(火)

今日で6月終り〜。なんか嬉しい〜。
今日の日記は、すぐ古い方に収納しちゃうから、7/1から頑張って書こうっと。ネタも振ろうっと(笑)


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