昔の日記

6/1〜6/10


6/1(月)

昼に起きる。

昨日は平気だったのに、くしゃみ鼻水がすごい。昨日ひどかったみきさんは治っているみたいだ。これまでわたしは、ぽてでアレルギーを起こしたことないのに、なんか変。

朝ご飯はオムライス。
ケチャップで絵を描く、というのを良くやるそうなので、みきさんとわたしで真似する。みきさんは我孫子さんのにピカチュウを描き、わたしは千織さんのに千織さんの似顔絵を描いた。「とも食い〜」と悲しそうな千織さんなのだった(笑)

ディレクTVで、『羊たちの沈没』を見る。ベタなギャグが小出しに出るのが、くだらなくて小気味良い。時々金縛るが、それもまた一興。

晩ご飯は、ガイドブックで探す。前から行きたかった蔵作りの外観の懐石屋は月曜休みで、次の候補のおばんざい屋も月曜休み、というコントのお約束のような顛末をしたあと、お寿司と小料理のお店を目指して出発。

こじんまりとしていて、常連さんがカウンターで飲んでいる。コースのようなものをてんでに頼んだら、ご主人がわざわざ、4人がまんべんなく色々な料理を
食べられるように、とりはからってくれた。
ゆば鍋や焼魚を食べたけど、やっぱ鯖寿司でしょう。
メニューに『うまい』と但し書きしてあるけど、それ以上っていうか。
押し寿司のような見てくれなんだけど、鯖の身も寿司めしも、口の中でほろっと崩れていく食感。すっぱい酢というよりは、酢の甘みを感じる味でした。

みきさんが後日「我孫子さんの、満面笑みを初めて見た。ディレクTV見ている時と寿司屋の時」と言っていたが、そのラインナップってよくわかるというか。付け加えれば、思いもかけずおいしいものを食べた時の千織さんは、開いた口がふさがらなくなるので、すぐ気づく。みきさんはドングリまなこになるけど、これは結構普通。

店のご主人はカウンターの常連さんと、ずうっと『銃刀法』の話をしている。
会話の端々が、耳にはいっていたのだが、突然、
「銃と刀が同じ法律っていうのが、変やなあ。銃と刀で向き合って戦ったら、刀のほうが負けるやんか」
てのが、聞こえ、河内のツボにはまる。あれって決闘の法律だったのか。

我孫子家へ戻る途中、コンビニに寄って、フォションのアイスと駄菓子を仕込む。駄菓子は『ウメトラ兄弟』という梅干しと『タラタラしてんじゃねーよ』というタラの珍味と、舐めるとベロがミドリになるキャンディ他。
帰宅後、一服。麻雀を教えてもらえることになる、が、雀牌がない。んで、プレステの麻雀ゲームをする。ゲームの詳しい説明はごった日記参照。(爆)
とにかく、騒がしいゲームで、ポリゴン人形を回り込んだり仰ったりするので、ドラや相手の捨てた牌は見えないし、ましてやわたしが選択した3人のキャラがローマの戦士だったりロボットだったり格闘家だったりしたので、「うおー」「ガシャン」「でやあ」「ドバン」「神よありがとうございますー」てな具合で、ただでさえ何やってるのかわからん初心者なのに、不親切この上ない。半荘ののち、普通の麻雀ゲームに戻って、色々教えてもらう。…が、みきさんと我孫子さんが「イーペーコー」「ヤクマン」「タンヤオ」とか言っているのが全然わからなくて、外国語しゃべっているみたいと呆然とするわたしなのだった。

寝てからも、雀牌が脳のなかをくるくる回っていた。


6/2(火)

やはり昼に起きる。
一日早く帰るみきさんを車で見送り、千織さんと夕飯のお買い物。
湯豆腐と賀茂茄子とおくら、その他。
3人でもくもくとご飯。出かけて帰ってきたらカワチは余計くしゃみ鼻水がとまんなくなり「アタマぼんやりするー」とか言いながら、カンチューハイを3缶開ける。我孫子さんは毎晩飲んでいる。

山本正之の古いCDを聞いて、ディレクTVでやっていたJ9(ブライガーね)とガルビオン(…改めて見ると、やっぱひどい絵)をみたりしながら、千織さんとふたりして、我孫子さんをフクロにする。

2対1は申し訳ないと思ったけど、いつも電話で千織さんと話していることで、千織さんは「ひとりじゃ言えない」と言うし、やっぱり考えてること、いつかきちんと言わねばと思ったので、大体わたしひとりの延泊はこのためだったのだからと、心を鬼にする。
といっても作品のことなんだけどね(笑)。
(みきさんは『屍蝋』を全部読んでないので、ネタバレになるから彼女の前では話せなかったのだ(笑))
『屍蝋の街』のこととか、鞠夫の続編の話とか、次回作のこととか、オフの居酒屋で『殺戮にいたる病』と『殺人鬼』の話したのにすっかり忘れちゃってんだからとか、そんなことで朝の7時。
この時話したことは忘れないでね。我孫子さん。(~_~メ)

ああ、しかし、ヨメでもないのにこんな出すぎた真似は、嫌われるだろうなあ。
と思いつつ、なんに関してもこんな調子の人生ではあるね。


6/3(水)

また昼に起きる。

ぽてが「外にでたーい」と言うので、ハーネスをつけもらって、わたしが連れて行く。うでしい。
犬の散歩と違って、3歩くらい歩くと、座ってしまう。楽でいいが、することがない。人間は貧乏性である。
そうやって、いままでになく、わたしになじんだぽてであった。そうして、思いもかけない出来事が起きた。

リビングに戻ったぽてが、立っているわたしのももで、爪を研いだのだ。
わたしのジーンズは、ふたりと違って薄いデニムだったのも災いした。

さく。

という感触があって、ジーンズに穴が。
爪が、そのまんまささったのだ。
それだけではなく、あれまなんだか、痛い。
そおおっと見ると、流血していた。
千織さんが「ごめんねえ、他の人にはしないんだけどお」と言ってくれたので、許す。動物が特別扱いしてくれることに関しては、なんであれ点が甘い河内なのだった。
そんなこんなで早くおいとまするつもりが、やっぱり15時くらいまでいたり。

最寄りの駅に着いて、携帯電話を充電したまま忘れてきたことに気づく。やっぱりまだ持ち歩き慣れていないのである。
新幹線の中では、爆睡。


6/4(木)

どうもまだくしゃみ鼻水がとまらない。
医者に行ったら、木曜午後休診だった。
ファミコン屋に行って、『YAKATA』をGETする。綾辻さんのゲームである。でも、わたし、プレステ本体持ってないんだよな(激爆)
メモリーカードと『MYST』(中古)買ったら1万円出てしまったし、本体を買うのにあと2万程度って、キツイ、けど、ソフトのパッケージだけ眺めてるのって、ビンボ学生みたいで、悲しいやなあ。


6/5(金)

今度こそ医者に行って血液検査。結果は一週間後だそうだ。

千織さんより宅急便届く。別送の衣類と、例の忘れた携帯電話である。
携帯電話をあとからいれただけにしては、箱がでかすぎる。おいとまするとき作ってきた衣類の箱の、約2倍になっている。

なんだろう。
と思ってダンボールを開けると、わたしの梱包した荷物の上に化粧箱がある。
その中には、携帯電話と、それのクッションになるような形で、たこ焼粉2袋が置いてあった。
「こっちでは手に入りにくいと話したから、わざわざ入れてくれたね。千織さんたら、実のお姉さんみたい。ほろり」
と思って、化粧箱を持ち上げると、ヤケに重いのである。
で、仕切ってある新聞紙をめくってみると。

ビニール袋で小分けにされた白い粉と、
茶色い布で包んだ黒い拳銃(爆)

ちおりさん〜〜〜!
やっぱりウケを狙うワケね。
メイドインジャパン(笑)のスミス&ウェッソンのモデルガンずっしり重いし(笑)。

わたしが『アニキ!白い粉の正体はなんですか。』というメールを打ったのは言うまでもない。(ちなみにホットケーキミックスでありました。焼きました。おいしかった)

おまけに弾とエアをいっぱいにいれて置いてくれたらしく、撃ったら白い小玉が出てきました。
でも、装填の仕方がわかんなかったので、うーんと考えた挙句、銃口からそっと戻しとくことにしました。おわり。


6/6(土)

日がな1日、酒飲んだかのようにアタマがふらふらざんす。
気温も低くて(桜のころの陽気だそうな)寒いので、1日台所に立って、カレーを作る。ルーじゃなくてスパイスから作るヤツである。
2度めなんだけど、前回と同様、どうも粉っぽいような気がする。
今晩食べるのはやめて、1晩寝かすことにする。
ルーのカレーのようにそそる香りにするためには、どうしたらいいんだろうか。


6/7(日)

一日置いたら、カレーはかなりいい香りになっていた。もっと鼻が利く時だったら、よくわかったんだろうけど。

ようやく、ディスプレイに向かっても、体がつらくならなくなってきたので、埋ってない日記を半日かけて書く。
まるで仕事のようだ。
でも、28日到着分以降のメールまでは、手が回らなかったっす。すません、トロくて(;_;)
仕事もそろそろとりかからなきゃ。


6/8(月)

夜中、眠れなくなったので、千織さんの白い粉(笑)で、ホットケーキを焼く。
チビクロサンボのトラもかくやというほどの出来。
余った分を食卓においておいたら、朝食べた母が「おいしいじゃん」という。
わたしの作ったものは、いかにカンタンでも、基本的に信用していないらしい。
2晩おいたカレーと食べたら、またおいしい。

午前中、トトの抜糸で医者へ。
前回はさほど車を怖がっているようではなかったが、手術の痛かった記憶がこびりついてしまったらしく、もうガタガタ。
暴れはしないが、乗るのも降りるのも嫌がって大変。
耳鼻咳症状で、腰もついでに痛くなっていた(咳したり、鼻かむと、腰に負担がくるから)わたしも、あたふたやっているうちに、立ったり座ったりがつらくなってしまった。泣き面に蜂。

ファクスの調子がずっとおかしかった。かれこれ半年。送信すると相手側に届いた左半分が真っ黒になるのだ。今なら丁度、私事のイベントも仕事も狭間なので、修理に出しても大丈夫と判断し、メーカーに電話する。
状態を話すと、「今から修理の手順をファックスで送りますから、それ通りにやってみてください」という回答。…え?自分で治すの?
みみみと出てきたファクスには、説明書に出ていない機能コマンドが載っている。半信半疑でそれどおりにボタンを押し、仕上げに白紙をコピーした。
…きれいに治ってしまった
なんか、からくりがあるようだが、わかるようで、わからん。
物理的な汚れじゃなかったのね。
世の中には不思議なことがあるものだ。

午後、ソニーとの連絡が、ようやくとれたので、『人形3話め』のシナリオにかかる。原作で言うと、『劇場』をすっとばして、『人形をなくした腹話術師』にあたる。
まとめて色々な書類の整理もする。夜半までかかる。


6/9(火)

「6/9に雨ざあざあ降ってきて」と歌ってみたが、あれは6/6だった。
6/9だとコックさん力こぶ。

原作のコピーを手に一日中、家の中をうろうろ。ちょっとだけ郵便局に行ったが、あとはなんにも手につかない。気がついたら、万歳したまま気を失っていて、世界の終りの夢を見ていた。はあはあ。

まあでも、じわじわとキャラ憑依モードにはいっている感じはする。イタコかい。


6/10(水)

ごった日記6/3の記述が、おかしい。
事実がありのままに書いてない、というだけなら、それは全然ヘーキだが、ご丁寧にも前日と重複している。
ああ、悩みながらも、余計なおせっかいと思いつつも、「忘れないで」って書いたのに…。
もはや既に、あの論争は、記憶の中で前日の麻雀とすりかわり、なかったことになってしまったのか! みかちゃん大ショック…。


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