サーモンパークは展望塔の上にいくらが輝く鮭の水族館です。入口から入ってすぐのところにある大水槽では様々な種類の鮭が悠々と泳いでいます。また魚道水槽では季節ごとに稚魚の遊泳、遡上、産卵などを見ることができます。11月の訪問時には小学生が産卵を見ていたのですが雄がなかなか産卵行動を起こさず、あっけなく別の雄に代えられてしまったのは衝撃的でした。
展望台からの眺めは標津川の流れを見ることができ格別です。また秋には堰で実際の鮭の遡上を見ることができるのです。併設のしべついちばの魚介類は安価で良心的でした。
(入場料610円、9:30-17:00、2・3・4・11月は水曜休館、12・1月は休館)
(交通:標茶-中標津-[バス40分]-サーモンパーク-[バス5分]-標津)
■ポー川史跡自然公園
標津の歴史的資料を一括してまとめてあるのがこのポー川史跡自然公園です。 バス停から入園料を払い入ると歴史民俗資料館があり開拓時代の資料が展示されているほか、開拓時代の農家、学校などが整備され立ち並んでいます。
そこから標津湿原を抜けて行く木道があり湿原を渡りきった所に伊茶仁カリカリウス遺跡があります。
7000年前からの竪穴式住居跡がどこまでも延々と続いていた場所でそのうちの一部が復元され展示されています。
またここは湿原から一段登った台地の上にあり湿原、オホーツク海を望むことができます。
この遺跡に人が住んでいた時代はこの湿原まで遠浅の海で漁労が盛んであったのではないでしょうか。この遺跡のある周辺は雑木林の覆われ熊も時々出没しますので立入禁止措置が取られることもあります。
(交通:標津-バス[5分]-ポー川史跡自然公園前-バス[25分]-峰浜-バス[30分]-羅臼)
■メロディーロード
標津町の町道が時速60kmで走行すると知床旅情のメロディーを奏でます。入口に看板あり。
■北方領土館
海沿いにある北方領土資料の展示施設。展望台があり国後島を望めます。
■標津温泉
標津には標津川温泉ホテル川畑、ホテル楠、お宿標津温泉の三つの温泉宿が市街にあります。ナトリウム-塩化物泉。
(日帰り入浴川畑500円、13:00-20:00月休、楠380円15:30-20:00土13:00-日10:00-、お宿500円14:00-22:00)
■忠類川
秋には鮭の遡上を見ることができます。
■トドワラ
野付半島にも森林があります。 その森林は常に過酷な自然環境にさらされています。 トドワラにもかつてはトド松の林が続いていたことでしょう。 しかしながら自然の猛威がトド松林を枯らし、その結果できたのがトドワラなのです。 白化した木が立並ぶ様は壮観でしたが近年その立ち木枯れも風化が進んでいます。
トドワラ入口には平成14年にネイチャーセンターができ、ネイチャーツアー等も主催されています。また施設にはレストランもあります。トドワラ入口からトドワラまでは馬車も運行、夏期のシーズンには大変賑わいます。 周遊コースには木道が」整備され一周40分程度。
■ナラワラ
ナラ林が枯れてできた風景が展開します。 しかしながらあまり整備されてはいないので散策路もあいまいで深入りすると危険ですので注意しましょう。
■竜神崎
竜神崎手前まで舗装道路が整備されたいへん行きやすくなりました。 灯台がぽつんと立っていてなんとなくもの寂しげです。この先、一本松やアラハマワンドまで道は続くらしいのですが時間を要するため行く人も少ないと思われ情報も少なく結構未知の世界。アラハマワンドは尾岱沼から潮干狩りのシーズン観光船が運航されます。
■シーサイドホテル
野付湾を望む露天風呂があります。
(日帰り入浴520円、12:00-20:30無休)
■浜の湯
別海の名湯のひとつ。2種類の源泉からの湯が溢れている。温泉銭湯ですが露天風呂もあり。
(日帰り入浴360円、10:00-22:00、一三月休、7・8月無休)
■白鳥台
別海北方展望塔がある冬期に白鳥を見るためのスポット。
(交通:標津-[バス20分]-尾袋沼-[船50分]-トドワラ)
■茨散沼
牧歌的な風景に溶け込むかのような小さな沼です。 沼の水面に木々がうつしだされる様子はとても美しい。 別海10景にも選ばれています。 国道をはしる車の音が風向きによっては聞こえてくるのが玉に傷。 偶然ですが私はこの沼から西に向かった牧草地でタンチョウも見かけることができました。
■兼金沼
舗装された道路で沼の西側までたどり着くことができますが最後は藪こぎをしないと湖岸に立つことはできません。この付近に点在する沼の中では一番大きい。
■走古丹
左をオホーツク海、右に風蓮湖を望む道道475号、ハマナスロードをひた走ると到着するのが走古丹です。 本当に地の果ての感がある場所ですが比較的大きい漁業集落があります。 何も目的もなく訪れてみるのがいいかもしれません。 ハマナスの咲く海岸線で佇んだりするのもいいですし、冬なら白鳥も飛来します。
■清乃湯
別海市街にある温泉銭湯。モール泉の名湯として名高い。
(日帰り入浴360円、15:00-21:00日休)
■郊楽苑
別海市街の西南の高台に位置する町営の温泉です。モール泉で露天風呂もあり。
(日帰り入浴500円、10:00-22:00無休)
■新酪農村展望台
別海の牧草地を見渡すことができるスポットです。 主要道路から離れているので人も少なく雄大な風景をのんびり眺めることができます。 根釧台地の展望台としては一番のお勧めです。
■奥行臼駅逓
奥行臼には奥行臼駅逓、別海村営軌道風連線奥行臼停留所、標津線奥行臼駅と交通遺跡がたくさんあります。駅逓には昭和5年に廃止になった駅逓の建物が今も残ります。奥行臼停留所には村営軌道の車両が展示されています。奥行臼駅には車両こそありませんが駅舎とホーム、そして線路までが残りいつ列車が来てもおかしくないような雰囲気なのです。
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(日帰り入浴500円、10:00-22:00無休)
■ヤウシュベツ川河口
ヤウシュベツ川河口は別海十景のひとつ。開放感あふれる風景なのですが万年橋から眺めることくらいしかできません。
■別海温泉ホテル
昭和の資料が集められたなつかし館があるホテル。日帰り入浴不可。
(交通:中標津-[バス34分]-別海-[バス31分]-厚床)
秘境の知る人ぞ知る野天温泉でしたがもう今ではかなり有名になってしまいました。 それでもカムイワッカなんかと比べれば訪れる人も少ないです。 普通の観光客は入ってきません。
薫別川沿いにあり、岩をくりぬいてできた小さい温泉です。 3、4人位でいっぱいになってしまいます。 とても熱いので川の水をバケツでくみ上げ薄めましょう。 川を横断しちょっと奥に行った所にも温泉の出ている所があり川の水で適度に薄まってプールの様になっています。
行き方は幾つかありますが結構難しいです。 主要道路沿いに薫別温泉への案内板はありません。 薫別から北8線に進入するのがたぶん最も一般的でしょう。 北8線、北7線と右手に薫別川の谷を見ながら牧草地を走ります。 すると道がダートになる所に到着です。 ここからは「ゆ→」と書かれた案内板に従って進みましょう。 薫別温泉脇の林道はかなり荒れているのでその手前で車を降りて10分です。 駐車スペースはほとんどないので邪魔にならないよう気を付けましょう。
薫別温泉までのルートは林道の中でもかなり荒れた部類に属します。 雪解けの5月には落石で車が入れない可能性もあります。 また開通時でも雨などが続くと落石、土砂崩れが起こることもあります。 その時々の状況に十分に注意し行くようにしてください。
某テレビ局が取材時、熊が出たなんてこともありました。
■川北温泉
昔宿があった所の湯船が今も残り野天温泉になっています。 薫別に比べ行きやすいので無難でお勧めです。 国道244にも案内板があります。
温泉は一応男湯、女湯に分かれています。 でも立てば覗けてしまう仕切りの高さです。 湯は乳白色でとても濃い?感じがします。 地元の人もたくさんやってきます。 夜間用のライトもあります。
地元の人が常に整備をして守られている温泉です。
周辺を荒らすことのないよう注意しましょう。
地元の酪農家が朝の搾乳前に入りに来たりするので早朝でも賑わっていることがあります。
露天風呂が男女別にひとつずづ、そして混浴の大露天風呂がある養老牛温泉随一のお勧め温泉です。 川のせせらぎを間近に感じながらの露天風呂は最高です。 また男湯には太い木をくりぬいた味な湯船の露天風呂がありひと占めしてしまうとほんとに気持ちがいい。 日帰り入浴は21時までですが混雑時は17時位で終わることもあります。
(日帰り入浴500円、11:00〜21:00)
■からまつの湯
パウシベツ川の脇にある野天風呂です。 いつもかなり混んでいて、やはり最近マナーが問題になっています。 夜間、訪れる時には車のバッテリーから電気をとれば照明もつけることが可能ですが宿泊は禁止です。
■FIC北進台
私が中標津を訪れるた時に必ず寄るソフトクリーム屋です。 サイロを小さくしたかのような売店が目印です。
バニラもいいですが牛乳の味をもっと素朴に感じることができるスノーもお勧め。
しかしながら平成12年度は営業してなかったなんて話もありますのでご注意を。
■牧舎
こちらもおいしいソフトクリーム屋です。両方寄って食べ比べてみればどうでしょう?
■標津岳
ここに登ってわかるのは実はここがとても斜里岳のすぐ側だということです。 斜里岳の美しい姿を山頂から満喫できます。
(交通:計根別-バス[21分]-養老牛温泉)
北海道旅情報巻頭 4-13.根室・中標津