流氷は1月中旬〜3月下旬頃海岸近くまでやってきます。 年によりかなり差があり着岸しない年もあります。 逆に普段流氷が来ないような所に流氷がやって来ることもあります。 難しいですが天気とにらめっこで流氷の来る日を見極めましょう。
宗谷岬は日本海とオホーツク海を結ぶ水道に面しています。 そのため海流の動きが激しく厳寒期以外は動きのある流氷を見ることができる可能性も。 流氷を確実に見ることができる訳ではありませんが、日本最北端の宗谷岬を冬に訪れてみましょう。 流氷に覆われた海を眺めるには展望の良い丘の上まで歩いてみることをお勧めします。
宗谷岬へは路線バスで往復する方法もありますが、宗谷バスが定期観光バスも運行しています。 路線バスでただ往復するだけよりはおもしろいかも。
■空港公園
冬のレジャースポットです。 スノーモービル体験などができます。
■大沼
冬の大沼は白鳥の中継地として有名です。 中継地なので1月、2月の時期はさらに白鳥は南下しほとんどこの大沼にはいませんが、11月頃、4月頃は多くの白鳥で賑わいます。 もとは白鳥のほとんど訪れることのなかった湖ですが地元の人の努力で白鳥が立ち寄るようになりました。 観察用のバードハウスも沼に面して建てられ室内からも観察ができます。 岸で白鳥を眺めることも可能です。 岸に近づくと白鳥は少し警戒しながら逃げていく様子がかわいらしい。
(交通:稚内駅-バス[50分]-宗谷岬-バス-大岬)
ここの売りは流氷の見える温泉です。 流氷のおしよせるオホーツク海を温泉から眺めるなんて本当に贅沢です。 主要観光ルートからははずれますが是非行ってみましょう。
(日帰り入浴500円、11:00〜21:30、土日祝日10:00〜)
オホーツク流氷ワールドガリヤの中核の施設です。 北海道立オホーツク流氷科学センターは流氷を科学的に追求した施設で幾つかある流氷関係の博物館の中で最もすぐれています。 定番の寒さを体験できる施設なども付いています。
圧巻は流氷を海底から見てしまおうという施設オホーツクタワーです。 恐いくらいの神秘的な風景が広がります。
問題は各施設の入場料です。 流氷科学センターだけなら入場料は安いのですがオホーツクタワーは1000円以上。 ガリンコ号はもっと高いですしどこまで見るかは財布の中身と相談です。
■流氷砕氷船ガリンコ号
大きくなったガリンコ号は昔は港内だけの運行でしたが発着場所も変わり港外を今は運行しています。 数ある流氷砕氷船の中で流氷を最も身近に感じられる船です。 小さいワイルドなガリンコ号も今となっては懐かしいですね。
■大山(紋別山)
流氷を山の上から眺めるならここでしょう。 夏は車で上がってくることができますが冬は小さなスキー場のリフトで。 頂上のちょっと海寄りにはにはオホーツクスカイタワーがありさらに高い所まで行くこともできます。 でもあえて行かなくても十分流氷は楽しめます。
■流氷展望台紋別バスセンターに程近い所にある丘の上にある展望台です。 時間がない人ならこんな所も。 近くにオホーツク庭園、郷土博物館もあります。
(交通:交通:名寄-バス[130分]-紋別-バス[7分]-ガリヤ前-バス[35分]-中湧別-遠軽)
網走の冬の名所をすべて周ってしまう定期観光バスです。 涛沸湖の白鳥見学、オホーツク流氷館、能取岬などをすべて網羅しています。 冬はレンタカーで慣れない雪道という訳にはなかなかいきませんのでこのバスを利用するのもいい手段ではないでしょうか。 流氷砕氷船乗り場にも発着します。
■あったか網走のっとりランドに代わり、網走湖畔であったか網走というイベントが開催されるようになりました。 さらに冬が多彩に楽しめます。わかさぎ釣りもできます。
■流氷砕氷船オーロラ
網走の砕氷船は近代的な砕氷船です。 外から寒さに震えて流氷を眺めたり、船内で空と流氷と海の境目をじっと観察したりできます。 でも全般に単調で途中であきてしまうかも。
夏はオーロラ号は知床ウトロで観光船として運行しています。 冬だけでなく夏も乗船のチャンスがあるのがおもしろい。■オホーツク流氷館天都山の上にある展望台付きの流氷博物館です。
(交通:網走-バス[15分]-流氷館-北方民族博物館)
浜小清水の駅近くにあるピラミッド型の展望台です。 流氷をちょっと小高い丘の上から眺めるのにちょうどいい。
私が行った時は丘に登る階段、展望台入り口が除雪されていなかったため入るのに結構苦労しました。 入り口のドアが雪のため動かずドアの前の雪をかき出してやっと入りました。■北浜駅駅から徒歩0分でオホーツク海に出られます。 気楽に流氷を眺めるのに都合がとてもいい。 ただ注意しないといけないのは流氷のため岸と海の境目の区別がつきづらいことです。 流氷にのったりするのは大変危険なので気をつけてください。 もし割れ目の落ちたりすれば落ちたとたんに流氷が割れ目をふさぎずっと海の中になんて可能性もあります。 身体が冷えたら北浜駅の喫茶店で一服するのがいいでしょう。
(交通:網走-鉄道[14分]-北浜-鉄道[9分]-浜小清水-鉄道[16分]-斜里)
ウトロ港から登ることができます。 寒々しい一面の流氷原が目の前に広がります。 天気が悪いと恐いくらいの風景です。 下の歩道にどっさりなんてことがないように登る時雪を下に落とさないよう注意する必要があります。 最近、冬期に登ることが禁止されているという話もありますので要確認です。
話は変わりますがウトロで冬に開催されるオーロラファンタジーは天候次第です。 霧の日はあまり良くないです。
■乙女の涙
ここからも氷海が望めます。 乙女の涙とセットなのがいい。
(交通:斜里-バス[55分]-ウトロ温泉-バス[10分]-知床自然センター)
北海道旅情報巻頭 3-2.冬の旅