アルファベットの組合わせによって、言葉が出来、意味が出てくるように、音楽では各音間の音程が、この言葉にあたる役割を果たしています。したがって、音と音との関係を知ること、音程間をよく聴く事が、よくわかる語り口となります。
ピアノの音楽のこの語り口を、いかにしたら、自由自在に調整出来るかについて、私は長年たずさわっております。
各々の作曲家の語り口を皆様とご一緒に楽しむことが出来ましたなら、この上なく幸せに存じます。
去る8月末、3日間にわたり、はじめて"Michiko Tsuda Musik Treffen" と題して私のピアノを中心に室内楽などで、小さなフェスティバルをチューリヒのトーンハレ小ホールでいたしました。おかげ様で多くの方々の集いの場となり、大変喜んでいただくことが出来ました。来年も続けるつもりでおります。日本からもこのフェスティバルにご参加いただけましたら、どんなに嬉しいことでしょう。私の楽しみな夢の一つでございます。