長岡京市保育料訴訟最近の経過
1994年3月に提訴の保育料訴訟も、いよいよ4年目を迎えています。
専門家の証言を得て、保育をめぐる重要な論点が浮かびあがってきました。
全国的にも、保育をめぐる重要な裁判になりつつあります。
1997年9月3日(水)午前10時20分から12時
たかつかさ保育園 藤井修さんの証言
藤井修さんは、京都の民間園たかつかさ保育園の園長ですが、最初は長岡京市の民間園の保父であり、また、長岡京市立保育所の保護者でもありました。「ちいさいなかま」で緑あふれる自由でゆたかな保育園づくりを紹介されています。
京都市の民間園のプール制の意味を判りやすく話していただきました。
長く保育所運営にかかわってこられた立場から、保護者と保育所の連携の大切さを説得力をもって話していただきました。子どもの権利条約の意義も強調され、裁判所ではあまり問題になってこなかったと思われる保育所運営や保育内容の意味について貴重な証言をいただき、強い印象を与えました。傍聴していた人が、みなよく判る証言でしたし、弁護士からの的確な尋問に加えて、裁判長からも率直な疑問が再三示され、それに対する証言も明快でした。