とにかく「駅伝の小説が書きた〜い!」と思っております。かなり前から思っておりました。映画、ドラマ、小説、漫画で駅伝と取り上げたものってほとんどありませんね。おっと、青年漫画で「奈緒子」っつーのがありましたねえ。んでも、それぐらいしか思い浮かびません。駅伝の魅力を余すことなく表現したい!それだけ私は駅伝というスポーツが好きなのです。
なぜ、私が駅伝が好きか、といいますと、私は高校時代駅伝選手だったのです。あの時の熱い体験を是非とも表現したい!常にそう思っておりました。しかし、資料がなかなかそろわない。時間がない。などなど様々な要因があって、なかなか執筆には至りませんでした。
しか〜し!そんな事を言っていてはなかなか実現できぬでは無いか!という事でせっかくホームページも持つことになったし、ここを発表の場にして、1年後に連載開始を目標にプロジェクトを立てようと思い立ったのです!と、いう訳で、私コサック藤澤初のオリジナル・フィクション小説「YELLOW GANGS」を発動いたします。
毎年12月末に開催される全国高校駅伝大会を舞台にしたスポーツ青春小説
連載開始は2000年の1月頃。週1回ぐらいのペース。
当サイトで公開。最終的にはエキスパンドブック化。
当サイトにて小説と挿絵で展開
挿絵は他の人に依頼。コラボレーション形式にする。
この小説において展開される挿絵を描いてくださる人を募集します。
本当は自分で描いたほうがいいのですが、時間が無いのと、一度コラボレーションをしたかったこともあり、他の人に委託したいと思っております。カット数は連載1回につき1カット。(連載回数は明確になっておりません)
我こそは!とおっしゃる方おられましたら、ご自慢のイラストをJPEGまたはGIFデータで
2〜3点添付メールにて以下のEメールアドレスで送付してください。
随時募集いたしておりますが、決定しましたらお知らせいたします。また、その後資料などを送付させていただきます。
京都府立小畑川高校陸上部の駅伝チームが予選を勝ち抜き、全国大会に進むことになった。陸上部顧問の体育教師、物集女桜子(仮名)は元世界ランキング10位の実力を持った名トライアスリートであった。今は引退し、一人の子持であるが、一つだけ実現出来なかった夢を実現させようとしていた。それは駅伝であった。高校時代から女子駅伝に参加したかったのであるが、実現できなかった。自分はもはや走れないが、小畑川高校陸上部のメンバーに全国大会出場の夢を托していたのだ。
また、「月刊 TRACk & FIELD」の記者である開田修平(仮名)は物集女桜子の大学時代の後輩だったのだが、早くから高校陸上部の駅伝チームに注目していた。それは主人公の高校生、寺戸隆史(仮名)の才能を見切っていたのだ。彼は彼を中心とする小畑川高校陸上部の駅伝チームのドキュメントルポを作成する提案を編集部に提案するが、却下され、独自に勝手に取材活動を続けていた。彼もまた、自分の未来を彼に託していたのだ。
そして、駅伝チームの面々も様々な思いで全国大会に望もうとしていた。
才能を認められ1年生ながらも花の1区を走ることになり、プレッシャーに負けそうになっている今里五郎(仮名)。本番直前にけがをし、意気消沈している2区の友岡昇(仮名)。父親が無くなり、家業の酒屋を手伝わなくてはならなくなり、今回で最後の走りになる3区の野添秀人(仮名)。いじめられっ子だったが、自分のアイデンティティを確立しようとチャレンジしようとする4区の長法寺元(仮名)。スランプで記録が伸びず、悩んでいる5区の調子健司(仮名)。受験だが、すべてをなげうって高校生活最後の走りをする6区の3年生、久貝幸生(仮名)。メンバーがそれぞれ、様々な思いで、色々な気持ちをたすきに托すのだ。
そして、アンカーの7区を走る主人公の寺戸隆史は今までにない思いで走りに望もうとしていた。いままで鍛えてくれた顧問の物集女桜子、駅伝のメンバーたち、そして、腐っていた自分をむりやりながら陸上の世界に引き戻してくれたマネージャーの花山萌美(仮名)、彼らから托されたたすきを肩に掛け、ラストスパートに望むのであった・・・。
駅伝の醍醐味はなんと言っても、メンバーたちがたすきを順番に「托していく」ことです。駅伝は長距離リレーなのですが、短距離のリレー以上に「托す」というファクターが重要になってきます。一人一人の走者の総合力で勝利がきまります。各メンバーたちの資質はもちろん、意気込みが勝負に現われると言っていいでしょう。駅伝メンバーとその周囲の人達の駅伝出場という最終舞台に望むにあたって歩んできた日々、思いが爆発します。そして、それらの思いが、手から手へ渡っていくたすきに托されていくのです。
この小説は、駅伝メンバー達の思い、人間模様を「托す」というつなぎで結びつけたストーリーにしようと思っております。
駅伝は、長距離リレー。距離や人員は様々。でも、一番基本はフルマラソンと同じ距離42.195kmを7人で走る、「高校駅伝」です。毎年12月の末に全国47チームが師走の都大路を凌ぎを削った勝負が展開されるのです。
私の在籍していた京都府立向陽高校陸上部の俗名でした。ユニフォームが黄色だったので、マネージャー達が名づけたのですが、メンバー達が「ダサい」ということであんまり使われませんでした。で、せっかくなので、京都府立小畑川高校陸上部の駅伝チームにこの名称を使おうと思ったのでした。