客車と貨車の形式について

客車と貨車の形式の付け方について




客車の形式について

形式の例 オハネフ24 502(形式 24系)

車両重量

用途と緩急車の区別
ハネフ

形式
24

製造番号
502

22.5t未満
22.5t〜27.5t未満
27.5t〜32.5t〃
32.5t〜37.5t〃
37.5t〜42.5t〃
42.5t〜47.5t〃
47.5t以上

営業用車両(旅客)
旧1等車
ロネ A寝台車
ハネ B寝台車
グリーン車
普通座席車
食堂車(食事のシ)
展望車
緩急車 (ブレーキのフ)
緩急車(旅客用車両で手ブレーキ
等が付く車両)は末尾に「フ」が付く。


営業用車両(小荷物&郵便)
郵便車
荷物車

特殊車両
(×印はH12現在該当車両無し)
事業用車(役所のヤ)
救援車(援護・救援のエ)
配給車(配るのル)×
暖房車(ぬくもりのヌ)×
病客車× (兵隊のへ)
軍用車(ミリタリーのミ)×
ピフ
歯車緩急車×
(ピニオンのピ アプト区間用)
第1の数字 (例では2)
  軽量客車
  固定編成客車
 3〜5 一般型客車
  鋼体化客車
  戦災復旧客車
  和式客車
  特殊客車

第2の数字 (例では4)
 (形式毎に1から順に付番)
 0〜7 2軸ボギー車
 8、9 3軸ボギー車

※この情報はしょうこ様より御提供
頂きました。ありがとうございます
情報源は、レールマガジン増刊
2001JR全車両ハンドブック
1から始まる
(番台区分が
ある場合は別)
電気暖房付き
は2000番台
北海道向けは
500番台など
※合造車の用途記号の付け方---普通座席と荷物室が両方ある車両など、合造車の場合は
表の上の方にある記号から順に該当する記号を続けて付ける。
例-----自重 37.5t で郵便、荷物合造車の場合、形式は 「スユニ○○」となる。
A寝台とB寝台の合造車の場合、用途記号は「ロハネ」となる。
※皇室用車両の形式---カタカナの形式はなく、番号(1、2、3、14、330、460、461)のみが付く。




貨車の形式について

形式の例 タキ43183(形式 タキ43000)

積荷の種類

最大積載量

形式と製造番号
43183

×印は H12 現在該当車両無し
屋根付きの貨車

有がい車 (ワゴンのワ)※1
鉄側有がい車(スチールのス)×
鉄製有がい車(鉄のテ)×
冷蔵車(冷蔵のレ)×
通風車(通風のツ)×
家畜車(家畜のカ)×
豚積車(ヴタ,ウシ,ブゥブゥのウ)×
活魚車(魚のナ)×
陶器車(陶器 Potteryのポ)×

屋根無しの貨車
無がい車 (トラックのト)
土運車 (砂利のリ)×
長物車 (材木 Timberのチ)
大物車 (重量のシ)
車運車 (車のク)
コンテナ車(コンテナのコ)

タンク貨車
タンク車(タンクのタ)
水運車(水のミ)×

ホッパ貨車
ホッパ車 (ホッパーのホ)
石炭車(石炭のセ)×

事業用貨車
車掌車 (車掌のヨ)
雪掻き車(雪のキ)×
検重車(検重のケ)※2
職用車(役所のヤ)※3
工作車(工作のサ)×
操重車(操重のソ)※4
控車(ひかえのヒ)※5
記号なし 13t以下
14t〜16t
17t〜19t
20t〜24t
25t以上
タキ43000型の場合はタキ43000
から始まり 43999の次は143000
となる。構造や細かな積み荷の
種類によって番台区分を設ける
場合もあります。

最近の貨車は形式と製番を別々
に表記するようになっています。
例:コキ104-53(104=形式、53=製番)


※備考
形式記号の前に タキ ワム シキ
などの、小さいカタカナの符号標記が
追加される場合もあります。
タンク体が純アルミニウム製のタンク車
パレット荷役対応有蓋車
速度65km/h以下の車両

など。(他にもあるようです)
※1 有がい車 --- 一般的な箱型の貨車。水に濡れては困るものを輸送する時に使用する。
※2 検重車 ----- 工場などにある車両重量計の精度を検査する標準分銅を積んだ車両。
※3 職用車 ----- 事業用車両で試験車、機器運搬、保線用などの車両の総称。
※4 操重車 ----- 橋桁の架設等の工事や、事故の際の復旧などに使用する車両。
※5 控車 ------- 重い機関車の入れない船への貨車搬入や、操車場等で使用する車両。




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