白内障 よくある質問

白内障は治りますか?

白内障は一度発症したら薬では治りません。薬で進行を抑制するか、手術を行います。

白内障になると、白く見えるのでしょうか?

白く見えるとは限りません。視力の低下や、眩しさを感じる場合もあります。
自己判断をせず眼科で検査をしましょう。

若くても白内障になりますか?

先天性の方は子供でも白内障を持っています。加齢性の場合でも早ければ40代から発生する人もいます。

白内障は失明しますか?

白内障は、眼の中にある水晶体というレンズの役割をする部分が徐々に濁る病気です。進行具合によっては放置すれば最終的には失明しますが、その前に手術をしたり進行を抑制する事で、失明はしません。

白内障は、もう片方の眼や、他人にうつりますか?

白内障は感染症ではありませんので、うつることはありません。

白内障手術は痛いですか?

手術は局所麻酔で行われますので、ほとんど痛みがありません。
麻酔の効き方等の個人差で痛い場合はありますが、その場合は医師やスタッフに伝えましょう。

白内障手術は入院が必要ですか?

眼科・病院によって入院が必要な病院と、日帰り手術が行える病院があります。また、全身疾患や、眼の状態によっては入院が必要な場合もあります。

白内障手術はどこの眼科でも行っているのですか?

白内障手術を行っていない眼科も多くあります。しかし、白内障かどうかを確認してもらう事は一般の眼科で可能です。
白内障手術を行っている眼科が近くになくて、通う事が厳しい場合は、近くの眼科を受診したうえで、白内障手術を他の眼科で行い、手術後の経過は手術を行っていない眼科で経過観察をすることも出来ます。

手術をすれば二度と白内障になりませんか?

白内障手術の後に比較的起こりやすい症状の一つに、“後発白内障”という症状があります。
この症状は、手術後に水晶体が入っていた袋が濁ってしまう症状ですが、この症状はレーザーで改善されます。また、この症状をレーザーで改善した場合は、再発はしません。

白内障手術をすると見える様になるのですか?

手術前の状態や全身疾患等、いろいろな要因はありますが、基本的に手術前より明るく、ハッキリとものが見える様になります。

白内障手術後はメガネが必要ですか?

基本的に必要です。
しかし、手術で眼の中に挿入する眼内レンズの種類によっては、生活の中でメガネを掛ける時間が非常に少なくなる、または人によってはメガネがいらなくなる場合もあります。

白内障手術にはどのくらい費用がかかりますか?

2015年時点で、単焦点眼内レンズ挿入、保険適用の日帰り白内障手術の場合で下記金額となります。

  • 1割負担の患者様 片眼 15,000円程度/両眼 30,000円程度
  • 3割負担の患者様 片眼 45,000円程度/両眼 90,000円程度

入院が必要な場合は別途入院費等の費用が発生します。
また、多焦点眼内レンズを使用する場合は、上記の金額の限りではありません。

手術を考えている眼科に問い合わせをすると良いでしょう。

白内障手術後は仕事に復帰出来ますか?

働きながらお休みの日に日帰り白内障手術をされる方も増えました。
眼科や病院によって異なりますが、簡単なデスクワーク等は翌日からでも可能な場合があります。
体を使う仕事や汗をかく仕事は、1週間~数週間程度の時間が必要です。

白内障手術で合併症はありますか?

手術ですので合併症はゼロではありませんが、確率は非常に低くなっています。医師の指示に従って手術後の検査を受けていれば、もし合併症が起こっても適切な対応が可能です。
また、合併症ではなく、出やすい症状もありますので、詳細は白内障手術の項目をご覧下さい。

白内障手術は、そんなに簡単な手術なのですか?

早い場合は10分程度で手術が終わります。
しかし、決して簡単な手術ではありません。顕微鏡下で、非常に小さい眼球を扱う繊細な手術で、熟練した医師が行う安全性と正確さを求められる手術です。

多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズより良く見えますか?

多焦点眼内レンズは、適切な検査・選択・手術を行えば、単焦点眼内レンズと比較してメガネの装用率が低くなる、または人によってはメガネなしでも生活が出来る様になります。

眼の状態や他の疾患、生活のスタイルや仕事によっては、多焦点眼内レンズが向かない場合はあります。
眼科で質問をすると良いでしょう。

多焦点眼内レンズは、メガネがいらなくなるのですか?

多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと比較するとメガネの使用率が減ると考えると良いでしょう。
だからといって、必ずしもメガネがいらなくなるわけではありません。

しかし、その人の生活のスタイル、仕事のスタイル、そしてそれまでのメガネの使い方を十分に医師・スタッフと患者様が理解し、様々な種類のレンズの中から適切なレンズを選択し、適切な検査、手術を行った場合は、メガネの使用率は大きく減らす事が出来る可能性があります。

多焦点眼内レンズの費用はいくらですか?

多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと異なり保険が適用されず、高額費用がかかります。
先進医療が適用されるレンズもありますが、適用外のレンズも多く、費用は眼科・病院によって異なります。

また、どの眼科・病院でも多焦点眼内レンズを取り扱っているわけではなく、取り扱っていても一部のレンズである場合が多いです。詳しくは問い合わせましょう。

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