ひとりごと(ありがちな質問に対する自問自答とちょっとしたいいわけ)

「サンリオっていうからキティちゃんのことかと思ってみにきてみたけど、全然違う変な本ばっかりなのね。」
そうです、サンリオSF文庫はキティちゃんと同じサンリオの作品なんですが、俄には同じ会社のものとは思えない硬派な一面を垣間見せてくれています。逆に硬派なSF者からは威厳も伝統もない軟派な会社が出す本として軽視されていたという風潮が多少なりともあったのではないかと思われます。

「本屋にはよく行くけどこんな本ってみたことないんだけど」
十数年前には普通の本屋にもあったはずですが、撤退と同時にあっという間に在庫も破棄されたそうです。でも撤退前から半分以上が絶版で当時からレアなものはレアだったということらしいです。私は当時ミステリの方に目が向いていてSFにはあまり興味がなかったので本屋で目にしたという記憶がありません。

「古本屋にもよく行くけどほとんどみたことないんだけど」
うーん、確かに街の一般的な古本屋さんではあまりみかけませんね。専門色の強い古書店では普通の文庫本とは区別されてたくさんならべてあるところがありますが、その場合でも一冊一冊にカバーがかけられて文庫本とは思えない篦棒な値段がついていることが多く、特別な本といった感じです。それ故に文庫本にしては比較的大切にされ値段さえ気にしなければそこそこ手に入るといった状態になっています。

「SFについてはちょっとうるさくてサンリオもかなり読んできたんだけど、このHPって表面的なことばっかりで作品の内容についての記述がちょっと足りないんじゃないの」
えーと、全くその通りです(苦笑)。集めるのに忙しくてまだほとんど読んでいません。全冊読破のうえで、どの作品がSF史的に重要で新刊本屋に常設すべきかといったところまで踏み込むべきでしょうが、まだまだその境地まで至っていません。しかもリアルタイムで読んできていないので当時の雰囲気をつかみとれてもいません。現在私にできるのは最近集めてきての困難度についての評価くらいですので、その点に絞って書いてみました。

「サンリオSF文庫って興味があって集めてみようかと思ってたんだけど、全部でどれだけあって何から手を付けていいのか、どこにも載ってなくてわかんないんですけど」
そうです、ここはまさにあなたのためのHPです。全冊集めるのは至難の業で苦行の道ですが、なんとかがんばってみて下さい。



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