- 中川温泉入口でバスを降りた。車道を少し下って旅館の前を通り、沢沿いに第1堰堤まで登った。第1堰堤からは川原歩きになった。第2堰堤は左岸の巻道を通った。堰堤の先で再び川原に下りた。8m堰堤まで登山靴のまま川原を歩いた。水量は少なかった。堰堤手前では左右から小さいナメが合流していた。
- 8m堰堤から少し戻って、左岸の巻道に入った。急斜面のトラバース道だった。8m堰堤を越えて川原に出たところで渓流タビに履き替え登山靴をデポした。
- 小滝を二つほど越え、深田堰堤の下まで進んだ。堰堤は越えられないので、滝の下のカーブ地点まで戻り右岸の巻道に入った。急斜面のトラバース道だった。堰堤の手前は高度感も有ったため念のためロープを使った。深田堰堤を越えたところは十一ノ沢、十ノ沢の合流点で広場になっていた。一休みした。
- ナメを登っていくと四ノ沢の出合に着いた。四ノ沢の奥の方に黒い滝が見えた。V字に両岸がえぐられる四ノ沢を進んで高さ40mの黒い滝の下まで行ってみた。迫力が有った。
- 四ノ沢の出合まで戻り、本流を登って行った。釜の有る小滝を進んで行くと正面に五ノ沢が見えた。右に曲がってナメを登ると六ノ沢と七ノ沢の出合だった。両方とも滝になっていた。右の七ノ沢の35mの滝は赤い岩だった。これ以上進むことは困難なのでここで引き返すことにした。
- 帰りは元のルートを下った。登りで慣れたので深田堰堤の巻道ではロープを使わずに通過した。巻道を通っているときに下の川原を歩く人に気が付いた。こちらの姿には気が付かなかった様子で、川原に下りたときは人影は無くなっていた。
- 8m堰堤の上でデポした登山靴に履き替えた。8m堰堤と第2堰堤の巻道は慎重に通過した。
- 最初の人家の所まで下りると軽パトカーがいた。キノコ取りに来た人がデポした靴を見て何か事件かと思って警察を呼んだらしかった。靴をデポして沢登りしていた事が分かり笑顔を浮かべるお巡りさんに「お騒がせして済みません」と謝った。