- キロロリゾートからの林道はゲートが閉まっていて車は通行できなかった。ゴンドラも動いていなかった。帰りの林道は暗くなることを覚悟しながら登り始めた。
- 林道の両側はダケカンバの森だった。途中に左への分岐が2箇所有った。特に二つ目の分岐はどちらに進んだら良いか分かりにくかった。幸い先行の団体のメモが置いてあったので直進すれば良いことが分かった。
- 林道終点はスキー場のゲレンデになっていた。ゲレンデ横に登山口が有った。登山道は最初沢沿いに進んでいた。やがて小さな徒渉があり、そこから尾根伝いの登りになった。ダケカンバの森だった。足元にはツバメオモト、マイヅルソウの群落が有った。ちょうど下山時刻で見晴台までの間で20人くらいとすれ違った。
- 笹が多くなってくると稜線の見晴台に着いた。少し山頂方面に進むと余市岳がよく見えた。雪をところどころに残した姿がいかにも北海道の山だった。見晴台から小鞍部へ下った後、最後の登りになった。少しの間、雪田が有った。
- 登りが緩くなりハイマツが混じって来ると広い山頂台地に着いた。台地を右端に進むと山頂に着いた。山頂には誰もいなかった。真正面に羊蹄山がくっきり見えた。蚊が多く、蚊柱が立つほどだった。蚊柱の蚊は刺さなかったので気が楽だった。
- 下りはダブルストックを駆使して軽快に下った。見晴台からの下りでは西日がまぶしかった。
- 登山口まで下り休んでいると、行きにはいなかった蚊が現れてきた。今度は刺す蚊だったので早々に出発した。最後は蚊に追われるように林道を下り、キロロリゾートには日の入り前に着いた。