- 茅野駅で集合した。美濃戸山荘手前の駐車場での出発準備中にアブがたくさん寄って来た。
- 曇り空の中、林道を歩きだした。前回の6月に比べ鳥の鳴き声は少なかった。堰堤広場には5人ほど登山者が休んでいた。にわか雨が降って来た。脇の木の下で雨宿りをしながら休んでいる間に雨はやんだ。
- 一登りすると林道終点に着いた。登山者が10人ほど休んでいた。沢を渡って山道に入った。沢沿いの道だった。桟道や橋で沢を右に左に渡りながら登った。足元にはミツバオウレンがたくさん咲いていた。
- 赤岳鉱泉でテントを張った。屋根付きのテラスが有りベンチが備え付けられていた。ビールを飲みながらテラス休んでいるうちに、にわか雨が降って来た。この日のテントは約30張りだった。夜間雨が降った。
- 翌朝は曇り空だった。テントに余分な荷物を置き、支度中の団体客を尻目に出発した。暗い針葉樹林帯を一登りし、下りになるとすぐに行者小屋に着いた。出発準備中の登山者が多くいた。テントは40張りほど有った。
- 中岳への分岐を過ぎると霧が出てきた。下に見えていた行者小屋も見えなくなってしまった。やがて階段の多く設置された文三郎尾根の登りになった。イワカガミがたくさん咲いていた。
- 阿弥陀岳からの道が合わさると風が強くなった。チョウノスケソウがところどころに咲いていた。鎖の設置された岩場が続いた。先行の団体客のために渋滞が発生していた。適当なところで道を譲ってもらい追い越した。
- 山頂はガスで展望は無かった。記念撮影後、少し下がった頂上山荘前で休憩した。
- 一休み後、赤岳天望荘まで下った。中でコーヒーを飲んだ。出発時に小屋のすぐ西側斜面にウルップソウがたくさん咲いているのに気がついた。
- 横岳への登りになるとチョウノスケソウがたくさん咲いていた。岩場を横切る個所が続いた。稜線の諏訪側斜面を歩く風の強い個所ではウルップソウが少し咲いていた。三叉峰の分岐で休んでいたら、赤岳方面から単独行がやってきて、ウルップソウの事を聞かれた。少し戻ったところに咲いていた事を教えてあげた。
- 横岳山頂も霧だった。休んでいたら諏訪側の岩場を女性クライマーが二人登って来た。
- 横岳から下りは風が強かった。霧も濃かった。コマクサを保護するためのネットを横目に見ながら足早に下った。硫黄岳山荘の横にはウルップソウの標識が有り、少し咲いていたが写真を撮る気にもならず足早に通り過ぎた。硫黄岳山頂も早々に出発した。赤岩の頭でようやく風も治まり、一休みした。
- 樹林帯を下り赤岳鉱泉でテントを回収した。テントはすっかり乾いていた。往路を美濃戸山荘下の駐車場へ下った。
- 車で茅野市付近まで下ると八ヶ岳稜線の悪天候が信じられないほどの真夏の暑さだった。