- 途中で乗って来た一人の乗客が降りてしまうと、終点の蛇穴まで乗客一人になった。次々紹介される停留所の名前を来ているうちに終点に着いた。バス停は集落の一番奥にあった。
- 歩き始めて15分程のところに旧登山道の入口があった。ガイドブックには記載されていなかったが行ってみることにした。植林帯の登りは、やがて気持ちの良い雑木林になった。二度目に車道に出たところから少し歩くと日輪寺入口に着いた。屋根の付いたベンチが有ったので一休みした。
- 日輪寺入口の先で再び山道に入った。ここからはガイドブックに紹介されているコースだった。金性水の水はチョロチョロと出ているだけだった。飲んでみたらあまり冷たくなかった。少し進むと八丁坂になり、階段の登りになった。
- 八丁坂を登り詰めると山頂に着いた。社と展望台が有った。山頂周辺の北側斜面には雪が少し残っていた。展望台入口には番人が二人いた。100円支払って入ってみた。展望台の上からは日光連山から那須岳までの白い山々が見えた。風が吹き付けて寒いので帽子をかぶりフリースを着た。
- 山頂から東へ福島県と茨城県の県境を大神宮山へと向かった。池ノ平への手前、矢祭町への分岐付近には一面に5cmほど積雪が残っていた。県境には、いつ作られたのか高さ50cmくらいの土手が延々と続いていた。福島県側はブナやミズナラの雑木林、茨城県側は桧と杉の植林が多かった。登山道は巧みに最高点を巻いていて効率的だった。池ノ平と高笹山の三角点は巻いていて、標識もそれぞれ手前のピークに着いていた。
- 大神宮山手前の鞍部から道は稜線を離れて巻いていたが、踏み跡をたどって稜線沿いに近道して大神宮山に行くことができた。展望台があって、アベックが休んでいた。アベックはすぐに下りていったので山頂を独り占めして展望を楽しんだ。
- 大神宮山から少し下ると林道になった。先の方にアベックが歩いているのが見えた。あまり近づかないようして下った。途中の分岐で林道をまっすぐ進むアベックと別れ唐竹久保集落への山道を下った。
- 唐竹久保集落からのバスは休日で運休だった。5kmほど歩いて町付まで行き、蛇穴から来るバスに乗った。乗客はやはり一人だった。