- 富田林発のバスは11月から30分早くなっていた。時刻変更を知らなかった人が13人の団体を含め16人もいた。バス会社が気を利かせて臨時バスを出してくれた。最終的にはバスの乗客は18人になった。
- 水越峠には20台くらい車が停まっていた。大和葛城山とは反対側の金剛山へ行く人が多かった。風が冷たかったので毛糸の帽子をかぶった。
- 水越峠からの最初の登りは石の階段だった。横にはコンクリート製の水路があった。やがて階段は木製になった。「ダイヤモンドトレール」と書かれた石柱がところどころにあった。
- 山頂手前で見晴らしが開けた。付近にはつつじの木が多かった。少し登ると芝生状で広々とした山頂に着いた。最初は誰もいなかった。やがて10人くらいの団体がやってきてにぎやかになった。風が冷たいので少し下がった笹原の中で休んだ。
- 山頂北側のキャンプ場には小学生の50人くらいの団体がいてにぎやかだった。少し下った登山道では雪が残っていて滑りやすかった。
- 岩橋峠へは桧の植林が続いていた。風が強く、幹と幹がこすれてぎしぎしと鳴った。たまに登山者とすれ違った。トレーニング中なのか運動靴の人も見かけた。
- 岩橋峠には小さな地蔵があった。峠から岩橋山へは急な木の階段だった。岩橋山山頂は西側が雑木林になっていた。久しぶりに植林以外の木を見た気がした。
- 平岩峠で反対側から来た単独行に、「この先は雑木林がある」と言われた。竹ノ内峠まで行ってみる事にした。雑木林は期待したほどではなく、最後はコンクリの道を下って竹ノ内峠に着いた。
- 竹ノ内峠からは道路を歩いた。磐城駅の手前では旧竹内街道を通った。土蔵などが建ち並ぶ風情のある道だった。磐城駅では切符を買おうともたもたしているうちに電車がやってきたので、あわてて飛び乗った。