- 海別林道入口近くの194m標高点付近に車を駐車した。スキーにシールを付け、約10cm新雪の積もった農場を登り始めた。農場外れのゲートからは林道に入った。途中で林道を外れて左手に入り、広場になっているところで一休みした。休憩後、更に尾根伝いに登ると、すぐにまた元の林道に出た。
- 林道が一番高くなったあたりから右手の尾根に入った。針葉樹の植林帯だった。やがて広葉樹の森になった。暑いのでウェアを脱いだ。
- 518mピークは低い潅木に覆われていた。休んでいると二人組が登ってきて先に進んでいった。518mピークを下りると、ピークを巻いてきた単独行が休んでいた。竹に付けた赤旗をたくさん持っていた。
- ゆるい坂の針葉樹林帯を登って行った。新雪は15cmくらい積もっていた。少し日も差して来た。このまま天気が良くなるかと思っていたら再び曇って雪が降り出した。
- 標高700mで森林限界になった。雪は本降りになった。風も吹いていた。ウェアを着込んだ。斜面を先行3人のトレースに従って登って行った。トレースは風で消えかけ、ストックの穴だけ見えている所もあった。単独行の差した赤旗が時々正しいルートを登っていることを示していた。
- 1155m標高点付近は斜面が凍結し、風も強くて登りにくかった。最後の急坂になると、風も山にさえぎられて、おさまって来た。雪も新雪で柔らかくなってきた。斜面をジグザグの登って行った。視界は100m前後しかなく、単独行の立てた赤旗も時々見えなくなった。
- たどり着いたニセピークは視界30m程度だった。風が強かった。先行の単独行者が休んでいた。少し本峰の方に進むと急に下の方の潅木が見え、スキーの先端が絶壁から飛び出しそうになった。今いる所が雪庇の上と分かり後ずさりした。山頂へ進むことは困難だった。単独行者もここで引き返すとのことだった。
- 単独行者の下山に合わせて下山開始した。視界が良くなるまで単独行者の赤旗を頼りに下山した。新雪の下りは一見快適そうだったが、時々雪の下に隠れたハイマツにスキーがぶつかってバランスを崩した。風のおさまった標高1180m付近で食事休憩にした。
- 1180mから下では視界が得られた。尾根を滑るうちに少し右寄りに下ってしまった。森林限界の手前で左にトラバースして戻った。最後は林間滑走を楽しんで車の所に戻った。