- 初日は、あいにくの雨。室堂から剣山荘までガスの中でほとんど展望がなかった。それでも剣沢小屋付近には高山植物が多く、きれいだった。剣山荘には雨で停滞している人が何人かいた。
- 翌日は晴れ。後立山連峰から朝日が出てきた。朝食後すぐに出発した。
- 前剣に着いた時には山頂にはまだ雲がかかっていた。ガイドからロープの付け方を教わっているツアー客がいた。前剣を越えるとすぐに垂直に近い岩を横にはっていく鎖場があった。
- 平蔵谷には雪渓が上の方まで残っていた。平蔵の頭を過ぎて、カニのタテバイに着いた。混んでいて10人くらいの列ができていた。カニのタテバイを過ぎると傾斜もやや緩くなった。
- 山頂に着いたときにはガスは晴れていた。360度の展望だった。山頂は40-50人の登山者で混雑していた。
- 下りでは。カニのヨコバイを通った。最初の一歩をどこに置くかが少し難しく、スリルがあった。カニのヨコバイの下には10m位のハシゴが有った
- 前剣からの下りも急なところが多く、気を許さないよう歩いた。剣山荘が間近に見えてるころになって、ようやく緊張から解放され、ほっとした。
- 剣山荘から別山乗越までは、雪渓を2回渡った。雪渓付近には、ヨツバシオガマ、タテヤマリンドウ、ハクサンボウフウなどが咲いていた。別山乗越に着いたときには剣岳は再び雲の中に隠れていた。別山乗越からの下りでは立山や室堂がきれいに見えた。
- 帰りの大観峰ではロープウェイが混んでいて1時間待たされた。信濃大町駅でビールを買い、電車の中で飲みながら帰った。