- 美濃太田駅に集合して車で出発した。途中の「道の駅九頭竜」で舞茸弁当を購入した。大野で大野城を見学し、勝山で食料を入手して登山口に向かった。雪が少なく、麓の「東山いこいの森」から登山口まで車で入ることができた。ツイッターに「登山口まで車で入れた」ことを投稿した。登山口にテントを張り、翌日の登山に備えた。
- 朝、暗いうちにテント横の雪の上を誰かが登って行く足音がした。明るくなって起きてみると雲一つ無い好天だった。テントを撤収し車の中に入って朝食を取った。食後、アイゼンを付けながら出発準備をしていると、三重ナンバーのボルボと富山ナンバーの軽自動車がやって来た。登山口の駐車場所は狭かったので「少し下がった所が広くて駐車するのに良いですよ」と教えてあげた。
- 最初は斜面にジグザグに付けられた林道跡の登りだった。積雪は30cm位だった。日の当たるところでは地面が出ているところも有った。ゆっくりと登って行くと、早くも先ほどの富山ナンバーの二人組が登って来た。小柄な若い女性達で軽アイゼンを履いていた。富山を5時に出発したとのことだった。雪道をもろともせず、どんどん先へ進んで行ってしまった。
- 標高1060mのカーブのところで休んでいると、三重ナンバーのボルボのカップルがやってきた。男性は背が高くて茶髪、女性も背が高く丸顔だった。二人ともアイゼンを履いていた。女性から「ツイッター見ましたよ。東京の方ですね。車が登山口まで入れると分かって車で来ました。『いいね』押しちゃいました。」と言われた。
- 次々に7人の登山者に抜かされた。尾根に出ると少し急になった。雪は硬めでアイゼンが良く効いた。平坦地に出た所で一休みした。行く手には取立山山頂の一角が見えた。
- 平坦地から緩い登り坂を登っていくと、尾根が細くなり、少し雪庇ができていた。山頂が見えてくると、先ほどのカップルが写真を撮りながらのんびりしていた。他の登山者は、奥の稜線へ進んだらしく見えなかった。
- 山頂周辺は1m程の積雪だった。好天で白山が良く見えた。女性に写真を撮ってもらった。手慣れた手つきだったので撮り慣れている様子だった。やがてカップルが下山して行くと我々だけなった。
- 下山しようと準備していると、奥の稜線から背が高くて少し童顔の若者が登って来た。クロスカントリースキーを手に持っていた。「鉢伏山まで行って来た。8人とすれ違った」と言っていた。朝、暗いうちにテントの横でした足音の主は、この若者と分かった。若者に引き続いて下山を開始した。
- 標高1200mの平坦地に下りるまでに男性単独行者とすれ違った。この付近には先ほどの若者のスキー跡が付いていた。更に標高1080mまでに6人とすれ違った。標高1080mでアイゼンを外した。後はゆっくりと下山した。
- 登山口で車に荷物を積んでいると、5-6人のグループが下山してきた。鉢伏山への途中まで行ったとの事だった。結局この日は20人ほどの登山者に出会った。
- 帰りに再度「道の駅九頭竜」に寄り、舞茸弁当を食べた。