- 平庭高原の二日目は遠別岳まで行くことにした。やや時間がかかるので引き返しのタイムリミットを13時として、可能なら安家森まで行くことにした。
- 平庭高原バス停から県道に入ってすぐのゲート先でワカンを付けた。前日の平庭岳からのショートカットの下山コースに入った。雪は少し固かった。風が少し有った。富士見平は、雪原の終わりの茂み近くまで進んで休んだ。周囲の山々は少し霞んでいた。
- 平庭岳は巻くことにして、標高1020m地点で等高線に沿って斜面を横切って進んだ。緩い斜面で歩きやすかった。稜線に出たところで一休みした。
- 少し進むとジョウロイ平に出た。広く平らな場所だった。風は少なかった。次のピークは巻くことにして、稜線を少し登ったところから巻き始めた。最初はヤブだった。やがて歩きやすくなり本来の巻き道に出た。
- 巻き終わったところが次峰台だった。一休みした。次峰台からは稜線通しに進んだ。少し進んだ所で次峰台に鉛筆を置き忘れたことに気がついた。帰りに探すことにした。遠別岳手前にはいくつも峰が有って、思いの外時間がかかった。
- 遠別岳山頂には鐘が有った。南の牧場側の展望が有った。この日は暖かな日だった。周りの山々は霞んでいた。
- 更に先の鞍部、オビラキまで進んだ。安家森は時間切れで諦めることにした。シートを敷いてゆっくりとランチタイムを楽しんだ。ウイスキーのお湯割りを飲みながら、真っ青な空を行く飛行機を眺めていると、すっかり春山の気分になった。
- 帰りは遠別岳を巻いて戻る事にした。手元のガイドコピーには作業道が有る旨が記載されていた。ところが途中で作業道を見失い、少し急な雪の斜面を横切って進むルートになってしまった。Aさんはスノーシューでは歩きにくかったので、つぼ足になった。1時間以上かかって稜線の三角点手前鞍部に出てほっとした。これなら稜線通しに戻った方が早かったし疲れも少なかったと思った。
- 次峰台で落とした鉛筆を無事回収した。ジョウロイ平へはピンクテープに従って正しい巻き道を歩いた。平庭岳の巻き道では、行きの足跡は溶けてほとんど消えていた。富士見平からは往路のショートカットを下って県道ゲートの所に無事降り立った。