- 三島からのバスを終点の元箱根港で下車した。風が強く、芦ノ湖の波は少し高かった。肌寒かった。箱根湯本行きのバスに乗り換え、上塔ノ沢で下車した。元箱根港に比べるとだいぶ暖かだった。
- 「塔ノ沢駅」の標識に導かれて階段を登り始めた。すぐに塔ノ沢駅への道を左に分け、阿弥陀寺への道に入った。凸凹の有る階段の道であまり整備されていない感じだった。お寺近くで車道が合流して、ようやく整備された階段になった。
- 阿弥陀寺ではツツジが咲き、新緑がきれいだった。本堂からは琵琶の音が聞こえてきた。トイレに寄ってから本堂前のベンチで休んでいると、本堂から人が出てきた。「琵琶を弾いているので良かったら聞いていってください」と勧められたが断ってしまった。
- 阿弥陀寺からは山道になった。周囲は照葉樹の森だった。アオキが多かった。50mおきに箱根町の設置した歩道管理No.が設置されていた。No.11~12付近は山腹を巻く道で平坦だった。No.13からは再び登りになった。
- 山頂が近づくと勾配が緩くなった。やがて山頂に着いた。樹林に囲まれていた。登山者はいなかった。歩道管理No.は25だった。木の間からは北東の方向に明星ガ岳が見えた。シートを敷いて昼食休憩にした。風が吹き、桜の花びらが落ちてきた。桜の木の丈は高く、見上げても花は良く見えなかった。明星ガ岳方面から登山者が一人やってきて、少し休んだ後、塔ノ沢へ下って行った。
- 山頂から水之尾方面への道は杉や桧の植林帯だった。下りはじめでは、少し倒木が多かった。暗い植林帯を下って行くと、やがて舗装された林道に出た。道脇のシャガを見ながらしばらく下るとゲートがあった。ハンターが7-8人いて、狩りの相談をしていた。ゲートの少し先に上水之尾用水溜池が有ったので一休みした。
- ミカンの実が少し残るみかん畑を見ながら車道を下っていくと、やがて展望が開けた。海が見えた。桜沢バス停があったので時刻を見ると、あいにく小田原行きのバスは10分ほど前に出た後だった。近くにあった野菜の無人販売所でほうれん草を購入した。
- 風祭の駅まで車道を下り、電車に乗った。