- 駿河小山駅からの一日一本のバスは20人近い乗客だった。出発前に運転手から「終点の明神峠は車やバイクが多いので気をつけて道を渡って下さい」とのアドバイスを受けた。
- 明神峠のバス停は坂の途中に有った。道路を渡るとすぐ登山口だった。階段を登り山道に入った。最初は車道近くの尾根で、紅葉のきれいな雑木林の登りだった。横の車道を走る車の音が聞こえた。
- 三国山東登山口を過ぎると少し急な登りになった。15分ほど登ると送電線下の切り開きになり丹沢の山々が見えた。
- 黄葉のきれいなブナの森を登って行くと三国山山頂に着いた。広葉樹に囲まれた山頂は広くて静かだった。一休みした。
- 三国峠へはブナ林の斜面の下りだった。登山道は落ち葉に隠れ気味だった。赤いテープが付けられていた。
- 広い駐車場の有る三国峠を過ぎるとススキの草原の一直線の登りになった。火山灰の小石でできた斜面は少し滑りやすかった。
- 登り詰めると鉄砲木ノ頭山頂で、枯れたフジアザミの株が点在し、祠が有った。登山者が4-5人休んでいた。あいにくと富士山は雲の中だった。ススキの斜面の先には山中湖がくっきりと見えた。ススキを眺めながら昼食休憩にした。しばらくして小さい子供を連れた家族連れが三国峠から登ってきた。
- 下りはパノラマ台へ向かった。ススキの草原で正面に山中湖を見ながらの下りだった。足下の小石が崩れやすく少し歩きにくく、登りの家族連れは苦労して登っていた。パノラマ台からは雑木林の下りになった。黄葉がきれいだった。
- 湖畔に出てからは、バスの便が良い旭日丘に向け湖沿いに歩いた。ちょうど「紅葉ワインフェス」が開催されていて賑わっていた。時間が有ればワインを飲みたいところだった。カエデの紅葉を楽しみながらバス停まで歩いた。