- 前日は麓の「暗門(あんもん)の滝」を訪れた。入口の受付で協力金100円を払い、ヘルメットを借りて歩き出した。沢沿いの道は紅葉が始まりかけていた。第三の滝と第二の滝を見学した。どちらの滝も迫力が有った。第一の滝への道は通行止めだった。往復で50人ほどのハイカーとすれ違った。
- 当日は、登山口の天狗峠まで未舗装の林道を運転した。予想以上に長かった。車を駐車して出発したのは予定より10分程遅れていた。登山道に入ってすぐの所にカウンターが設置されていた。
- 歩き出して15分ほどすると、車の中に昼食を置き忘れた事に気がついた。車の所に取りに戻ったので、結局、登山口を再出発したのは予定より45分も遅れていた。カウンターもダブルカウントになってしまった。
- 登山道は笹が少しかぶり気味だった。ブナやミズナラの黄葉がきれいだった。同じような標高を上り下りするので、黄葉は最初からずっときれいだった。風が心地よかった。出発の遅れを取り戻すために休憩時間は少なめにした。途中で暑くなって来たのでTシャツ1枚になった。
- やがて崩壊地に着いた。少し岩場になっていてロープが張られていた。崩壊地を渡ったところで一休みした。眺めが良かった。
- 793mピークを過ぎると山頂への最後の登りになった。急登だった。やがて山頂が近づき勾配が緩くなった。高木がなくなり笹ヤブになった。顔に被さる笹をかき分けながら登った。
- 山頂は眺めが良く、すぐ西側に白神山地の最高峰、向白神岳が大きく見えた。山頂周囲の紅葉もきれいだった。今までの苦労を補ってあまり有った。少し余裕が出たので山頂でゆっくりと昼食を食べた。
- 帰りも休憩は少なめにして歩いた。崩壊地を通る頃には少し空気が冷たくなってきた。天狗峠が近づくと日没間近になり、西日の中に黄葉がいっそう鮮やかになった。
- 登山口には日没前に着く事ができた。結局この日は登山者に会わなかった。
- 林道を運転して戻る途中で暗くなり、やがて真っ暗になった。林道のカーブを曲がるたびに現れる三日月を見ながら車を運転した。
- ホテルで入浴後に体をチェックしたら、大きなダニが2匹おなかの周りに付いていた。取り去って処分した