- 新田で乗り換えのためバスを下車した。ところが次のバスの停留所が見当たらなかった。心配になりコンビニで新聞を買ったついでにバス停の場所を聞いてみた。「バスはここの前から出るんですけれど」と言いながら、次のお客そっちのけで時刻を調べてくれた。
- 無事バスに乗った。乗客は一人だけだった。バス停の標識が無いことを運転手に聞いたら、「私も、最初こちらに来たとき、バス停もなく時刻も書いてなくて、どうやってみんな乗るのかと思ったら、けっこう地元の人はバスの来る時間を分かっているんですよね」との返事だった。
- 日曽の川入口でバスを下車し、集落まで車道を歩いた。車道の横ではフジやツツジが咲いていた。日曽の川集落からは舗装された林道を大引割の入口にある駐車場まで登った。駐車場には車が3台有った。
- 駐車場からわずかの登りで大引割に着いた。地面の割れ目は底が良く見えないほど深かった。大引割を回り込み、小引割まで進んでみた。シャクナゲが見ごろだった。アケボノツツジも少し咲いていた。
- 新緑の森を黒滝山へ向かった。最初はブナの森だった。天狗荘から大引割まで往復で歩く数人の登山者とすれ違った。やがてヒメシャラの森になった。横道との分岐付近は樹高が5m位で低めだった。鳥のさえずりが多く、虫も多かった。横道と分かれると稜線の右斜面を登る道になった。ブナが多くなった。
- しばらく登ると樹林に囲まれた黒滝山に着いた。樹林の間から不入山が見えた。
- 黒滝山からいったん下って小ピークへの登り返しなったところからアケボノツツジが多くなってきた。満開だった。すれ違った女性二人組の登山者は「何回か来ているけれどアケボノツツジは今回が一番きれいだ」と喜んでいた。
- 天狗ノ森との鞍部が姫百合平でベンチが有った。山頂を迂回する横道がいったん合わさっていた。天狗ノ森への登りでは鳥のさえずりが多かった。
- 天狗ノ森山頂直下から潅木の少し生える草原になった。白い石灰岩が点在していた。山頂からは南側の展望が良かった。
- 山頂からの下りではイチリンソウやエンレイソウなど春の花が多く咲いていた。瀬戸見森には展望台が有った。
- 新緑の森を下って行くと天狗荘に着いた。バスの待ち時間を利用して「カルスト学習館」を見学した。
- 天狗荘からのバスも乗客一人だけだった。