- 弘法でバスを下車したのは3人だけだった。好天の中、木道を登り始めた。時折、車道を走るバスの音が聞こえてきた。時々、登山者と出会った。この付近のチングルマは穂になっていた。
- 追分で道をそれ、松尾峠まで行ってみた。松尾峠からは立山カルデラが一望できた。
- 湿って滑りやすい下りの木道を追分まで戻り、弥陀ヶ原まで進んで一休みした。この付近は弥陀ヶ原ホテルに宿泊している観光客が散歩を楽しんでいた。
- 一ノ谷には雪渓が残っていた。雪渓を登るところで少し道を間違えて引き返した。一ノ谷からの登りは岩場になっていて鎖がついていた。登り切った台地に出た所にベンチが有ったので座って休み昼食にした。休んでいる2人組がいたので話をしたら、地元の人で天気が良いので日帰りで来たとの事だった。
- 天狗平への登りではチングルマが満開だった。天狗平付近には雪渓がたくさん残っていた。まっすぐ室堂へ向かうと時間が余ってしまうので地獄谷を経由した。地獄谷からみくりが池への登りにも雪渓が残っていた。
- みくりが池温泉のテラスで生ビールを飲むうちに、待ち合わせの「山形こまくさの会」メンバー20人が到着した。みくりが池温泉で宿泊した。
- 二日目は「山形こまくさの会」に加わって登った。あいにくと朝から雨。一ノ越で取りやめる事にして雄山山頂を目指すメンバーといったんは分かれた。やがて雨がやんだので、急いで山頂まで追いかけ、お祓いが始まる前に何とかメンバーに追いついた。結局、霧は晴れず、縦走はあきらめて、雄山から引き返すことになった。下り途中の一ノ越から少し下ったところで一瞬青空が広がったが、再び霧に覆われてしまった。一ノ越~室堂間には雪渓を渡る箇所がたくさん有った。
- 三日目、室堂で「山形こまくさの会」のメンバーと別れた後、浄土山へ登った。朝方の曇り空は、どんどん晴れ上がり、浄土山山頂では360度の展望が得られた。浄土山周辺ではハクサンイチゲがたくさん咲いていた。浄土山から一ノ越への下りではミヤマキンバイやタカネツメクサがたくさん咲いていた。
- 一ノ越からの下りは、前日の暗い雰囲気が一転し雪渓がまぶしかった。室堂山荘まで下山して浄土山を見上げると、ポールを立ててスキーの練習をしている人たちがいた。