- 室蘭市内を出発したときは、雨が降っていた。苫小牧西インターチェンジを出て、支笏湖方面に向かった。支笏湖の手前、数キロは未舗装の道だった。
- 車を置いた苔ノ洞門入口には立入禁止の表示があった。岩が崩落したとの事だった。自分たちのリスクで行くことにした。雨が本降りのためレインウェアを着た。第一洞門入口も縄で立入禁止が表示されていた。第一洞門の一番深いところは深さ10m位あった。第一洞門出口には逆向きに立ち入りが禁止されていた。どうやら危ないところは無事通過したようだった。
- 第二洞門を抜けると日が差し始めた。河原の跡のようなところを歩いていった。少し歩いて広くなったところでレインウェアを脱いだ。小鳥が鳴いていた。
- やがて道は河原の跡から右手の土手に上っていた。一面のマイヅルソウ群落が有った。しばらく歩くと、まばらで背の低い潅木帯になった。樽前山のドームが見えた。
- 次第に道は急になっていった。しっかりした岩場で登りやすかった。少し青空がのぞいてきた。
- 火口原の丁字路に着いた。正面には山頂ドームが見えた。丁字路を左に曲がり、東山に向かった。風があり寒かった。東山山頂手前の岩陰で休み昼食にした。単独行が逆方向に歩いていった。東山山頂からは中央ドームがよく見えた。支笏湖も見えた。風が強いので写真を撮っただけで出発した。
- 西山手前で先ほどすれ違った単独行とすれ違った。逆向きに一周してきたらしかった。小雨が降り出し、レインウェアを再びつけた。西山からは支笏湖がよく見えた。
- 丁字路まで戻り、ちょうど火口原を一周したことになった。丁字路からは登りで通った道を下った。これが見納めかと何度もドームを振り返りながら下った。