- 休暇村バス停のすぐ先が弓ヶ浜だった。砂浜のきれいな海岸だった。波打ち際を少し歩いた。浜辺の終わり近くから防波堤を越えて車道に出た。旅館や別荘を見ながら少し歩くと次の逢ヶ浜に出た。こちらは小石の浜だった。ハマダイコンが一面に咲いていた。
- 逢ヶ浜の外れでタライ岬歩道に入った。最初は階段の山道だった。登りつめたところにタライ岬への分岐が有った。健脚コースとらくらくコースが有ったので、健脚コースを取ることにした。いったん標高65m位まで登ってから35m位まで下ると、らくらくコースに合流した。
- タライ岬は標高30m位で海を見下ろす場所だった。ベンチと展望板が有った。誰もいなかった。三方を海に囲まれ水平線には大島や利島が望まれた。右手の石廊崎の上には風力発電の風車が10基ほど見えた。風の無い日で、風車はほとんど回っていなかった。ベンチに座って昼食休憩にした。半分ほど食べたところで記念撮影でベンチを少し離れた。いつの間にかトンビが頭上を旋回し始めた。どうやらコンビニ袋の中のおにぎりを狙っていたようで、あわててベンチに戻った。トンビはどこへともなく飛び去っていった。
- タライ岬からは海岸コースが分かれていたので、そちらを通って戻ることにした。岩に穿たれた階段を下って海岸まで降りた。入り江の向こうには釣り人が二人、釣り竿を持って歩いて行くのが見えた。入り江の手前で道は海岸を離れて木道の階段の登りになった。健脚コース・らくらくコース分岐の10m位先の分岐に着いた。
- 名残のツバキの花を見ながら歩いて行った。足元にはツバキの花が落ちていた。尾根を乗り越すところに二ツ石山の分岐が有ったので5分ほど登ってみた。藪になったので途中で引き返して分岐に戻った。分岐から少し進むと下りになり、やがて海岸への分岐に出た。海岸まで降りて一休みした。行く手の海岸に半円形の洞窟が見えた。
- 海岸を後にして分岐に戻った。すぐに車道になった。駐車場に男性が二人休んでいた。どうやら先ほどの釣り師のようだった。
- 素掘りのトンネルを抜けると田牛(とうじ)の集落だった。砂浜で一休みした。田牛の海岸の外れに竜宮窟が有り、観光客の車が10台ほど停まっていた。階段を降りると波で浸食された洞窟に着いた。天井がぽっかり空いていて日が差し込んでいた。海側の自然のトンネルの先には海がきれいに見えた。階段を戻った後、洞窟の回りの遊歩道を一周した。更に隣りのサンドスキー場にも行ってみた。30m位の斜面をそりに乗った家族連れが遊んでいた。
- 次の大浜へは三つのトンネルが有った。最初のトンネルは狭く、車が通るときには壁にへばりついて歩いた。服の壁側にトンネルのほこりが白く着いてしまった。大浜ではトンビが鳴いていた。波間には20人位サーファーがいた。波は低くてボードに乗っている時間も高々5秒足らずの様子だった。
- 大浜の外れから川沿いの遊歩道に入った。木道になっていた。川原の泥地にはたくさんの穴が空いていて蟹が出入りしていた。
- 吉佐美(きさみ)では近くのコンビニで買ったアイスクリーム食べながらバスを待った。