- 初日は曇り空だった。ロープウェイは込んでいて切符の列は100人以上になっていた。天神平までロープウェイで登り、歩き始めた。
- 登山者が多く数珠つなぎになって登った。熊穴沢避難小屋では中に入り、かろうじて空いていた長椅子に座らせてもらった。
- 小屋の先で樹林帯が終わり視界が開けた。岩場が多く鎖が数ヶ所に有った。振り返ると登ってきた尾根が見えた。天狗の留まり場を過ぎると笹原になった。あいにく霧が出てきて視界が閉ざされてしまった。
- 肩ノ小屋から一登りで谷川岳山頂(トマノ耳)に着いた。霧で展望は得られなかった。標識前は記念撮影の人が20人ほど列を作って順番待ちをしていた。
- 霧が濃くなったり薄くなったりする中をオキノ耳まで進んだ。少し紅葉が有った。オキノ耳を過ぎると人が減った。大勢の人が歩いてつるつるになった滑りやすい岩場を下った。
- ノゾキ付近ではウメバチソウが咲いていた。東側をのぞき込むと下の方に一ノ倉沢が見えた。少し残雪が有った。ノゾキからは岩場が少なくなり歩きやすくなった。名残のハクサンフウロが咲いていた。
- 一ノ倉岳山頂は霧だった。登山者が5人ほど休んでいた。小さな避難小屋が有った。一ノ倉岳から茂倉岳までは広い尾根だった。地塘が有った。茂倉岳山頂も霧だった。
- 茂倉岳山頂で右折し笹原の下りになった。下り始めてすぐ草刈り機が置いてあった。刈り払いしたばかりらしく登山道には青草がたくさん落ちていた。ところどころでハクサフウロやトリカブトが咲いていた。
- 霧の中を武能岳に登った。笹原だった。武能岳からはたおやかな稜線を蓬峠に向かった。ゆるやかな稜線の向こうに大源太山の鋭峰が見えた。
- 蓬ヒュッテは来年建て直しとかで壁のペンキがはげかけていた。水場までは下り標高差85mだった。小屋番氏によれば茂倉岳から大源太山までが整備の担当箇所で茂倉岳直下の草刈り機は自分のだと言っていた。小屋の宿泊は20人ほどだった。翌日の白毛門までの長丁場に備えて英気を養った。