- 名郷(なごう)から歩き始めた。八重桜やシャガがきれいだった。いったん歩道になった後、再び車道に出た。尾根を回り込むところに階段の付いた登山口が有った。脇にフデリンドウが咲いていた。
- 最初は杉植林だった。尾根を登ったり斜面を横切ったりして進んだ。最後に石灰岩の岩を見ながら急斜面を登ると標高710m地点で尾根に出た。眺めが良く一休みした。少し曇ってきて風も出てきた。
- 一登りで天狗岩だった。男坂と女坂が有った。男坂は石灰岩の大岩が60m程続き、岩の間や上を縫って進んだ。新緑がきれいだった。岩場が終わると女坂が合流した。「天狗岩頂上」の標識が有った。
- 尾根を登って行くと前武川岳に着いた。標識とベンチが有った。周辺は芽吹きの森だった。休んでいるとトレイルランナーが武川岳山頂へと登って行った。山頂へ向うと先ほどのトレイルランナーが戻ってきた。「雨が降りそうなので正丸駅に戻る」との事だった。空には黒い雲がかかり始めていた。
- ミツバツツジや桜の花を見ながら登ると武川岳山頂だった。ベンチが四つ有った。小犬をバッグに入れて登って来た登山者が休んでいた。山頂は広々とし、ミツバツツジが武甲山を背景に咲いていた。南側のヤマザクラも満開だった。少し西側の稜線にはカタクリの葉が有った。花期はまだだった。
- 二子山に向け縦走を続けた。次の蔦岩山には女性が二人休んでいた。これから武川岳へ向うらしかった。蔦岩山からの下りは急だった。先ほどの女性達もここを登ってきたんだと感心しながら下った。
- 下りきると右下に林道が通っていた。林道には出ずに稜線を忠実に歩いた。登り下りが多かった。最後に急坂を下ると林道に出た。林道を通った方が楽だったと思った。次の焼山へは急な登りだった。焼山からは武甲山が大きく見えた。
- 二子山の雄岳へは最後に高度差100mの急な登りが有り、やっとの思いで山頂に立った。いったん下って登り返すと雌岳だった。雌岳の方が緩やかだった。雄岳、雌岳とも山頂からの展望は無かった。
- 雌岳からは急な下りだった。土の斜面に手すりのように2本の長いロープが付けられていた。同行のAさんは「フィールドアスレチックのようだ」と言っていた。
- やがて兵ノ沢沿いの下りになった。水の流れが出てきた標高500m地点で休憩した。休憩後は歩きやすい道になった。のんびりと沢の流れに癒やされながら歩いた。芦ヶ久保では道の駅に寄って、お土産に横瀬町の野菜を購入した。
- 結局、この日は雨には降られず、新緑の稜線歩きを楽しむ事ができた。久々の5時間を越えるコースタイムの山行で、夏山に備えたトレーニングができて満足した。