- バスを降りたときは少し雨が降っていた。ザックカバーをつけて出発した。やがて降りが強くなったのでレインウェアも着た。
- 車道をオートキャンプ場のところまで登ると登山口が有った。カシなどが茂る照葉樹林の道を登り始めた。足元には桜の花びらが多く落ちていた。
- 桜の花びらはやがて少なくなり、いつしかオモトのような赤い実が多く見られるようなった。しばらく登ると大きな二つの岩のある猿岩に着いた。山頂まで0.2kmと書かれた標識が有った。
- 樹林の中を登って行くと、やがて視界が開け北側展望台に着いた。大島桜が満開に咲いていた。足元に雲見の集落が見えた。海へと続く尾根は桜の花で白っぽくなっていた。
- 北側展望台から桜の花の下を登って行くと山頂に着いた。山頂からは南側の展望が開けた。雨の中、桜の花を楽しみながら、しばし休んだ。
- 下りは東側の高通公園へ向かった。木の階段の付けられた急な坂だった。こちらも桜の花がたくさん咲いていた。途中で4人組とすれ違った。
- ごみ焼却場の脇から国道に出たところが高通公園だった。雨は小降りになっていた。
- 時折車の通る国道をゆっくりと下った。振り返ると桜の花で白くなった高通山が見えた。途中で降りが強くなり、雲見の民宿に着いた時は濡れ鼠になっていた。温泉で体を温め、海の幸に舌鼓を打った。