- 旭又には、すでに10台ほどの車が駐車してあった。曇り空の中を登り始めた。今回は12人の団体だった。
- 御滝神社を過ぎると本格的な登りになった。杉の巨木が多かった。チゴユリが咲いていた。標高720m付近はブナの森だった。コシアブラが多かった。山菜に目の無い人はさっそく若葉を採っていた。
- 御手洗付近まで登ると霧が出てきた。ブナの森からはキツツキのドラミングが聞こえてきた。1050m付近は新緑のブナ林だった。足元にはキクザキイチゲが多かった。曇り空で花びらが閉じているものが多かった。
- 稜線に出てからはカタクリやキクザキイチゲが多かった。山頂手前の小鞍部に小さな池が有り、サンショウウオが一箇所に集まって産卵中だった。池のあちこちにはサンショウウオの卵と思われる白い塊がたくさん有った。
- 山頂は霧で展望は無かった。下りは弟子還まではシラネアオイがたくさん咲いていた。弟子還の下りには鎖が4本あった。団体のため通過に時間がかかった。宝蔵岳からはブナ林になった。仁別森林植物館との分岐から宝蔵岳コースに入ると、タムシバ、ムシカリ、ムラサキヤシオの花が咲いていた。
- 標高600mまで下った時に、帰りの新幹線の時間に間に合わなくなりそうになったので、先に下山させてもらうことにした。付き合っていただいた3人を含め、4人で急ぎ下山した。
- 急いだ甲斐があって、秋田では着替えてから新幹線に乗る余裕が有った。