- 初日、合掌集落のある菅沼から車道を歩き始めた。ウツギが咲いていた。小瀬にはゲートが有り、林道は車両通行止めになっていた。
- 峰越登山口の20分手前、815m地点で水が小さな滝となって流れていた。少しシャワーを浴びながら水を汲んで3リットルにした。この付近は林道の舗装が波打っていて修理が必要な感じだった。
- 峠になったところが峰越登山口で反対側を登って来た車が1台停めてあった。登山口から袴腰山小屋までの間で二人組とすれ違った。小屋で泊まる事を伝えると、うらやましがられた。小屋は見晴しの良い場所に建っていた。
- 二日目、まだ薄暗いうちに小屋を出発した。最初の見晴しの良い稜線はすぐに終わり、ブナ林になった。ヤブツバキやムシカリが咲いていた。
- 山頂の一角に着くとT字路にぶつかった。左に曲がると最高地点の先に見晴しの良い場所が有り南側の展望が得られた。分岐に戻り少し進むと鉄製の展望台が有った。少し恐怖を感じるほどの高さが有った。
- 袴腰山からの下りは急でロープが付けられていた。送電鉄塔から鳥越峠付近まで草地が多く、眺めが良かった。ウグイスが鳴いていた。
- 三方山二峰の石の標識から右に踏み跡を進んでみた。しばらく平坦な場所が続いた後、下りになったので引き返した。1220m峰までのブナ林では、ヤブツバキ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、イワカガミが咲いていた。
- 送電巡視路を左へ分けると、道は少しヤブ気味になった。残雪が次第に多くなってきた。雪で倒れた枝が起き上がっておらず歩きにくかった。雪におおわれた尾根は、ところどころで広くなり、時々道を見失った。新緑の緑の中にタムシバの白が鮮やかだった。
- 猿ヶ山山頂は一面の雪だった。積雪は10-20cm有った。山頂標識が見つからず探し回った。結局、最初にザックを置いたところから5mの所に小さな標識を見つけた。
- 猿ヶ山からの下りは尾根がはっきりしていて迷いにくかった。1330m地点を過ぎると雪が無くなった。大獅子山分岐までヤブ気味の道が続いた。大獅子山へはテープに導かれて登った。途中で道を失い、最後はヤブの中を登った。大獅子山から分岐まで戻る時は赤テープに従って下りヤブを避ける事ができた。
- 大獅子山からブナオ峠まではヤブはなくなって、はっきりした山道だった。ブナオ峠には車が10台停まっていた。ブナオ峠からは車道を歩いて西赤尾まで下った。時間が有ったので缶チューハイで喉をうるおしながらバスを待った。
- ブナオ峠に出るまでに会った登山者は初日に袴腰山小屋に登る時にすれ違った二人組だけだった。