- さくらんぼ東根駅から仙台行きの都市間バスを一つ目の停留所、東郷で下車して歩き始めた。周辺はサクランボの果樹園だった。収穫時期は6月で、まだ実は緑だった。川沿いの土地が低いところには田んぼが有り、ツバメが飛び回っていた。快晴で田んぼから大朝日岳と月山が見えた。
- 常楽寺まで歩き、横の公園のベンチで一休みした。公園では老人がゲートボールをしていた。
- 常楽寺からは車道の緩い登りになった。サクランボ果樹園とリンゴ畑を見ながら歩いた。途中に鳥居が有った。しばらく歩くと登山口トイレに着いた。トイレ前の駐車場で一休みした。
- 登山口からは蛇行する林道を突っ切って登山道が一直線に付けられていた。何度か林道と交差した。エゾハルゼミがうるさく鳴いていた。
- 水の湧く「みそぎの井戸」を過ぎると六角堂が有った。中に入って休んだ。林道は六角堂まで通じていた。
- 六角堂からは谷間の道を少し進んだ。湧き水の所を過ぎると七曲がりになった。(一)から順に(七)まで番号が振られていた。周囲はウリハダカエデやホオノキの落葉広葉樹の森だった。エゾハルゼミがたくさん鳴いていた。
- 七曲がりが終わると見晴台が有った。月山が良く見えた。少し下から30歳くらいの男性登山者が登ってくるのが見えた。
- ミズナラ、アカマツ、キタゴヨウの森を登って行くと、山頂直下の神社に着いた。神社の裏手を登ると山頂に着いた。周囲にはヤマツツジが咲いていた。東側の展望が得られた。しばらくすると先ほどの単独行者が登って来た。単独行者は山頂を通過し先に進んで行くとすぐに戻って来て、我々に「鳥海山が見えますよ」と教えてくれた。昼食休憩をしていると、50歳くらいのトレイルランナーがやってきた。三角点に触れただけですぐに下山して行った。山頂から反対側に少し下ると「御室」と名の付く深さ2m位の穴が有った。
- 下る道を探しながら神社へ戻った。少し手間取ったが神社左脇に急坂の下りの道を見つけた。
- 最初は急な下りでロープが取り付けてあった。下って行くと少し方角が左にずれている感じがした。GPSでチェックした。「六角清水」との名の付く水場を過ぎると目標の尾根に出た。尾根道になると良く整備された道になった。
- 516mピークを左手から巻いた先に分岐が有った。尾根を離れて右手へ向かった。左下がりの山の斜面を通り、やがて左手に谷の道に入っていった。植林の道だった。少しぬかるみが有った。やがて雑木林になった。
- 登山口には鳥居と祠が有った。この日、山中では二人に会っただけだった。
- 登山口からは暑い車道歩きになった。月山がうっすらと見えた。サクランボの果樹園を見ながら暑い日差しの中を東郷まで歩いた。バスに乗ってさくらんぼ東根駅に戻った。