- バスを下車した時は雨が降っていた。待合室で支度をしている時にカメラが無い事に気がついた。バス会社とホテルに電話して確認してもらった。結局、見つからなかった。調べている間に小降りになったので気を取り直して登り始めた。
- 粟野川を渡り、まっすぐに参道を登ると田耕(たすき)神社に着いた。立派な神社だった。山門の軒下で雨宿りしながら休んだ。
- 車道に出て川沿いに上流に向かった。幕末の尊王攘夷派の公家、中山忠光を祀った中山神社で一休みした。中山神社の先で車道から未舗装の林道へと入った。四恩寺跡には石垣と石段、石の塔だけが有り、建物は無かった。
- 四恩寺跡の先で登山道になった。谷間の道は次第に険しくなった。最後にロープも使う難路を登ると古堂橋で舗装林道と交差した。
- 再び登山道に入り登って行くと、岩の間(ゴルジュ)を進む道になった。険しい道で、岩の上をロープを頼りに馬乗りで越える所が有った。白滝まで登ると、ようやく穏やかな登りになり、やがて舗装林道に出た。
- 林道を左手に進み山頂を示す標識に導かれて再び登山道に入った。途中で道が分かれ細い白い紐があちこちに着いていた。高みに向かって登った。最高点は霧で樹林に囲まれ標識は無かった。間近から風車の音が聞こえた。時間も少なくなったので下山する事にした。
- 帰りは山道を避けて安全な舗装林道を下る事にした。雨はやんでいた。林道の下り始めで、登った所は山頂手前の峰だった事に気がついた。
- 中山神社で河原に下りて靴を洗った。中山神社からの下りで振り返ると風車の回る山頂部が見えた。
- 今回は山頂には行けず消化不良の山だった。失意のうちに帰りのバスに乗り込んだ。運転手は行きのバスと同じ人で、下車するときに「カメラ見つかりましたか」と心配してくれた。「見つかりませんでした」と返事をすると「JRかも知れませんね」と慰められた。
- 夜、ホテルでカメラの忘れ物をJRのサイトに登録した。翌日、下関駅からカメラが見つかったとの連絡が有った。うれしかった。
