- 人身事故で列車が遅れ白木山駅の歩き始めは予定より35分遅れていた。小雪が舞っていた。車道を少し歩くと登山口に着いた。
- 山道には雪がうっすらと積もっていた。観音像がところどころにあり、赤い服を着ていた。
- 人気のある山らしく、穴地蔵までで4人の登山者とすれ違った。穴地蔵は岩に穿たれた穴の中に地蔵がいた。
- 五合目付近は松の多い登山道だった。更に10人位とすれ違った。五合目には「天主の段」との標識が有った。山頂方面の展望が開けたがガスがかかっていた。
- 時々日も差すも雪は降り続いていた。水場の小広場までに数人に抜かれた。傘を差して登っている人がいた。水場の小広場には水槽のような水ためが有った。標識によれば左手にトラバースして行くと水場がある様子だった。水場は通らずに尾根をそのまま登った。山頂が近付くと踏みつけられた雪が硬く、滑りやすかった。
- 山頂は約3cmの積雪だった。小屋が有り、中に人がいるらしく声が聞こえた。霧がちょうど晴れてふもとの景色が見えた。雪をかき分けると草地が出てきたのでシートを敷いて休んだ。
- 山頂からは尾根伝いに上深川(かみふかわ)方面に向かった。こちらの方が歩く人は少ないらしく数名の足跡が有るだけだった。樹林帯の道で山頂直下は少し滑りやすかった。やがて植林帯になり林道に出た。
- 林道は少し登りになったり緩い下りになったりした。積雪は1cm位だった。時々雪の下に水たまりが有り、踏みつけると氷を割るバリバリという音がした。
- アンテナ無線局の手前に上深川に下りる細い山道が有った。ここを降りるか少し迷ったが、林道を更に進んでアンテナ無線局のところから下山し始めた。歩きやすい道で足早に下った。松が多かった。時々ふもとの景色が見えた。尾根からやがて谷の下りになった。
- 登山口から車道を歩き、川を渡って上深川駅に着いた。足早に下ったおかげで朝の遅れを取り戻し、予定の列車に乗る事ができた。
- この日は山中ではアルコール無しだったので新幹線に乗ってから祝杯をあげた。満杯だったポットのお湯が無くなるまで焼酎のお湯割りを飲み、すっかり眠くなってから名古屋駅で東京に帰るK氏と別れた。