- 天狗岩登山口の駐車場には車が1台駐車してあった。端に有った案内図を確認してから出発した。
- 最初は沢沿いの道だった。ナメの多い沢を横目に見ながら登って行くと、橋の所で若いカップルとすれ違った。やがて二俣に着いた。古い小屋を利用した休憩所が有った。中に入って一休みした。
- 二俣からは右手の谷を進んだ。沢沿いの道で途中には水場が有った。登り切ると「ニリンソウのコル」だった。シーズンにはおそらくニリンソウがきれいになるコルでは、周囲のカエデが少し紅葉していた。冷たい北風が吹き、手が冷たくなったので手袋を付けた。
- コルから尾根を少し登ると岩の間の急登になった。登り切ると小鞍部で右手へ一登りで「天狗岩頂上」標識の有るピークに着いた。周囲は紅葉がきれいだった。北側の展望が良かった。休んでいるとキャップを被った若い女性単独行者がやってきた。「今日はどこまで行くんですか」と聞くと「天狗岩で帰ります」との返事だった。標識ピークの奥には鉄橋が有り、渡ると岩の上に出た。手すりが有り眺めが良かった。こちらも紅葉が見頃だった。三脚を使って記念撮影をした。
- いったん小鞍部まで戻り、今度は登ってきた方とは反対側に向かった。階段状の急な下りだった。やがて二俣から来た巻き道と合流した。
- 少し登ると標識が有った。道は三方向へ分岐していた。標識には下の二つのトラバース道が烏帽子岳へ向かうことを示していた。上への道には小さくマジックで「シラケ山」と書かれていた。上への道に向かった。
- 赤テープを拾いながら踏み跡状の道を登るとシラケ山の東側に出た。岩稜を一登りするとシラケ山山頂に着いた。切り立った狭い岩峰になっていて眺めが良かった。周囲の紅葉がきれいだった。日が差して暖かだった。展望を楽しみながらゆっくりと休んだ。雲が少し出てきて、両神山方面は山頂部が雲に隠れてしまった。
- 帰りは登りとは反対側に岩稜を進んだ。よく踏まれていて登ってきた方より歩きやすかった。やがて烏帽子岳へ向かう巻き道に出た。落ち葉に埋もれかけた巻き道を通って休憩所の有る二俣に戻った。二俣からは往路を駐車場まで戻った。
- この日は短いながらも岩場と紅葉を楽しめた山行だった。下山後は「道の駅上野」に寄って地元の十石味噌と野菜を購入した。あいにく名物の味噌ソフトクリームの売店は終了していた。